横浜の動くガンダムを見に行くにあたり、ファーストガンダムの劇場版を観直しました。
劇場版機動戦士ガンダム
最初のガンダムで、まさにガンダムの原点、
テレビ版の総集編として特に新作カットは少なく、歪んでしまったガンダムの絵等が目立ちはする。
ストーリーや構成に無理が無く、主人公に感情移入しやすいです、ブライトがアムロに理不尽な事を言ったりするけど、ブライトの立場も考慮できるし、他のキャラも素直にキャラの気持ちがわかるので、ある意味安心して観れた。
ジオンの猛攻に曝されるホワイトベース、次々と襲ってくるジオンに観ている側も恐怖も感じるが、敵側の情勢や事情も綺麗に書かれているので、全体像を把握しやすい。
全体的に無駄なシーンが無く、ストーリーが丁寧に描かれているので、分り易く、それでいてしっかり各キャラが立っているし、見せ場も有り面白いです。
機動戦士ガンダムⅡ哀・戦士編
1作目ではただただ生きる為に戦い、襲い来る敵を退けていたという印象のホワイトベースクルーだが、引き続き各々の成長が見られ、戦争に参加している兵士っぽくなってくる。
仲間との行き違いや脱走、仲間の死、ライバルの出現とその死、等を乗り越え、ホワイトベースクルーが大きくなっていきます。
映像には古さを感じるが、ストーリーには、全く古さを感じず、良く出来ています。
機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編
これぞファーストガンダムと言う出来栄え、新カットが多数使われ、デッサンが狂った絵はほぼ出て来ない。
すっかりエース級になったアムロとホワイトべースが、神かかった活躍をするが、ⅠとⅡで散々苦労している姿を観ているので、嬉しく思える。
そして戦争の終結に向け大規模攻略作戦が展開され、大量破壊兵器や人類の覚醒まで描かれている。
ニュータイプの心のつながりや、それをふまえた上での悲劇、クライマックスの脱出は、知っていても涙ものでした。
スレッカー、ランバラル、ドズル、等、男としてカッコいい人たちが登場しますが、全員決してイケメンでは無く、生き様がカッコいい人達ばかりです。
最近のアニメは、主人公を始めイケメン&美女しか出て木ませんが、そいう言う事じゃないでしょと思わされます。
ランバラルなんて、背が低い小太りなのに、戦場に愛人を連れていると言う漢です。
ミライさんもモテモテなのに、決して美人では無く、性格でもてているのが素晴らしいですね。
劇場版機動戦士ガンダムⅠⅡⅢを観直して、富野由悠季の凄さを再確認しました。この3部作は後世に残る名作だと思います。