映画「ウォーリー」について少し |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

ピクサーの映画の中で、

今まで私が面白いと思ったものをあげてみます。

 

ファインディング・ニモ  2003年 アンドリュースタントン

 

 

ウォーリー        2008年 アンドリュースタントン

 

 

カール爺さんの空飛ぶ家  2009年 ピート・ドクター

 

 

インサイド・ヘッド    2015年 ピート・ドクター

 

 

ファインディング・ドリー 2016年 アンドリュースタントン

 

 
 

 

 

公開年数の後に書いてあるのは監督の名前です。

 

人の好みって、やっぱり傾向がありますね。

数あるピクサーの映画の中で、

私はアンドリュースタントンとピート・ドクターが

監督をしているものばかりがお気に入りみたいです。

 

ピクサー映画は脚本にじっくりと時間をかけることで有名なのだそうです。

アンドリュースタントンはニモからウォーリーまでに5年かけています。

ピート・ドクターはカールじいさんからインサイド・ヘッドまで6年かけています。

 

細部にまでこだわった映画作りには心から敬服します。

どれもこれも、素晴らしい作品ばかりですよ上差し

 

さて、そんな中。

今回は「ウォーリー」をみましたので、そのことを少し。

 

 

向かって左がウォーリーです。

「WALLーE」というスペルです。

Waste Allocation Load LifterーEarth Class

ゴミ  配置  積載 上げる 地球型

 

「地球型ゴミ運搬ロボ」のことです。

 

そして向かって右の洗練されたスタイルのロボットは

イヴといいます。

映画の中では明らかにされませんが

パンフレットによると女の子なのだそうです。

 

ちなみにウォーリーは男の子ね。

 

要するに、

ロボットによる青春恋愛映画です。

 

700年もただ職務を全うしてきたウォーリーの前に、

ある日突然、大きな宇宙船が舞い降りて

そこから真っ白いハイセンスなロボット

イーヴァが現れます。

ウォーリーは一目惚れ。

そこから二人が結ばれるまでが映画になっています。

 

 

もう、ね。

画面の細部に至るまで

クオリティの高さ、緻密さがあふれています。

汚染されて、人間が住めなくなった地球で

たった一体取り残されたウォーリーは

日々、ゴミの運搬に励んでいます。

ここで唯一の生命体であり、

ウォーリーのトモダチであるのがゴキブリのハル。

唯一の生命体がゴキブリであるというのが妙に納得。

でも、このハルは洗練された姿になってるので

ゴキブリ嫌いな人でもみられるんじゃないかなって思います。

ただね〜、動きは見事にそのもの、ご注意を。

 

地球を離れた世代宇宙船では人類が生き残っていますが

動くことをやめてしまい

全てオートマティックになった宇宙船内で

全員メタボ、無個性で暮らしています。

人工授精で生まれるベビーたちも

同じように無個性です。

 

そんな<ふれあいのない世界>において

ロボットのウォーリーはイーヴァと

手を繋ぎたいと望みます。

 

そんな二人に感化されて

無個性でやる気のなかった人間たちの中から

一人、また一人と

動き出す人が出てきます。

 

この映画は細部まで細かく考えてく作られている

と書きましたが、

なんといっても<おとぎ話>なんです。

なので、

退化しちゃって動けないはずの人間たちも

地球に着陸したら立って歩いているし、

外に出て息をしています。

 

700年も立っていても

カセットテープやVHCビデオは機能します。

 

宇宙船内にはしっかりと引力がはたらいています。

 

そういうところは楽しんでご覧になってくださいね。