源氏物語「空蝉」 源氏が愛した気高い女性。 | 気ままな日常を綴っています。

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おはようございます。

今日は源氏物語「空蝉」です。

それなりのツッコミは入れておりますが、そんなに面白くないだろうな。。

宜しくお願い致します。

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その後、源氏は、伊予の介の若い後妻の一筋縄ではいかない強情な気性が帚木の歌とは違って消えるどころかますます鮮明に心に立ち上る思いでいたのよ。

一方、女(=空蝉)の方も、あれ以来源氏からの便りがふっつり途絶えてしまい、それが「良かったのだ」と思う一方、源氏への想いを断ち切れないでいたのよ。自分は人妻の身であることに加え、源氏の身分があまりにも高かった事も悩みのタネたったのね。

 

そんな折、紀伊の守が出かけることになり、留守宅には女たちだけになるのよ。

(空蝉の幼い弟の)小君は、「これはチャンス‼︎」とばかりに源氏を紀伊の守の家に手引くことを考えるわ。幼い子なのになかなか洒落たマネをする子なのよ。

 

丁度、其処には紀伊の守の妹の軒端の萩が来ていて空蝉と囲碁で遊んでいたのよ。

偶然源氏は「覗き見」するわ。

この時代は、女性の様子を直接男性が見ることは困難だったのよ。

源氏は、あの晩の華奢な体で慎み深かった空蝉の容姿がどんなものか確かめたかったのよ。お行儀が悪いといえばそれまでだけど、心情的には理解できるわ。。

そこで源氏は、やはり自分の思った通りの空蝉の慎み深さを確認して満足するわ。

一方、軒端の萩は容貌は美しいもののたしなみに欠けるな。。と比較するわね。

でもね、源氏は「女性の長所」を見つけるのは天才的だから、同時に今まで自分と関わって来た女性が気取って打ち解け難かったのに対し、この軒端の萩の屈託のなさもいいな。。とか思うの。

 

その夜、皆が寝静まった後、源氏は小君に手引きされて空蝉の寝所に忍び込むわ。。何か「悪い予感」を感じながら。

空蝉はね、衣擦れの音、香の香りから源氏が忍び込んで来たのを察知するのよ。

 

(福岡城跡のソメイヨシノ❓じゃないような気もする。。)

 

でもね、片時も心から離れなかった源氏が近づいて来たというのに空蝉は「理性」を優先させて寝室から逃げてしまうのね。読者は皆「ああ勿体無い。。」って思ったと思うのよ。

でもね、実は、この瞬間こそ、彼女が「源氏の心」を持ち去った瞬間なのよ。

源氏はね、何もかも分かっているのよ。

彼女が恋も知らずに親子ほど年の離れた身分もそう高くない男に添わされた無念さも自分(=源氏)が愛されていることも。。それでもなお、「理性」を持ち続けられる女性の気高さこそ、涙が溢れるほど不憫で愛おしかったのね。

 

結局、源氏は空蝉と人違いした軒端の萩と関係を持ってしまうけど、まあ、そちらの方は源氏はうまく取り繕ってその場を逃れるわ。

で、空蝉に逃げられたことを悟った源氏は、そんな空蝉を恨みながらも彼女が脱ぎ捨てて行った薄衣の小袿を自分のお召し物に入れて寝むのよ、彼女の肌の温もりを貪るように。

 

源氏の行動を知った空蝉はね、今更ながら源氏の真実の気持ちを知り夫居る我が身を悲しむのよ。

で、源氏からの手紙に対してこうお返事するのよ。

薄い空蝉の羽の露が気に隠れて見えないように、私もあなたへの思いが人知れぬようにひとり泣いています、と。

ここで「空蝉」の帖は終わるわ。

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で、蛇足だけど。。

源氏は、後の「関屋」の帖で空蝉を再会するわ。 

その後、夫と死別した空蝉は継息子の紀伊の守の懸想を逃れるために出家するわ。

でも、結局源氏は尼となった空蝉を二条東院に引き取って、彼女は穏やかな晩年を過ごしたことが示唆されているわ。

源氏は空蝉とは一度限りの情事だったけど、ずっと彼女を大切に思っていたのね。

 

次回は「夕顔」たぶん①

「夕顔」は登場人物錯綜してるんでどうなるか。。。