この世で一番強い奴
歴史小説家の金平太一は創作の為、日本最古の海水浴場が有ったと言う田舎町にやって来た。
その梅ではかつて卑弥呼も戦いの傷をいやしていたと言う。
入った食堂で、奇妙な兄弟喧嘩の巻き添えをくらい、そのご立ち寄ったカフェで店員の氷三子(読みはあの卑弥呼とおなじヒミコ)と出会い、親密になる。
翌朝太一は海を散歩していると氷三子に声を掛けられる、旅館に戻るとヤクザ風の男が買収と立ち退きを求め、嫌がらせに来ていた。
旅館の仲居は食堂で喧嘩していた兄弟の兄を呼び、兄は旅館の大広間でヤクザ5人を相手に立ち廻り、格闘の末見事ヤクザの撃退に成功する。
ヤクザの来ていた理由を聞くと、ヤクザ達は旅館に貴重な刀が隠されていると言われていたようだ。
翌朝海で氷三子に有った太一は突然「私を騙せると思ったか!大和尊の尊!」と怒鳴られ、剣を突き立てられる。太一は実は大和尊の魂をもった者で3種の神器を一つにし、人類を滅ぼす事で地球を守ろうとしていた。
氷三子は卑弥呼の魂を持つ者で、人類を守りたいと言う考えの為大和尊と口論になるが、隙を付き大和剣を奪った大和尊は、卑弥呼を串刺しにする。
それを見ていた兄は大和尊に戦いを挑み、ヌンチャクを使い剣を海に弾き飛ばす事に成功するが、その際右手のダメージを負った大和尊は覚醒し、超パワーで兄を一瞬でボコって気絶させる。
更にそれを見ていた弟と改心したヤクザ2人も、大和尊に格闘戦を挑むが、一瞬で帰りうちに会う。
その様を見て、卑弥呼が覚醒し大和尊と戦いになるが、覚醒した卑弥呼の圧倒的な力に、大和尊はなすすべ無く倒される。
カット割り、間、編集、画角、、役者の演技やセリフ、その全てが不出来で、B級映画中のB級映画と言った雰囲気です。
ですが、アクションシーンは、それなりに観てて面白く(コマ割りは本当にひどいけど)、何か楽しめてしまいました。
タイトル、ストーリー、映像、アクション、セリフ、展開にキリがないほど突っ込み処が有ります。
なかでも、思いっきり時間を掛けてカッコつけた兄が、本当にかっこよく5人のヤクザを倒してしまうと言う、フラグキラーな展開には驚かされました。
調べてみたら、此方の作品を作った林一壽監督の根強いファンが居るらしく、一部の人にはカルト映画的な人気が有るようです。
それでは~