約一月 休みなしだった。
一月ぶりの日曜日、ずっと気になってた映画を観に行った。
役所広司主演「 パーフェクトデイズ 」。
63歳の 自分に深く刻まれた。
映画の伝えたいことが、
僕の伝えたいことと、多く重なっている。
映画には極端に台詞が少ない。
だから、言葉で表したくない。
映画の映像と、
光と影と、音と、音楽と、人の表情で、
表現されているから。
深い共感。
人の呼吸が感じられるような、
おなじ木漏れ日を受け、
おなじ 共感を感じ合っているような、
かなしくも、おかしくも なく。
ただ、自然に溢れる涙。
なんの涙?
涙に意味などない。
感動とか、感銘とかでなく、
おなじなんだと。
みんな ぼくも おなじなんだと。
役者のラストの 表情は、内からわき上がる、そのこと。
ゆるし、ゆるされ、
みんなおんなじなんだと。
一つの地球に、
一つの太陽、
おなじ木漏れ日浴びて、
自分の影を踏んでいる。
みんなおなじなんだ。
おなじ人、思ってる あなたは、
はじめての人でも、おなじ人なんだ。
あふれるもの、
おなじなんだな。
熱い涙は、今なんだな。