・太平洋航空作戦
第2次世界大戦、ミッドウエイ戦の後、ジグゾー航空隊の新しい指揮官に就任したダニエル・カービー少佐、航空隊ガナルカナル島に配備され、日本軍と戦う事になる。
前線基地では常に物資が不足している中、敵機と空中戦をし、歩兵の掩護をし、爆撃も受けたりする。
規律に厳しいカービー少佐は、元からジグゾー隊に居た、隊長のカール・グリフィン大尉と意見が対立するようになる。
歩兵の掩護時これまでに無い低空飛行をし戦果を挙げるが、時より隊に戦死者も出ていた。
日本海軍の艦隊が進行してくるジグソー隊は見事迎撃し壊滅に追い込むが、カービーとグリフィンの確執は決定的な物となっていた。
そんな時、カービー少佐に帰国の命令が下り、家族の元でつかの間の安息を味わう。
数日後新たに下された命令は、グリフィンと共にレッドロック隊を率いる事だった。
神風特攻を受け危機に瀕している艦隊の救援の向かった航空隊、途中グリフィンの義理の弟が敵機に後ろをとらえ撃墜されるが、グリフィンは救援を優先する命令を下す。
艦隊の救援は成功したが、カービはー機銃の故障が原因で敵機と接触し腕を負傷する、そして戦地を去る前にグリフィンを次の司令官に推薦する。
司令官の気持ちと辛さが分かったグリフィンは、カービーに本土で酒をおごりたいと告げる。
ジョンウィンが主役を演じる、航空戦争映画です。
戦闘シーンは実戦の記録映像が使われていて、リアルと言うか本物なのですがコックピットのアップの映像は風も無くはスタジオで撮影したのがまるわかりです。
あと、零戦がやたらと弱過ぎます、学徒動員が始まっていたとは言え、タイマンなら運動性能で互角の以上の戦いが出来たはずなのですが、出てくるたびアッサリ撃墜されています。
基地での隊員たちの生活がのシーンが多いですが、戦闘シーン実写フィルムだけでも観る価値が有ると思います。
・コックピット 松本零士の漫画コックピットから、3話をアニメ化した作品です。
VOL.1成層圏気流 ドイツのエースパイロットの話です。
ホッケウルフ190に乗るエースパイロットのラインダースは高高度で敵機3機に遭遇し、高高度での運動性能の違いから、機を捨てて脱出した。
偶然にも愛機が無傷で草原に降りた事から、ラインダースは卑怯者の烙印を押されてしまう。
汚名返上と与えられた任務は、ホッケウルフの改良型、高高度に対応した新型機「タンク152H1」に乗り、輸送機の護衛に着く事だった。
輸送機にはかつての恩師とかつての恋人、そして二人が開発した核弾頭が積まれていた。
ラインダースは、攻撃してきた敵機を次々と撃墜するが、最後の一機はわざと見逃し核弾頭を恋人もろとも破壊させる。
VOL.2音速霊撃退 特別攻撃機桜花の話
人間魚雷の航空機版、特別攻撃機桜花11型、ジェットエンジンにより超速を出す桜花は、迎撃不可能であるが、航続距離は極端に短く、敵艦近くまで母機に運ばれなければならない。
桜花のパイロット野上少尉は、敵艦に近づく前に母艦が攻撃され、上官の手により一人パラシュートで脱出させられる。
運良く生き残った野上は、翌日の再出撃の前に母艦の搭乗員と親交を深める。翌日の出撃、桜花と母機を護衛する零戦や紫電のパイロットも決死であり、紫電は燃料が足りなくなる距離まで来ても引き返さず、零戦も敵機に体当たりしてまで桜花を守る。
母機も、被弾しても桜花を切り離して身軽になろうとせず、桜花の射程まで飛び続ける。そしてついに敵空母を目視した時、桜花は発信する。それを見届け笑いながら散る母機とその乗組員
VOL.3鉄の竜騎兵 陸王のサイドカーに乗る日本兵の話
100km離れた野戦連隊司令部まで、飛行場から救助を求めて側車で走って来た少年兵、しかし司令部は既に撤退した後だった。
まだ残っていたベテラン兵士は少年兵が寝ている間に側車を修理する、そして飛行場に戻る少年兵のパッセンジャーとして側車の船に乗り込む。
途中日本軍機の攻撃を受けた事から、空港は既に占領されていると知るが既に腹に銃弾を受けた少年と、元レーサーだったベテラン兵士は、ゴールを目指す。
基本、2次大戦のマシンパイロット達の話です。
1話のドイツの話しは、松本零士の書くキャラクターに、ドイツの軍服が良くっていました。
2話の桜花の話しが一番良かったです、やりきれない思いを抱えながらも。自爆と言う狂気の目的を遂行する為、命を賭していく様が壮絶でした。
3話、陸王のサイドカー、正直ストーリはいまいちでしたが、バイクの話しなのでそっちの意味では興味深かったです。
まあ、あの状況でボロボロのバイクをどうやって直したのかは謎ですが。
それでは~