ロッキー
しがない3流ボクサーのロッキーは、割に合わない賭け試合に出場したり、高利貸しの取り立てをして、暮らしていた。
楽しみと言えば、気弱な店員で有るエイドリアンが務めるペットショップに通い、下手な冗談をいう事くらいだ。
友人で有るエリドリアン兄ポーリーの計らいで、感謝祭の日デートをしたロッキーは、強引にエイドリアンを口説き落とす。
世界チャンピオンのアポロは、予定していた一大タイトルマッチが、対戦相手のケガで中止になりそうになり、代わりの対戦相手を探すが、中々見つからないでいた。
苦肉の策として、無名のボクサーを対戦相手に祭り上げ話題を誘うことにした、そして「イタリアの種馬」と言うリングネームの2ち名だけでロッキーが選ばれる事になる。
ロッキーが才能を生かしてない事に腹を立てたミッキーに、ジムを首になっていたロッキーだったが、タイトルマッチの事を聞き、熱心にロッキーのコーチをしたいと言いよる。最初はいまさらと拒絶したロッキーだったが、結局コーチを頼むことにする。
本格的にトレーニングを始めたロッキー、ポーリーの働く精肉店で偶然冷凍肉をサンドバック代わりにするトレーニングを思い立つ。
試合当日早く目が覚めたロッキーは試合会場を見に行く、そこで観た光景に、自分とは世界が違いすぎ、勝つ見込みが無いと、落胆するが、エイドリアンの慰めも有り、13ラウンド戦い抜き、自分がゴロツキで無い事を証明すると気持ちを入れ直す。
そして始まった試合、チャンピオンに圧倒されそうになるが、ロッキーの大振りのアッパーが当たり、先制ダウンを奪うことに成功する。
そのあともパンチを多くもらうロッキーだったが、偶に当たるボディーブローが徐々に効き始める。
インターバルで、ロッキーは晴れ上がって見えなくなった瞼を切るように言う。
そして迎える最終ラウンド、両者体力は限界を迎えようとしている、誰もこんなに肉薄したいい試合になるとは思っていなかった。
試合が終了した瞬間、戦い抜いたロッキーはエイドリアンの名前を叫ぶ。
アメリカンドリームを描いた代表的な作品です。有名作ですが観た事が無かったので見てみました。
3流ボクサーがチャンピオンとまともに戦えるわけがないと思ってしまいますが、貧困街に住む人が、日々の生活に追われ悲観する事で、才能を生かすことが出来ずにいたが、千載一遇のチャンスに恵まれ、初めて本気でトレーニングしたら、実はかなり強かった。そう思うと納得できます。
ロッキーの話し方が、完全に下町の江戸っ子、寅さんみたいだとおもってしまいました。
続編が6のファイナルまで有るので、また観てみようとおもいます。