トレーニングやリハビリでよく行う
【カーフレイズ】
踵上げの運動ですね

この運動を単なるふくらはぎだけの運動で考えている方、
最後までご覧下さい
見るポイントが増えるかもしれませんよ

今日の
紹介する文献はこちら



女性におけるつま先立ち・ハイヒール着用時の歩容
山本博男 さん他
金沢大学人間社会学城学校教育学類紀要
第1号 35~43 平成21年
つま先立ち熟練者および非熟練者を対象に歩行実験を行い、つま先立ち歩行が歩行中の体幹や身体活動にどのような変化を及ぼすのかを明らかにすることが目的。
〈方法〉
健康な女子大生6名
(身長160.8±7.1cm、体重52.5±4.9kg、年齢21.2±1.1歳)
※そのうち3名は器械体操もしくは新体操の経験者(5~10年)でつま先立ち熟練者とする。
通常歩行をNW。つま先立ち歩行をTW。
全身に計18カ所にリフレクティブマーカーを装着し、全長13mの歩行路を歩き関節の変化を計測した。
〈結果〉
i.TWとNWの比較
・体幹角度において、胸椎上部の最大屈曲角度のみ有意差あり。
・膝関節角度において、最大屈曲角度と可動域に有意差あり。
ii.つま先立ち熟練者と非熟練者の比較
・胸椎上部においてTWとNWの両方で、熟練者のほうが伸展位で変位している傾向にあった。
熟練者は3施行とも同じような変位を示したが非熟練者は3施行ともばらつきあり。
また歩行サイクルで熟練者の方が踵高は高く維持できていた。
膝関節については、最大屈曲角度は熟練者の方が小さい傾向にあった。
〈考察〉
i.体幹について
つま先立ちは身体を前傾させる。過度の前傾を抑え、歩行のバランスを獲得するために、胸椎の伸展が起こった。
胸椎の伸展が腰椎前弯を減少させ腰痛予防になると考えられる。
ii.膝関節について
足関節と膝関節は互いに拮抗した動きで、上下の動きを相殺している。
TWは足関節の、可動域が制限されるため、膝関節の可動域も減少したと考えられる。
iii.つま先立ち熟練者と非熟練者の比較
熟練者は胸椎上部が、伸展位で変位している傾向がみられた。
また熟練者はつま先立ちの習慣化で、アキレス腱が強く、足関節底屈維持能力を獲得し、歩行のバランス保持能力を向上させていたと推測。
〈結論〉
つま先立ち歩行は胸椎を伸展させ、歩行中の膝屈曲を小さくすることがわかった。
つま先立ちの習慣化が体幹の伸展に影響を及ぼす一要因と推測される。
原文には『ハイヒール着用時における携帯使用の歩容』も載ってます
床反力である背屈モーメントに抵抗する底屈モーメントを発揮することは姿勢制御として上に伸びるってことだから大切ですよね
ただ踵を上げるだけでなく、
上に伸びる為に胸椎や膝が協応して伸びてるか一緒にチェックしなきゃね

また次回もよろしくです


