陰陽師0
平安時代の都、陰陽師下士官の安倍晴明は、おなさい時両親を目の前で殺され、その犯人を捜していた。
狐の子と噂された清明は、寺で貴族から術を披露しろと言われ蛙を殺す所を見せる。それを偶然見ていた源博雅は、徽子女王に起きる怪奇現象の調査を清明に依頼する。
そして、徽子の屋敷に泊まり込んだ2人は、徽子が光に包まれる不思議な現象を目の当たりにする。
また2人は、有る学生の変死も踏査したが、陰謀により清明に容疑が掛けられ監禁されそうになる。
そこに、徽子がさらわれたと博雅が清明を助けに現れ、清明は秀逸な体術を駆使し脱出する。
帝から徴収が掛かった手紙を読んだ徽子は、博雅の目の前で金の龍に攫われていた。徽子を探しに行った2人はいつのまにか真相心理の繋がった世界に行っており、清明は親を殺された時の光景に引き込まれるが、博雅の笛の音によって自身を取り戻す。そして清明は火の龍に対抗する水の龍を召喚して、深層心理の世界から皆を脱出させる。
現実世界で、この陰謀の首謀者陰陽の神と対峙した清明は、陰謀の全容を聞き呪術で倒す。
2001年の映画「陰陽師」と続編「陰陽師II」の時系列的に前に当たる作品です。「陰陽師」「陰陽師II」が、原作小説が有るのに対し、陰陽師0は、映画オリジナルストーリーですが、著者が協力しているようです。
最初陰陽師の技は、暗示や催眠術として扱われていますが、後半で本当の呪術となります。VFXを駆使した派手な呪術の演出がなされていますが、深層心理の世界の中とした事で、前作の設定やイメージを壊す事無くしているのだと思いました。