愛用の懐中時計
骨董品なので、表面のメッキが剥がれている場所が有ります。
ステンレス製なら磨けば良かったのですが、
真鍮にメッキなので、そうもいきません。
そこで、必殺の革細工で、カバー(ケース)を作る事にしました。
ダイソーが生んだ傑作、コンパスカッターです。
紙や革をまんまるにカット出来る優れもです。
その、コンパスカッターを使って革を切り抜きます。
左が裏面用で、右が表(文字盤側)用です、
表面用は、一回裏面用と同じ大きさでカットしてから、
半径を狭めた円で、もう一度くり抜きます。
パンチで、ネジ巻部の除けをカットした後、下穴を目打ちします。
等間隔にするため、最初ケーキを8等分にするような下書き線を入れて、
線の上に穴を開けた後、穴と穴の中間位置に打つのを2周やります。
革を濡らしてから、半分程度緩めに縫います。
革をなじませて、整形しながら、懐中時計を入れます。
最後まで縫い付けてから、
縫い目を、最初の方から一目づつ締めていきます。
この時、多少革も動かして、伸ばしたり、曲面に沿って曲げてたり整形したりと
微調整します
乾かして、ワックス塗って乾かしたら完成です。
裏面はこんな感じ、
どうです? 中々良いでしょ~?
メッキの保護、耐衝撃性のアップ、ビジュアルのアップと 1っ石 3丁 ~!
ついでに、弱くて取れやすかった、チェーンの金具も交換しちゃいました。
懐中時計って、夏はファッション的に使い辛いのですが、
これから、寒くなってくるので、活躍の場が増えそうです。
それでは~