彼女はカリカリから猫の手作りごはんに変えるのに丸2年かかっている。
「2年」。
書くとたった一言だけど、それはとてつもなく長い時間。
あせり、孤独感もあったであろうに。
深く考え、試し、検証し、また考え、足りない部分は勉強し、そして試し、検証し、考え・・・。
コツコツ、コツコツ、2年かけて移行(チェンジ)を仕上げた。
それはまぎれもなく、机上の勉強とは違い、輝く智慧になった。
彼女を助ける財産になり、動物を救うための「技術、手法」として身にまとうことができるようになった。
チェンジはチャンスだ。
彼女の思い。
それは
「犬猫に健康な食事を食べさせてあげたい!」
「そして、なによりも、飼い主さん自身のために、伝えていきたい。」という。
ペットが死んだとき
『もっとできることがあったはずなのに』
と絶対後悔し、
『どうしてあのときもっとがんばらなかったんだろう』
『なんで手作りごはんをあきらめちゃったんだろう』
と絶対、必ず自分を責めることになる。
その後悔は飼い主のためにも一緒に生きてきた動物のためにもよくないことだ。
死んでいった動物もそれでは報われない。
最期の日に
「ありがとう、一緒に暮らせてしあわせだったね」と心から言えるよう、
動物に心から感謝できるよう、
そのためにコツコツと彼女は今日も手作りごはんを啓蒙している。
そしてそんな彼女だからオイラは一緒に仕事をしていこう、と思った次第だ。