おはようございます。
今日もお堅い源氏物語ですがよろしくお願いします。
「夕顔」の帖ではね、登場人物が錯綜していてちょっと纏めるのが難しいと思ったのよ。
で、まず初めに源氏と空蝉のその後と別れを記載して。次回の②で六条の御息所と夕顔の対比に付いて記載して行きたいと思っています。
よろしくお願いします。
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源氏はね、空蝉に逃げられてからもずっと忘れられずに居たのよ。もちろん、二度も振られて癪に障ってこのままで済まされるものか、と言う意地もあったけれど、他の女には見られない心強さで振り切って行った空蝉の芯のしっかりした所にも惹かれて居たのよ。
でもね、源氏にはすでに新しい恋(夕顔との)が始まって居たわ。
この帖では、源氏と空蝉の「あの事件」からは何日も経過しているし、なんとなく二人の間には「距離感」が出てきた感じはするわね。
そもそも源氏の身分が高すぎて不釣り合いな中流階級の空蝉には簡単に手紙は出せない立場だしね。
空蝉の方も、源氏からの便りが長らく途絶えると「もう、忘れられたのかしら。。」と内心悲しむ一方、「これで良いのだ」と納得している風でもあるわね。前の帖よりかは何かこう。。今の自分の立場っていうのを見つめられている感じがするわ。
その後、夕顔が突然亡くなって葬った後、伊予の介が遠く任地へ赴くことになったのよ。
空蝉も夫について任地に行くことになったわ。。
源氏は、とりわけ気を配って餞別などを渡すのだけど、彼女には細工の美しい櫛や扇の他に、あの「思い出の小袿」も添えてやるのよ。
もう、空蝉は会えようがない遠くの地に行ってしまうのに、却って淋しさを募らせる思い出の品は返してしまいたいという所かしら。。
空蝉の方も、今頃になって思い出の品を返されても却って源氏への思いが蘇るばかりだと源氏からの手紙に返事をするわ。。
でもね、源氏も空蝉も以前よりも成長したような感じがするのよ。
空蝉は、やはり自分を大事にしてくれる夫を尊敬し感謝もしているし、源氏はそれだからこそ空蝉は自分を振り切ってのだろう。。。という思いを一人述べているシーンもあるわ。。
結局、空蝉は年老いた夫の伊予の介に守られているのが一番だという「含み」が見て取れるわね。
蛇足になるかもしれないけれど、藤壺の宮も理性では同じね。人格者である桐壺帝に守られているのは十分に承知しているのだから。。そして、桐壺帝のそんな所を愛してもいるのよね。
結局、「源氏という存在」は、「理性」と対峙する「煩悩の象徴」として描かれている気がしないでもないのよ。
今回はここまでです。
次回は「夕顔」②。
六条の御息所と夕顔の対比がうまく述べられれば良いけど、と思うけどわからないわね。
では、皆様、今日も良い一日をお過ごしください。
