映画「国宝」の脇を固める役者たち |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

「映画『国宝』がいいですよ」

と私に教えてくれたトモダチは、

なんと、もう5回も映画館に足を運んだそうですポーンポーンポーン

 

「『国宝』ですか?

原作は誰なんだろう?」

と調べたら吉田修一だというではありませんか!!

それはみないわけにはいかないよね?

 

好きなんですよね〜、このヒトの人間の描き方が!!

 

で、私も本日、二度目の映画館となりまして

原作も読み終わりまして

映画「国宝」についてほんの少し書いてみようと思います。

あ、ネタバレはあるかもしれませんので、悪しからず。

 

ともかく大人気のこの映画。

吉沢亮がいい! 横浜流星もすごい!

田中泯はバケモノ! 渡辺謙の演技が!

などなど、多くの方々がおっしゃっていますので、

私は脇を固めた役者のことを書こうと思います。

 

吉沢亮演じる主人公喜久雄の少年時代を演じた黒川想矢も妖艶な女形で大評判を得ています。

 

が、私が最初に驚いたのは最初の演目である

「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」で関守の関兵衛を演じた

徳次役の下川恭平です。



 

黒川想矢の女形ばかりに目が行きがちですけど、

この関兵衛の最初の立ち姿があまりにもきまっていたので

私はこの時の彼の左手に身惚れました。

本物の歌舞伎役者が演っているのかと思ったくらいです。

 

そしてこの下川恭平は

私のイメージする徳次にイメージがピッタリ!

よくこんな俳優さんを見つけてきたものだと

キャスティングディレクターに大感謝です。

 

そして宮澤エマ。

ヤ◯ザの親分の女将さん、という役どころ。



 

当代きっての歌舞伎役者である花井半二郎が宴会にやって来るわけですが

その惚れ惚れするような男っぷりの半二郎に

ずっと熱い視線を送り続けています。

その時の表情がたまらなくいいんです。

 

そして忘れてはならないのが

歌舞伎の興行を引き受けているプロモーターである竹野役の三浦貴大。(真ん中に写っているのが彼)



(真ん中に写っているのが三浦です)

このヒトを映画で見つけると嬉しくなる。

<うだつの上がらない、またはさえない背広姿が日本一似合う男>

と、私は勝手に太鼓判を押しています。

 

この竹野という男、原作では一癖も二癖もある

厄介な男です。

えげつないこともするし、

漢気を持ち合わせているところもある。

この男の存在に喜久雄たちは運命を大きく変えられたりしていきます。

この竹野に、三浦貴大はうってつけでした。

で、勝手に驚いたのは

彼の声や喋り方が父親である三浦友和にそっくりになっていたこと。

 

<血の継承>

というのが、この作品の重要なテーマである中、

ある時期日本中を騒がせた父親に似てきた三浦貴大が

こんなところに出ているのが、

この映画の面白さを倍増させているような気がしてなりません。

 

歌舞伎の中の演目が

原作と映画とでは多少違っています。

 

私は「阿古屋」がみたかったなぁ。。。と思ったのですが、

さすがにそれは無茶な話。

映画としてのまとまりで言えば

最後に鷺娘で〆るのが一番いいのでしょう。

 

あの原作をよくぞここまで!

と、李相日監督や脚本の奥寺佐渡子に大拍手合格合格合格

なのですけれど、

吉田修一の、吉田修一ならではの人物といえば

喜久雄の子分である徳次なんです。

この徳次は原作では実に義理堅く、一本筋の通った若者で

それでいて危なっかしくもあり破天荒な男でもあります。

徳次が映画の中では出番が少なかったことはとても残念。

 

下川恭平で、徳次のスピンオフをとってくれないかしらん?

などと期待してしまいます。

 

たぶんまだ書き足りない。。。

まぁ、また続きを書くかもしれないけど

今夜はこのへんでウインク