リビング、居間、茶の間、

呼び名もいろいろだとすれば、

その有り様も、その数( 家の数 ) だけあるのかもしれない。


決して、どこそこのハウスメーカーの

モデルプラン10種とか、

大手建材メーカーの重たいカタログの、

耳障り爽やかな、雰囲気エレガントな和製英語でも、和製 フレーズでもない、

オシャレなキラキラネームのリビングの

思い付く限りの数々のバリエーションは、

もしも瞬間、心ときめいたとすれば、

5分後、その反動で、冷めていく・・


まるで、そのまま、

AIの描いた、注文通りの見透かされた、

未知の絵画のようなもの。


ワタシのリビングは、決してバリエーションの組み合わせでもなく、

新しいアイデアの発表会でもないのだ。

ワタシのリビング ( 活きる間 ) を考えることは、

そのまま、これからのワタシとワタシの家族のビジョンのことなのだ。


注文住宅は、文字通り自由設計で、

無地 プレーンなカタマリから3Dプリンターで夢を削り出す作業かもしれない。

でも、現実の制約は、がんじがらめで、夢のパズルを解くようなもの。

そしていつか、夢のマイホームは、

家族をつなぐ絆となり、時に家族を拘束していく・・


                                     ○


LDKは、12帖ほどだったろうか。

アットホームな空間。


はじめて使う言葉なので、どんな意味か調べてみた。

[ まるで、家にいるような空間のこと ]

なんと、そりゃそーだ。


第一印象は、あたたかい リビング。


さて、僕が何にいったい驚いたのか!?

とっとと、箇条書きで上げてみよう。


リビングの要、フローリング。

杉の無垢、たぶん自然塗料仕上げ。

全体の6割が剥げている。

濃いベージュと杉の白木色。

剥げているところは、ウズクリ( 木目が浮いている ) になっている。

心地いい肌ざわり。

にしても、とちらが主か分からないフロアー。


次に目を引いたのは、リビングと隣室をさかえる、高さ2.3m 幅1.8m の大きな吊り扉。元々は、和室との境で扉がなかった所に、改修工事で新たに取り付けたものとか。

すぐ隣に、浴室とか階段に続く、同じく引戸があるのだけど、

高さが合わないのは、まぁ仕方ないとしても、既存の引戸は、木の無垢仕上げ、クリア仕上げに対して、新しいでかい扉は、

薄青色のきれいな色が塗られている。


何故なんだ?


そして、極めつけ、キッチン回り!!


これは、次回にしようか。


かなり 眠いのだ。