息子２人京都府立医科大学医学部現役合格。
「ぺたほめ」で自信とやる気と人生を楽しめる子どもで
日本中いっぱいにしたい！藤田敦子です。
きのうは次男けんごが来る日も来る日も小学校の大文字駅伝を目指して受験勉強大変な６年生、欠かさずにマラソン続けていたのに
「大文字駅伝に出るのあきらめる」
といった話でした。６年生11月でした。
「え？」
「え？なんで？」
けんごは私にこう言ったのです。
「今からこのまま、大文字駅伝の練習続けても、
洛星は受かると思うけど、
けんごもがいと（長男）と同じように、東大寺学園も函館ラサールも受かって洛星に行きたいねん」
そういったのです。
自宅から洛星は自転車で5分。東大寺学園中学は1時間40分も片道でかかりました。それもあって洛星狙いでした。
そして通っていた塾では合格した学校名をすべて書いたトロフィーをいただけるのです。
「洛星・東大寺学園・函館ラサール合格おめでとう」
３校の名前が書いてある長男のトロフィーは玄関に飾ってありました。
洛星より東大寺学園のほうがはるかに偏差値高いのです。東大寺学園は奈良にあるのですが、けんご受験の年に大阪から奈良までの特急が開通したことから、長男の時より、東大寺学園の偏差値はかなり上がるだろうと塾から言われていました。
「え？
でも毎日練習してきたのに、いいの？」
「もう決めたから」
迷いもなくきっぱりいう、しっかりした12歳のけんごがいました。
この時のことを思いだしたら今でも涙が出ます。
けんごは泣いてはいませんでした。
自分で人生の大きな決断をしたのです。
12歳で現実を把握して、
自分で決断したけんごはすごいなあって思いました。
私の方が、しばらく気持ちを引きづっていました。
だって、来る日も来る日も暑い日も、塾が午前中から始まる日も
毎日毎日何キロも走っていたのを知ってたから。
中学受験の経験が次男けんごを成長させてくれたのでしょうか。
母子家庭になって、ワーママその中での中学受験だから強くなったのでしょうか。
今も書きながら涙が出ます。
私はあきらめが悪いから二兎追ってしまいがちです。
でもけんごは違いました。
うまく中学受験を成功できるということは
一生ものの「心」を育ててくれるのかもしれません。
自分の人生を自分で決断して切り開いて、
どうしたら一番よい結果が手に入るのか予測する力も得られたのかもしれません。
洛星の合格発表の日のけんごの写真です。
そして次男けんごは
洛星中学、東大寺学園中学、函館ラサール中学をすべて合格して念願の3つの学校の名前の入ったトロフィーを手にすることができたのです。
その後、いつもけんごの決断はすごいです。
やっとレギュラーとれて、京都府でベスト８までフルレギュラーで頑張ったサッカー部を高校1年でやめた時の理由。
高校2年生、スマホを私に自ら預けに来た時の理由。
この話はまた。
いつもすごいなあって感心させられます。
この決断力は中学受験のおかげだなあって思います。
今でも私に意見をズバッといってくれる時。
迷っている私に助言もしてくれます。
本当に心強いです。
中学受験って大変だけれど、子どもを何周りも大きくしてくれる人生において貴重な体験だったと思っています。
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