入院34日目 小脳への転移 | 還暦主婦、肺腺癌stⅣ

還暦主婦、肺腺癌stⅣ

2022年6月に60歳直前で肺腺癌ステージⅣと診断されました。
EGFR遺伝子変異(L858R変異)
タグリッソ1年、ジオトリフ1か月、アリムタ・カルボプラチン、アリムタ単剤3クール、タルセバ・サイラムザ10クール、脳転移再発で左麻痺、脳放射線定位照射。

9月11日(水) 入院34日目



昨日、朝食前にめまい(ふらつき)があった。

1分程度で治まったが、顕著なめまいは倒れて以降は初めてなので、弱気に陥った女はさらに弱気に堕ちていく。

車椅子から離れられなくなってしまった。



午前中、回診で病棟主治医がひとりで来てくれた。めまいの件を報告すると、主治医は言った。

「小脳の転移の影響かも」



オットが来て説明を受けたとき、頭の下の方にごく小さい転移があったと言われた。もともとのふらつきの原因だったかもしれない、と。

そこは小脳だったのか。


そこは今回の放射線定位照射の対象にはなっていない(たぶん)。脳幹には放射線を当てたが、小脳は対象外だろう。


小脳は動きを司る部分のようだ。

最近は病気を調べることを避けていたのだが、小脳を検索してみた。


眼振、ふらつき、四肢が思い通りに動かない、etc.


なんだ。私の症状、まさにこれじゃん。

ってことは、今の手足の症状や眼振、ふらつきは末永くお付き合いしなきゃいけないお相手ってことか。リハビリで改善するモノじゃないのか。



夕方に病棟主治医の回診があったので、聞いてみた。

「私の今の症状は、小脳の転移が影響しているって考えるのが正しいんですね?」

「おそらくそういうことだろうと思われます」

「ではリハビリしても、症状軽減の効果は期待できない?」

「リハビリは筋力や体力向上に効果大です。続けてください」


う~ん、治るものではないのなら、現状維持が目標か。


しかし。まだまだ軽症なはず。

唇の痺れはあるが、言語障害までは行っていない。ちょっとしゃべりにくい程度だ。

手先もちゃんと方向をわきまえるようになった。手先に力が入らないのが、唯一の不満。

まぁ、手指の細かい動きは、改善しているとはいえ、まだダメダメだけど。



小脳由来の諸症状の悪化をなるべく遅らせるリハビリについて療法士さんに尋ねてみた。


理学療法士さんは、

放射線照射の結果はすぐに出るモノも時間がかかるモノもある。今がこうだからって先も変わらないとはいえない。

リハビリは、現在の症状を踏まえて、それをカバーしていくため & 体幹、筋力、持久力などを備えていくために必要だ、と。


そうね。そういうことなんだよね。

リハビリは私ができる治療No.1なんだから、あれこれ考えずにガンバらなくちゃ。

No.2は食べること。こっちもガンバってます🎵