私は足にゆとりのある
大きめの靴を履く事が多いので
もしかしたら今回の内容は
当てはまる可能性があるかもなぁ

今日は浮き趾。
先行研究で幼稚園児193例の足趾接地状況を計測により、
完全な浮き趾・不完全な浮き趾を合わせると
第5趾で74.2%
第4趾で29.0%
第3趾で18.6%
第2趾で26.4%
も、みられており、他先行研究でも同様に外側の趾ほど浮き趾の発生率が高いとのこと

子供の頃から合った靴を履かないと
靴の中で趾があそんで趾が浮いたり
踵の固定があまくて捻挫や転倒に繋がりやすいんでしょうね
浮き趾度をチェックする方法も紹介されてます!
スコアの評価方法について
わかりやすい文献を今日は紹介。



浮き趾評価の信頼性と浮き趾の抽出法について
福山勝彦 丸山仁司
理学療法科学 27(4):497-502 2012
足底は唯一地面と接している部分であり、身体支持と重心移動だけでなく、床面からの刺激を感受し姿勢を制御する基盤

足は一般的に足部(前足部、中足部、後足部)と足関節が含まれ、1つの機能ユニット

地面への踏ん張り、身体の安定、力強い歩行さらに走行へと繋がるためには前足部の機能が極めて重要

しかし、近年前足部における問題として足趾が地面に接地せず、歩行時に趾先までの体重移動が行われない『浮き趾』について多く報告がある
浮き趾例では足趾把持力や床面からの感覚入力の低下により、重心移動能力、動的バランス、歩幅、歩行スピードの低下といった運動障害が出現する



また、継続的な浮き趾の存在は、歩行時の体幹アライメントの崩れや、傍起立筋、大臀筋などの筋活動の乱れと腰痛の出現に繋がる可能性があることも示唆されている

〈対象〉
健常成人130名(男性58名、女性72名)
年齢は平均21.8±2.7歳
〈方法〉
Pedoscopeにて撮影した足底の画像を使用。
開眼位での立位状態で、趾先に力を入れずに安静立位をとってもらう。
安静立位での浮き趾スコアの信頼性と、これをもとに分類したグループ分類の信頼性を求めた。
また、動作時における接地状況の趾接地変化を分析。設定は、足趾で床を押した状態での立位(努力立位)、および踵を浮かせたり体幹を屈曲させたりせず身体の重心を前方に最大移動し静止した状態での立位(前方移動)とした。
浮き趾スコアの算出方法
左右10本の足趾に対し、
・完全に接地しているものを2点
・接地が不完全のものを1点
・全く接地していないものを0点
20点満点での合計点を算出する

分類は以下参照
・正常群…スコア18点以上かつ両側第1趾とも2点のもの
・不完全接地群…17~11点のもの
・浮き趾群…10点以下のもの
※本文では浮き趾群をさらに擬浮き趾群と真浮き趾群に分けてます
〈結果〉
浮き趾群においては前方へ体重移動をすると第5趾を除きほぼ接地可能だった。
浮き趾は可逆的で、その半数以上は改善可能。
また、安静時は接地していなくても、歩行時には足趾まで重心移動がなされていることが推測される。
意外なところでいうと、第5趾に加え第1趾にも浮き趾の発生率が高かったということ!
浮き趾の発生において、足趾屈筋や母趾外転筋、後脛骨筋などの内側アーチ形成に関与する筋の機能低下がその原因の1つに挙げられる

内側アーチが低下すると、荷重により足部は回内し、扁平足や外反母趾を呈する。
足部が回内し、体重を足底内側で支持することで、第5趾が浮き上がる。
また浮き趾例には内側アーチの上昇したタイプも存在する
このタイプは小さすぎる靴やハイヒールなどの履物が原因で、足趾伸筋の過緊張、足底腱膜の短縮した状態と考えられる。
内側アーチが上昇することで、体重は踵と中足骨頭で支えるようになる。
これが継続されることで、骨間筋による固定性の低下、足趾伸筋のさらなる過緊張が起こり、前足部横アーチが逆転する。
つまり、第2~4中足骨頭が、第1・5中足骨頭より降下した状態となる。
これが、アーチの上昇したタイプにおける第1、第5趾が接地不良となる原因と推測。
今回の研究では、
浮き趾評価の信頼性を確認出来た。
また浮き趾群前の「擬浮き趾群」は可逆的に改善が可能!
将来浮き趾群に移行する可能性があることを認識する事!
原文はこちら
ふむふむ。
感慨深い内容でした
足趾の存在が姿勢制御に与える重要性をもう一度認識し、治療やトレーニングの中で検証していきたいと思いました
長文に付き合って頂きありがとうございます

次回はハイヒールを履く人の足の特徴でも
