第21条 投球時間
投球時間は1分以内、このことを規定した条文です。面白いのは、2項でビュットの投球についても適用されるとしているところでしょうか。
ビュットの投球時間に関しては、7条7項で一度説明してあるにも関わらず、21条2項での再びの説明・・・ルール全体では、説明不足なところが多いのに、ここは結構丁寧・・・そんな感想を持ってしまいます。
新ルールとの関連でいえば、違反した選手のみならず、チーム全員がイエローカードを提示される、集合的イエローとなるところです。
決勝戦、一度このカードを提示された同一試合においてという想定で、審判員も試合開始からずっと付き切りのなかでの、快心の一投が出来、ついに優勝決定かというとき、たとえばその投球が6条14項違反であったならば、その快心の一投は、審判員裁定により「投げたボールまたはこれから投げるボールの無効」中、投げたボールを無効とする・・・こちらが適用され、残念ながら夢と終わってしまいます。
条文でいえば、35条1項2号適用ですね。
22条 移動したボール
ここは、12条「隠れたり移動したりしたビュット」とリンクしている条文。
マーキングのないボールは、いかなる抗議も認められません。