・映画レビュー KAN-WOO/関羽三国志英傑伝
劉備玄徳の妻と共に曹操の捕虜となっていた関羽、曹操は袁尚と戦をしていて、関羽は大量に出たけが人の手当てをしていた。
曹操に頼まれ、袁尚軍の迎撃に出た関羽は、袁尚軍の武将を打ち取る。
戦果をみてどうしても関羽を部下にしたくなった曹操は、関羽度々口説くが関羽は断り続ける。
曹操は料理に幻覚剤を入れ、針で動けなくした劉備の妻と一夜をすごさせようと企むが、関羽の固い意志と劉備に仕える隠密が劉備の場所を伝えに来た事により、陰謀は失敗する。
劉備の元へ奥方と出発する関羽、曹操は行かせてやれと言うが、部下達は独断で関羽殺害命令をだす。
東嶺関の関所で孔秀が衛兵と共に立ちはだかるが、激しい戦いの末撃破し、洛陽のかつての友韓福に合う、韓福も一緒に劉備の元へと誘う関羽だったが、韓福は曹操の平和が良いと断り毒の吹き矢を放つ、あえてそれを受けた後、衛兵と戦闘になるが毒に犯されながらも全員殺し倒れる。
寺で奥方と坊主の手当てを受け復活した関羽は、奥方には別の道を行かせ、自身は北上し沂水関の関所を突破する。
滎陽で長剣を持つ王稙と一騎打ちをしてこれも撃破するが、奥方は捉えれている事が分かる。奥方の居場所を聞こうと隠れていた民に近づくが、王稙の仇と石を投げられる。
そこに勝手に殺害命令が出ていた事に気が付いた曹操が現れる、二人は話をし、袁尚を殺せば2万の兵が死なずに済むと言う事で、関羽は袁尚の暗殺を請負う。
黄河で、奥方に別れを告げている時、皇帝の私兵に襲われ奥方は矢を受ける、皇帝の兵を倒し、皇帝を殺そうとするが、そこを曹操に止められる。関羽は、奥方を連れ黄河を渡る。
三国志の中でも有名なエピソード、関羽の千里行を映画化した作品です。
良く知る三国志演義を元にした、5人の将を次々と打ち破り夏候惇長期戦を繰り広げる話とは少し違っています。
戦闘シーンは素晴らしくて、ゲームの三國無双を実写にしたかのように関羽が大暴れします。
主役を演じたドニー・イェン、導火線FLASH POINTやローグ ワン(スターウォーズ)にも出てた方ですが、
現在武器を使ったアクションは、この人が一番上手いんじゃないかと思いました。
・新解釈三国志
歴史の一コマなんて、実態に見た人は居ないし、映像も残って無いんだから、本当はどんな雰囲気だったかなんてわからないじゃん。と言うのを良い事に、好き放題コメディ化した三國志です。
桃園の誓いから赤壁の戦いまでをパロっています。
各キャラクターも、
劉備:実は情け無いが酔っ払う勇猛になる
曹操:超女好き
趙雲:イケメンだがナルシストで鼻に着く
貂蝉:デブのブス(時代検証的に美人)
孔明:才は無く計略は全て妻のアイデア、そのくせ安請け合いする
周瑜:騙され易くキレやすい
となっていて、各エピソードも、
桃園の誓い:酔った勢い
三行の礼:孔明からの猛アピール
赤壁、計略は全て孔明の妻の考え
と言うようにギャグ化されています。
コメディなので、気軽に観れますが、三國志の大まかなストーリーを知っている方が楽しめると思います。
但し、熱烈な三國志ファンはイライラしちゃうかも知れません。