お通夜のあいさつ |      生きる稽古 死ぬ稽古

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ー毎日が おけいこ日和ー
        

おつきあいや、お仕事の関係で、

まったく知らない人、会ったことのない人のお通夜やお葬式に

行くことが多いという方もいらっしゃると思います。

私は、ほぼはじめての経験でした。

夫の伯父さんのお通夜に行ってきたのです。

20人ちょっと、というわりと簡素なお通夜でした。

読経が済み、お焼香が終わると、

30代くらいの男性が前に出てきて、あいさつをされました。

こんな感じでした。

「父は2000年に脳出血で倒れました。

身体が不自由になってからも、

弱音を吐かず、明るく生きていました。

昨年、体調をくずして入院しましたが、

私たちは、また元気になって家に戻ってくれると思っていたのです。

それがかなわず、残念なことでした。

入院中は、呼吸が苦しそうでしたが、

それでも決して弱音は吐きませんでした。

そんな父を、私は尊敬しています。

(おとうさんの遺影を見ながら)おとうさん、ありがとう。

そして、そんな父を、

そばでずっと看病していたおかあさん、どうもありがとう。

みなさま、本日は来てくださって、ありがとうございました」

こうやって文字にすると、

なんてことなく読めてしまいますが、

素直に、なんのてらいもなく、おとなしい声で、

そして時々、言葉に詰まりながら、

ちょっと泣けちゃったりしながらのあいさつでした。

このあいさつに、集まったほとんどの人が心を打たれまして…。

なんというのか、生前の親子関係などがしのばれるのです。

派手ではなかったのかもしれないけれど、

家族がよりそって生きてきたのだなぁラブラブ

この最期の場所で、

息子に尊敬していると言われ

ありがとうといわれたおとうさんは、

素晴らしい幕引きだったのだなぁドキドキ

いろんなことを想像させられて、

思わずボロボロと泣けてきました。

このあいさつをきいていると、

家族としてのあたたかさが、伝わってくるのです。

会ったこともない人のお通夜に行って、

そのあいさつに泣いたのでしたあせる

「あのあいさつがきけただけで、来てよかった」

と言ってる方も声も耳にしました。

<いい年をした>と言われるような年齢になって、

こんなふうに、父の遺影を仰ぎ見ながら

「おとうさん、ありがとう」

って言えるなんて、とても偉大なことだと思います。

なんというのか、

とても尊いものをみせてもらったような時間でした。

ジブツタがめざしている世界の一つ

(必ずしもこれでなければ、とは思いませんが)

は、こういうところかもしれないなぁ…と思ってみたりもしました。

とてもとても、すばらしいお通夜でした。

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