おはようございます。
今日は、「源氏と紫の上の結婚」について記載します。
考えた末、源氏の気持ちと紫の上の気持ちを分けて記載した方が分かりやすいかな。。と思いそのような構成にします。
どこまで突っ込んで記載して良いものか迷いましたが、自分なりの考えを率直に記載したいと思います。
気に触る記載もあるかと存じます。
お許しください。
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葵の上の四十九日の忌明け、源氏は桐壺院に参上し、そのまま二条の院に久しぶりに戻ったわ。
二条の院では、邸中のお部屋を磨き清めて皆揃って源氏のお帰りをお待ちしていたわ。
源氏は、皆が着飾ってお化粧をして華やいで居るのを見るにつけ、左大臣家の悲しみを思いやるわ。
西の対では、乳母の少納言の采配で冬への衣替えをした部屋の調度や飾り付けがすっきり明るく整っていたわ。
そして長い間逢えなかった若紫が源氏をお待ちしていたのよ。
源氏は、非の打ち所なく美しく成長した姫君にあの藤壺の面影を見て、あのお方のように美しく成長してゆく姿に満足するわ。
源氏と姫君が打ち解けて久しぶりの会話に和む姿を見て少納言は嬉しく思うものの、また身分の高い女君が葵の上に替わって正妻になるのか。。。と一抹の不安を感じるわ。。
源氏は、忍び歩きも億劫になり物思いにふけりがちになるわ。。
理想的に成長した姫君を見て「もう夫婦になっても不似合いでは無くなった」と考え、それとなく(若紫に)結婚を匂わす言葉を掛けて見るも、姫君は(幼すぎて)まるで気がつかないのよ。。
所在ないままに姫君と遊んでいて姫君の利発さ、愛嬌の良さ、優れた才能を感じるにつけ、源氏はもうこらえ切れなくなってしまったのよ。。未だ、無邪気で可哀想に。。という思いと葛藤しながらも。。。
ここでね、この部分の解説の中には、未だ正妻・葵の上を亡くしたばかりですっかり忌明けもしていないのに不謹慎だという意見もあるけれども、私はそう思わないわ。
源氏は、葵の上を十分に弔ったし、今までは左大臣家に遠慮もあったのだけれどもう葵の上は亡くなってしまったのよ。
もはや源氏の心には、何ら遮るものは無くなっていたのよ。
だったら、愛する若紫と結ばれたいという自然の気持ちを抑える必要性があるのかしら❓
紫式部も、現に生きて居る者が生きる喜びを謳歌することこそが、死んだ者をいつまでも悲しんで弔うよりもずっとずっと尊いことだと判断して居ると思うのよ。
それは即ち、仏の御心であるともね。。。
私もそのように思うわ。
ところで、右大臣家では、源氏との事で朱雀帝に入内する事が出来なくなってしまった朧月夜の君を正妻に。。と打診して来るけれども、源氏はその話をやんわり断るわ。
この時の源氏には、この判断以外のことは考えられないという訳ね。朧月夜の君には気の毒だけれど。
今日は以上です。
ありがとうございました。
次回は「葵」④(最終回)です。紫の上の気持ちを考えて見ます。
今日も良い一日をお過ごしください。
