こんばんは。
今日は、「夕顔」の帖の最終回です。
よろしくお願い致します。
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で、前回で夕顔のお話はほぼ終了なのだけど、少し続きがあるので記載させていただくわ。
源氏は夕顔の葬儀を終えてから、夕顔に仕えていた女房・右近から、夕顔はかつて頭の中将(源氏の正妻・葵の上の兄)の側室だった事を打ち明けられるのよ。(夕顔は本当は上流階級の出身だったが、父親が亡くなったので後ろ盾を失っていたのよ。)
源氏は、「雨夜の品定め」で頭の中将が語って居た「愛した女が北の方の嫉妬に遭い姿を消した」その女こそ、常夏の女即ち夕顔であった事を知るわ。
気の弱い夕顔は、頭の中将の北の方の父親・右大臣の脅迫が恐くて山奥に引き込んでしまおうとしたのだけど、方違えの為あの怪しげな五条の宿に居たのよ。
源氏は、夕顔に幼い女の子が居た事を頭の中将から聞いて居たので、その女の子の行方を探すのよ。
もし、その女の子の所在が判れば源氏は夕顔の形見にその子を育てると言うのよ。
でも、この子は頭の中将との間の子だから、そうなれば頭の中将の恨みを受けるかもしれない。。って源氏は未必的に思うのね。
(旧福岡県公会堂貴賓館)
そもそもあの五条の女の家に源氏が出入りして居た事が世間に知れ渡ることすら源氏の立場を危うくするかもしれない事件だったのよ。
言うまでもないことだけど、源氏はそんな市井の女に目を掛けるには身分が高すぎたから。。
世間て言うものはね、そんな高貴な人間のアラを探して有る事無い事噂を立てて足を引っ張るからね。
惟光は本当に用心して事を内密に済まそうとするのよ。
夕顔の49日の法要も過ぎた頃、五条の家では夕顔が居なくなったので大騒ぎになるわ。
夕顔に仕えて居た右近ですら、(源氏から)音沙汰が無いので惟光にそれとなく「もしかしたら、通って来られて居たお方は源氏の君では無かったのか❓」と尋ねて見るのよ。
惟光はもちろん「とんでもない❣️」と否定するわ。。源氏の立場を慮ってね。
源氏自身は、そりゃもう、五条の家で夕顔に仕えて居た者たちを心配して居たと思うわ。
でも、自分の立場を考えれば五条を訪ねることはなかなかできないで居たのね。
源氏は、決して水臭い男では無かったのよ。
その上、源氏は手を尽くしても夕顔の幼い姫君の行方を知る手がかりを掴むことはできなかったのよ。
しばらくして、ほとぼりが冷める頃、源氏はようやく夕顔が暮らして居た家に向かったわ。
でも、夕顔の家には既に誰も居なかったのよ。
この時の源氏の心中を察するに余りあるわね。
その後、源氏は熱病にうなされる事になったのよ。。
夕顔との一件が原因だったかもしれないわね。私はそのように思うのよ。
これで「夕顔」の帖はおしまいです。
次回は「若紫」①。
では、皆様、今日も良い一日をお過ごしください。
