今回の、助産婦さんが起こしたホメオ事件で思ったことは、
やはり、ホメオ自体がどうのこうの、ということではなく、
学校の在り方、教育の在り方について、考えさせられた。
学校とは、二足歩行の動物を「人」へと進化させるために
成長の場として、教え、育成すべき場であったのに、
今や、知識を切り売りする場と化してしまったことが問題なのであろう。
そして学ぶほうも安易に
「とにかく3~4年出席してれば、ナニモノかになれるんだから」という気持ちで
覚悟なくその道に足を踏み込み
「時間とお金を払ってるんだからぁ、お客なんだからぁ、それなりのものチョウダイよ」
という姿勢の人が多いのだろう。
学校は答えを売ってるコンビニではないし、
ましてや、ナニモノかに「してあげる」ところではない。
日本人は、いつまでたってもヒナ鳥のままだ。
いつまでたっても、自分では努力することなく、ただ口を開けて「チョウダイチョウダイ」と
ピーピー鳴いて、何かくれるのを待ってるだけだ。
いいかげん、もういい大人なのだから、自分の羽で羽ばたいて
大空を舞ってみたらどうか。
教育機関も、いいかげん大人にエサ(知識)を運んでお金に変えるのをやめるべきである。
大空にはばたいていくのをサポートすることこそ、教育機関なんじゃないかと思う。