入院21日目 転倒 | 還暦主婦、肺腺癌stⅣ

還暦主婦、肺腺癌stⅣ

2022年6月に60歳直前で肺腺癌ステージⅣと診断されました。
EGFR遺伝子変異(L858R変異)
タグリッソ1年、ジオトリフ1か月、アリムタ・カルボプラチン、アリムタ単剤3クール、タルセバ・サイラムザ10クール、脳転移再発で左麻痺、脳放射線定位照射。

8月29日(木)


ずっと夜眠れなかったが、この日は21時から3:30まで爆睡できた。トイレに行って、もう一眠りすると、4:55。

そろそろ起きようと、ベッドに腰掛けた。


その時、一瞬意識を失い、次の記憶は顔をぶつけたこと。自分が倒れているのはわかった。

助けてもらわなきゃ。でもナースコールが全然遠い。右手も左手もジンジン痛い。

そのままあれこれ対処を考えたが、結局叫ぶことにした。だって体を起こせないから。


看護師さんが来てくれたときは心底ホッとした。二人がかりでやっと起こされたが、私の体は自分で上手く動かせない。手も痛い。


まずは打った顔周りのCTを撮って、打撲の影響はないことを確認。既に立派なアオタンになってるらしいが。


そのアオタンを見て、皆がフラついたのか、ヨロヨロしちゃったのかと言ってきたが、

違うのだ。いきなり来たのだ。

いきなり暗転したことが、なぜだかはわからない。

そして、右手と左手が動きにくい。せっかく良くなってきていた左手が、また動かない。

同じ症状が右手にも。

麻痺なのか痺れなのか考えたが、両方とも少しは動くので、これは痺れか。



朝食後、脳MRIと心電図を撮ると、その後医師が来て、全容の説明をしてくれた。


結論から言うと、治療したばかりの脳転移が、もう増えている、ということだった。

その場所は、頭頂部の左右。運動を司る部分。

左右にあるってことは、左右の痺れの原因であることも、ほぼ間違いない、と。


せっかく放射線照射を済ませたばかりだと言うのに、もう新しい脳転移?

もともと怪しい、小さい影があるって話しは確かに聞いていたけど?


もう頭に放射線照射はできないので、明日から前倒しで再タグリッソを処方します。

脳に効けばいいけど、私はちょっと怯んで40mgではダメかと訊いてみた。だって動かない体で下痢や皮膚炎はツライから。

病棟主治医は、少し考えて了解した。まぁ、ホントに効くなら80mgやるんだろうけど、確証ないし。。。ってところかな。



そんなことで、またもやベッドの1日になってしまった。

意気消沈。。。