さてペットたちの気持ちを頭で体験してみよう。


今あなたは、幼稚園にやっと入れるくらいだとしよう。


その前までの赤ちゃんのときはガラス張りの部屋で

ガンガンの24時間の蛍光灯と騒々しい人の声と

ウトウトする度にコンコンと部屋をたたかれ起こされてしまう、そんな毎日を送っていた。


さてあなたは

やっとそんな空間から解放されたとしよう。


しかし着いた先はアラブ。

言葉はわからない、

やたら抱っこされまくってたと思ったら、

12時間くらいひとりぽっち。


だーれも知り合いがいない。


知らない臭いの空気、湿度、温度。

話相手もいない。


出される食べ物は

毎日毎日、コーンフレークミルクなしのような味気ないもの1皿と水のみ。


いきなり、大きな声でわめかれて、

頭をぐいぐい押されたり

急になでなでされたり

叱られてるのか、誉められてるのかさえ

意味が全くわからない。


どです?

そんな感じが

売られて家庭に入る犬猫たちだ。


それでも彼ら(ペット)は

何十倍もでかい巨人の我々を

邪気なく、疑うことなく、信じて

いつも陽気な気持ちにさせてくれる。


自分だったら絶対心を開かないだろうな。苦笑


無償の愛でハートを開いて受け入れてくれる

彼らは本当になんていうか

「愛」そのものが息してる聖なる生命体だと思う。


人間なんかよりずーーっと聖なるもの。

愛を知るためのすばらしい師だと思う。


どんだけたくさんの愛を教わり、与えてもらえたら

人間は、本当の人間になれるのだろう。