藤井聡太八冠(2023.10.11~)② | ぺるⅢのブログ

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目次 

 

2023

01(10/13)“決まった答えがある”から数学が得意、でも美術は苦手… “将棋少年”が達成した夢~藤井聡太八冠の
       軌跡(NNN)

02(10/13)藤井聡太の“頭の中”を見せたくて 改良重ねたSHOGI AI…DL系導入でどうなる

03(10/20)「全八冠独占」の藤井聡太八冠と「七冠制覇」当時の羽生善治会長、どっちが強い?羽生さんの意外な
                     答え(JNN)

04(10/21)「藤井八冠はヒーロー」将棋連盟・羽生善治会長が今後に期待(ANN)

05(10/23)藤井聡太八冠に県民栄誉賞を贈呈と発表 4人目の受賞 愛知県(NNN)

06(11/07)藤井聡太八冠「王位」の就位式 「来期は永世王位を目指すシリーズ」(NNN)

07(11/11)藤井聡太八冠が勝ち竜王戦3連覇 七番勝負第4局(NNN)

08(11/11)藤井聡太八冠、竜王戦3連覇「純粋に対局に集中して考えることができた」(NNN)

09(11/13)藤井聡太八冠に「内閣総理大臣顕彰」 将棋界から2人目(NNN)

10(11/19)藤井聡太八冠「将棋日本シリーズ」連覇 観客の前で対局(NNN)

11(12/01)史上初の8大タイトル独占 藤井聡太八冠 「愛知県民栄誉賞」「瀬戸市名誉市民」W受賞(ANN)

2024

12(01/30)藤井八冠 3連覇の竜王就位式「得るものの多いシリーズだった」(ANN)

13(02/05)【速報】藤井聡太八冠 過去最高額の1億8634万円で1位 獲得賞金・対局料ランキング(NNN)

14(02/08)【速報】藤井聡太八冠「王将」防衛 史上最多のタイトル戦20連覇(NNN)

15(02/08)藤井聡太八冠 タイトル戦20連覇 歴代単独1位の偉業達成 王将戦七番勝負の第4局勝利

 

 

 

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01
NNN 2023年10月13日 22:28


中学2年生で四段・プロ棋士へ。「実力をつけて、タイトルが狙える位置にいきたい」と夢を語っていた少年は、7年後、前人未到の八冠を達成する。史上初の大記録を成し遂げた若き棋士の軌跡を辿ってみると、純粋に将棋が大好きな“将棋少年”の姿が常に存在していた。

中学2年生でプロ棋士へ!前人未到の八冠までの軌跡


 

王座戦五番勝負第4局で永瀬王座を破り、将棋界にある8つのタイトル全てを獲得した藤井聡太“八冠”。将棋界の若き棋士が成し遂げた大記録に、彼の出身地である愛知県瀬戸市はもちろん、日本中が沸き立った。八冠達成はもちろん、これまでも“前人未到”の将棋人生を歩んできた藤井八冠。その軌跡を振り返ってみる。史上最年少記録を62年ぶりに塗り替え、中学2年生で四段・プロ棋士となった藤井八冠。デビュー戦で加藤一二三九段に勝利し、初勝利の記録を14歳5か月に更新。中学生で初めて五段昇段を果たし、その2週間後に六段に昇段。さらにその3か月後、竜王戦のランキング戦で優勝し、史上最年少15歳9か月で七段に昇段する。その驚異的なスピード昇段は、六段昇段の祝賀会で“七段昇段”を祝うという前代未聞のエピソードを残すほど。そして、2020年7月、17歳11か月という史上最年少記録でタイトルの一つ「棋聖」を獲得。同時に挑戦したタイトル「王位」も奪取し八段に昇段、翌年タイトルを防衛し、10代で初めて最高位の九段に昇段する。会見で「結果に満足することなく、初心にもどって前を向いていきたい」と、さらなる挑戦への決意を口にした藤井八冠。その後、将棋界最高峰のタイトル「竜王」をはじめ、「叡王」、「王将」、「棋王」、「名人」を獲得。史上最年少で七冠となった。そして、2023年10月11日、史上初の八冠を達成、21歳の若き棋士は将棋界の頂点へと昇りつめた。
 

「詰将棋」で培った終盤力の強さ




圧倒的な“終盤力”も、藤井八冠の強さのひとつ。自玉と相手玉の詰みの有無を見抜き、無駄なく寄せ切る。“異次元の強さ”と評される終盤力は、子どもの頃から取り組んでいた「詰将棋」で培ったものだ。幼い頃から、「詰将棋」も大好きだった藤井八冠。プロ棋士になる前から、詰将棋を解く速さと正確さを競う大会にも出場していた。大会では唯一の全問正解を誇り、なんと「詰将棋」でも“史上初”の4連覇を達成。当時、六段だった藤井八冠。大会後のインタビューでは、「今年も素晴らしい作品に出合えたことが嬉しい」と将棋愛に溢れるコメントを残していた。



対局以外の場でも、将棋と常に向き合ってきた藤井八冠。プロとして連勝記録を続けるなか、愛知県岡崎市で行われた子供向けの将棋イベントに参加。子供たちへの指導対局やトークショーなどを通して、将棋の魅力を発信し続けてきた。「自分が対局指導をする日が来るなんて、感慨深い」と話しながら、子供との将棋を楽しんだ藤井八冠。当時学生だったこともあり、トークショーでは学校に関する話題も。“決まった答えがある”ことから、得意科目に数学を挙げる一方、「苦手科目は美術です。(何を作ればいいか)まったく発想が湧かなくて…」と照れ笑いを浮かべながら回答。プロ棋士として数々の記録を更新しながらも、不得意な科目に悩む学生らしい“等身大”な一面も併せ持ってることも、彼の魅力なのかもしれない。

将棋界を築いてきたレジェンドも祝福



将棋の歴史上、全タイトルを独占した棋士は、藤井八冠を含め4人存在する。そのうちの一人が、日本将棋連盟の会長も務める、羽生善治九段だ。全タイトルが7つだった頃、1996年2月に25歳という若さで史上初の七冠を達成。47歳で永世七冠を獲得した“将棋界のレジェンド”だ。八冠達成後、藤井八冠に祝福のコメントを寄せた羽生九段。「継続した努力、卓越したセンス、モチベーション、体力、時の運、すべてが合致した前人未到の金字塔だと思います。今後も将棋のさらなる高みを目指して、前進を続けられる事を期待します」と将棋界を担う若き棋士にエールを贈った。


 

そんな羽生九段について、「(羽生さんが)初めて人間と麻雀をしたのがうちだった。パソコンでやっていたけど、人と麻雀やったのは初めてだと言ってね」と思い出を語るのは、愛知県蒲郡市の老舗旅館「銀波荘」の大浦武夫会長。将棋界のタイトルが5つしかなかった60年前、5冠達成を果たした大山康晴十五世名人とも親交が深かった人物だ。将棋のタイトル戦で使用されることもある「銀波荘」。実はその部屋は、大山十五世名人が監修したもの。対局者の周りに撮影スペースを確保することや中継カメラを設置するための仕組みなど、棋士ならではのアイディアが盛り込まれている。最盛期を迎え、五冠王として多忙を極めていたという大山十五世名人。そんななかでも、「銀波荘」の料理や経営についてアドバイスをしていたという。現代の将棋界の礎を築いてきた、頂点を極めた棋士たち。藤井八冠が歩む未来も、次世代の棋士たちの指針となっていくのだろう。
 

師匠「将棋が誰よりも好きな“将棋少年”の気持ちで…」




藤井八冠が目指す、さらなる高み。それは「永世八冠」という称号。永世タイトルとは、獲得したタイトルを防衛し続けることで獲得することができる“殿堂入り”のようなもの。例えば、最初に獲得したタイトル「棋聖」の場合、藤井八冠は2020年に獲得してから4期続けてタイトルを持っているため、来年度あと1回防衛すれば「永世棋聖」を獲得することができる。各タイトルの防衛戦に勝ち続けることで、それぞれのタイトルの永世称号を獲得することができるのだ。すべての永世タイトルを獲得するためには、最速でも7年が必要。それは、現在21歳の藤井八冠が、28歳を迎える2030年だ。気の遠くなるような、「永世八冠」への道。しかし、この永世称号を獲得した人物がいる。その人物こそ、八冠達成に祝福のコメントを寄せた羽生善治九段。永世七冠に続く“永世八冠”誕生の未来は、将棋界にとっても期待したい未来なのだ。



そんな次世代の将棋界を担う、藤井八冠の未来を温かく見守る人物がいる。それは、藤井八冠の師匠・杉本昌隆八段だ。弟子の偉業達成について、「感無量です」と満面の笑みで嬉しさを滲ませた杉本九段。「期待していたことを全て実現してくれたので、これ以上何かを期待するのはずうずうしいかなとも思う。今までと同じように、将棋が誰よりも好きな“将棋少年”の気持ちで将棋盤の前に向かって欲しいなと思います」と、藤井八冠のなかに宿る“将棋少年”の存在に心を寄せた。

八冠達成の会見で、「四段から今日まであっという間だった」と振り返った藤井八冠。将棋の面白さについて、「局面が進むにつれて、どんどん複雑になっていくところ。“そういう局面に出会えたらいいな”と思いながら、将棋を指している」と笑顔で語った。藤井八冠の心のなかには、将棋を純粋に楽しむ“将棋少年”が常にいる。初心を忘れない自分をもつこと、さらなる高みに挑戦し続けること。この2つの面を両立しながら、彼の快進撃はこれからも続いていくのだろう。
 

 

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02

ANN 2023/10/13 12:15


その瞬間、思わず声を上げてしまった人も多いのではないか。
9月27日に行われた第71期王座戦五番勝負第3局、永瀬拓矢(九段)・藤井聡太(八冠)戦の大詰め。AIが示す勝率で「96%対4%」と圧倒的な勝勢を築いていた永瀬拓矢が、自陣に飛車を打った場面だ。
ABEMA将棋チャンネルの画面では、確かにその手がAIの候補手として3番手に挙げられていた。ただし…それを指せば、勝率が−46%のマイナスになることも同時に示されていたのである。

逆転でこの局を失った永瀬は続く第4局、今度は「99%対1%」まで藤井を追い詰めながら、そこで再び痛恨のミス。勝率は「9%対91%」にひっくり返ってしまった。
敗れた永瀬は王座のタイトルを失い、藤井の“八冠”を許すこととなった…

信じられないような逆転劇も、その時点でどちらがリードし、どの手で形勢が入れ替わったのか、何の指標もなければ素人には気づくことすらできない。
だからこそ将棋中継のAI表示は、もはや無くてはならない存在となった。

「藤井聡太の頭の中を見せたい…」
ABEMA将棋チャンネルが提供する、通称「SHOGI AI」は、担当者のそんな思いで改良が重ねられてきた。
直近の竜王戦七番勝負からは、藤井も使用しているディープラーニング(深層学習)と呼ばれる最新型のAIを導入している。

夢の「八冠ロード」と並走するように進化を続けてきた「SHOGI AI」。
藤井聡太の名手・名局を振り返りながら「AIと将棋」の関係を考えてみたい。
(文中敬称略、段位は2023年10月時点のもの)

■ AIが演出した最高のエンタテインメント「4一銀」

「SHOGI AI」の開発責任者である藤崎智は藤井のプロデビュー以来、ほとんどの現場に赴き、対局中継を支えてきた。
その藤崎に、最も印象に残っている藤井の「一手」は何か、問うとすぐに返事が返ってきた。

「松尾先生との対局で指した4一銀。あれはすごく記憶に残っていますね。指すか?指さないか?…指した!みたいな」

それは2021年3月に行われた竜王戦2組ランキング戦の準決勝、松尾歩(八段)との対局で生まれた“名手”だった。
「あれこそ藤井先生の強さだし、一方でAIがなければああいう展開にはならなかったと思います」

藤井聡太の“神の手”の素晴らしさを、SHOGI AIによって最大限に伝えられた…
藤崎の記憶に強く残る、その場面を振り返ってみよう。

解説は及川拓馬(七段)と藤森哲也(五段)。
局面は56手目、後手番の松尾が藤井陣内に角を成り込んだところだ。
次は藤井が自分の飛車で松尾の飛車を取る一手、解説の2人はそう考えていた。だが…

最初に気がついたのは及川だ。SHOGI AIの示す最善手が「4一銀」となっていることを指摘したのである。
驚く藤森。「こんな手、見えない。何しているのかわからない!」と叫ぶ。
確かに「4一銀」は一応、“王手”ではあるのだが、相手の金ですぐ取られてしまい、王将への直接攻撃は続かない。“タダ捨て”の手なのである。

ではなぜAIはこの手を最善手と示すのか。
及川・藤森の二人は盤面を使い、じっくりと検討していく。
すると、「4一銀」とタダで相手の金に取らせて玉の退路をふさいでおくことによって、最終的に藤井優位となることがわかってきたのだ。

それでも藤森は独特の表現で「プロでも指せない手」であると訴え続ける。
「人類に思い浮かびますかね?」
「4一銀は化け物の一手」「神の一手」「スーパーサイヤ人の手でしょ」
「4一銀を打つ人に、もう将棋勝てないです」

この一手に藤井が費やした考慮時間は59分。
視聴者はその間、藤森と及川による興奮気味の解説を聞きながら、「果たして藤井は人間を超えた手を指せるのか」、ワクワクしながら見守ったのだった。

「藤井先生が自分の駒台の銀に手を伸ばしたときは鳥肌が立ちましたね。その瞬間を視聴者全員が目撃した、もう本当に画期的だと思います」(藤崎)

この“神の手”を境に藤井は優勢を拡大し勝利を収めるのだが、視聴者にとっては、その直前の59分間こそが最高のエンタテインメントになっていた。

まさに対局者・解説者・AIが一体となって、将棋の面白さを最大限に伝えてくれた時間だったのである。

■ 「八冠ロード」とともに歩んだSHOGI AI

「AIが、将棋ってこんなに面白いものなんだという指標のひとつになり、将棋が日本中で普及するきっかけのひとつになった。それだけでもAIをやってよかったなと」
改めて藤崎はそう振り返る。

ABEMA将棋チャンネルで「SHOGI AI」の本格的な運用が始まったのは2020年の1月だった。
藤井が初めてタイトルに挑戦したのがこの年の6月に始まる棋聖戦だから、まさにSHOGI AIは、藤井の「八冠ロード」とともに歩んできたと言っていいだろう。

今でこそどの将棋中継でも採用されているが、優勢劣勢をパーセンテージで表示する方式は当時、画期的だった。
「その頃、普通のAIでは優勢な側が『4000だ』とか『9000だ』とかいう数字を出していた。4000だから勝っているんだろうけど、どれくらい勝っているのかわからない。じゃあ、世間的には一番わかりやすいものということでパーセンテージにしました」(藤崎)

さらに視聴者を楽しませる仕掛けが、「次の一手」の候補手だ。「最善」から順に5手を示しているが、最善手を指さなければ、その時点での勝率を維持することはできない。
最善手以外の手には、例えば「―5%」などと表示されていて、それを指すと実際に5%前後、勝率が下がってしまう。

冒頭に紹介した、王座戦で永瀬が飛車を打った手は、3番目の候補でありながら「―46%」と表示されていた。AIは「この手を指すと形勢が一気に変わりますよ」と警告していたのだ。

■ AIが“すごさ”を可視化した藤井聡太の名局

この「次の一手」表示が最大限のスリルを生んだのが、2020年6月の棋聖戦五番勝負第1局。渡辺明(九段)対藤井聡太だ。

最終盤、18%対82%という劣勢に追い込まれた渡辺が逆襲に転じ、藤井玉に連続で王手をかけ始める。
この場面で視聴者の緊張を高めたのが、AIの「次の一手」表示だった。
渡辺の王手に対し藤井の選択肢は複数あるが、ほとんどの場合、「最善手」以外は大幅マイナス、つまり藤井玉が詰んでしまうという表示になっているのだ。

既に持ち時間を使い切って、1手1分以内に指さなければならない「1分将棋」、その中で一度でも「最善手」を逃せば負けに転落する…
そんな細い細い一本道を、当時17歳の天才棋士は見事に走り切った。16手連続でかけられた王手にすべて「最善手」で対処。それ以上、王手を続けられなくなった渡辺は投了に追い込まれた。

「AIがないと多分、普通に王手を回避して勝ちました、くらいにしかなってないと思うんですよね。何が起きたか、これまで素人にはわからなかったことが、AIができたことによって可視化されて誰もがすごいことを認識できるようになった。それが新たな将棋ブームにもつながっていると思います」(藤崎)

藤井が圧倒的な終盤力を見せつけ、「観る将」の人たちにAI表示を伴う将棋観戦の楽しさを知らしめた一局は、この年の「名局賞」に選ばれている。

「我々だけがAIをがんばりましたと言っても、ここまで普及しなかったと思います。藤井先生がいたから、活躍したからこそAIが生きたわけです」

■ ディープラーニングは「人間に寄り添う」AI?

2023年10月6日に始まった竜王戦七番勝負。
第1局1日目の昼休憩中、ABEMA中継の画面に登場した藤崎は、おもむろにSHOGI AIの“変更”について説明し始めた。
「実はきょうからAIを変えまして、竜王戦用にディープラーニングのAIを導入しました」

ディープラーニング(以下DL)系将棋ソフトは、2020年末、藤井が研究のために導入したと話題になった。特に序盤の形勢判断の評価に優れているとされるのだが、それをSHOGI AIに導入するとどういうことになるのか?

藤崎は1年ほど前から、対局中継の際、画面上に表示される通常のAIとは別に、DL系AIにも手を読ませていた。
その結果、優勢な側の勝率の数値がDL系では低めに出る傾向が明らかになったという。
棋士たちはよく、「AIの数値ほど形勢に差があるとは思えない」と口にする。そういう意味でDL系の数値は人間の感覚により近いのではないかと藤崎は考える。

特に注目したのは、藤井の指し手がDL系AIと一致することが多かったということだ。DL系AIで研究を重ねてきたことで、「考え方」が似てきているのかもしれない。

実はこのところ、AIの運用については思うところがあった。
「かつては使用するAIは最強でなければいけないと考えていたんですけど、最強過ぎても見ている人はついていけない。解説の棋士も『その手、指さないでしょ』みたいなところがあるので…人間の対局なのでそこに寄り添うような形で表現できたほうがいいのかなと」

「藤井聡太の頭の中を見てみたい」…そんなファンの声に応えようと改良を続けてきたSHOGI AI。藤井の“八冠ロード”とともに進化を重ねてきた。
その中で藤崎には、ある思いが強まっている。
「AIの数字にばかりとらわれるんじゃなくて、純粋に将棋を楽しんでほしいんです。将棋って面白いということをお伝えしたい。そのために、例えばDL系AIは人間らしくていいんじゃないかなと」

「AI超え」「神の手」などと言われる驚異的な指し手を見せてきた藤井だが、極めて人間的な手や、あえてAIの最善手を外したかのような指し回しも多い。
AIとは別の次元で実に魅力的な将棋なのだ。
SHOGI AIの進化も感じながら、人間・藤井聡太の将棋を楽しみたい。

テレビ朝日報道局 佐々木毅
 

 

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03

JNN 2023年10月20日(金) 19:25


将棋で史上初の「全八冠の独占」を達成した藤井聡太八冠と、「七冠制覇」を果たした当時の日本将棋連盟・羽生善治会長が対局したらどちらが強いのか?羽生さんが笑顔で出した答えとは。

日本将棋連盟 羽生善治会長
「現在の実力とか勝率とか内容とか、(八冠独占は)驚くべきことではないのではないかなと」

羽生会長はきょう午後、藤井八冠について、荒削り感や弱点がほとんどなく「将棋界の歴史でも特異な存在だ」と語りました。

自身も27年前、当時の全7大タイトルを制覇。会見ではこんな質問が。

記者
「Q.27年前の羽生七冠と今の藤井八冠が対局したら?」

日本将棋連盟 羽生善治会長
「アッハハハ、全然かなわないですけど、全くかなわないです」

また、藤井八冠にはこれから将棋を始める人のヒーローとして、長く活躍してほしいと期待を込めていました。
 

 

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04
ANN 2023/10/21 10:22


 史上初の将棋八大タイトルを獲得した藤井聡太八冠について、日本将棋連盟の羽生善治会長が「ヒーローであることは間違いない」などとコメントしました。

 日本将棋連盟 羽生善治会長:「大きな偉業を藤井さんが打ち立てられたことは率直にすごいと感じているし、一方で自然体で一つひとつ積み重ねてすんなり達成された印象も持っている」

 27年前、7大タイトルを独占したことがある日本将棋連盟の羽生会長は、東京の将棋会館で取材に応じ、藤井八冠の実力は今の将棋界で突出しているなどとしたうえで、今後の期待を語りました。

 日本将棋連盟 羽生善治会長:「これから先の将棋を始めていく人たちにとってのヒーローであることは間違いないなくそうだと思うので、そういう存在としてずっと活躍してほしいと思っている」

 八冠達成後、初のタイトル防衛をかけた「竜王戦」7番勝負。藤井八冠の2勝で迎える注目の第3局は25日から福岡県北九州市で行われます。
 

 

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05
NNN 2023年10月23日 12:18


愛知県は、史上初となる八冠を達成した将棋棋士の藤井聡太八冠にこれまでの功績をたたえ、愛知県県民栄誉賞を贈呈すると発表しました。
県民栄誉賞の受賞者は、吉田沙保里さんに続く4人目です。

県によりますと、今月11日に行われた第71期王座戦で永瀬拓矢九段に勝利し、史上初の八冠を達成した愛知県瀬戸市出身の藤井聡太さん(竜王・名人)の功績をたたえ、愛知県県民栄誉賞を贈呈すると発表しました。
県民栄誉賞は、広く県民に敬愛され、県民の明るい夢と希望と活力を与えることに顕著な実績がある人物に表彰状と記念品を贈呈するもので、これまで、2017年に元フィギュアスケート選手の浅田真央さんや亡くなった元プロ野球選手で監督の星野仙一さん、2019年には、元レスリング選手の吉田沙保里さんが受賞していて、今回で4人目となります。

授賞理由について、将棋界において、数々の最年少記録を塗り替え、常に将棋に対して真摯に向き合い、ひたむきに努力を重ね、粘り強く勝利をつかみ取る姿が、世代を超えて広く県民に夢や希望を与えたとしています。
表彰時期や場所については、未定だということです。

また、今月13日には、藤井八冠は、内閣総理大臣顕彰を受賞することが発表されていて、授賞式は11月中旬ごろ首相官邸で行われる予定となっています。

 

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06 
NNN  2023年11月7日 18:56


今年8月に藤井聡太八冠が防衛を果たした「王位」の就位式が7日、東京都内で開かれました。

今期の王位戦七番勝負は、藤井聡太八冠に佐々木大地七段が挑み、佐々木七段の挑戦を4勝1敗で退け、今年8月に王位4連覇を果たしました。

7日、東京都内で開かれた「王位就位式」には、藤井八冠の他、日本将棋連盟の羽生善治会長が参加し、羽生会長から就位状と王位と書かれた盾が手渡されました。

藤井聡太八冠は、その後行われた会見で、「王位戦から2か月ほどたったんですけど、就位式を開催していただいて改めて実感、防衛の喜びを感じることができました」「来期は永世王位を目指すシリーズになるので、これまで4期の経験を活かして、内容をよくしていきたい」と語りました。

王位戦は、連続で5期、もしくは通算で10期獲得することで永世王位の資格を得ることができます。連続で王位4期となっている藤井八冠は、来年も防衛に成功すると永世王位の資格を得ることになります。現在までに永世王位の資格を得たのは、大山康晴十五世名人と中原誠十六世名人。現役の棋士では、羽生善治九段が永世王位の資格を保持しています。

藤井八冠が永世王位の資格を得ると史上4人目の快挙となります。
 

 

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07

NNN 2023年11月11日 17:34



将棋界最高峰の戦い、竜王戦七番勝負は第4局で藤井聡太八冠が勝ち、竜王戦3連覇を果たしました。

竜王戦第4局は、10日から北海道小樽市で行われ、藤井八冠は第3局までで挑戦者の伊藤匠七段に3連勝していて、竜王の防衛まであと1勝としていました。

第4局2日目は、10日の午前中藤井八冠が優勢となると、午後5時32分、129手までで伊藤七段が投了。勝った藤井八冠は竜王戦3連覇を果たしました。

今回の防衛で、藤井八冠はタイトル戦で初挑戦から負け無しの連続獲得・防衛19期となり、大山康晴・十五世名人の歴代最多記録に並びました。

藤井八冠はこのあと会見を行い、心境を語ります。
 

 

 

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08
NNN 2023年11月11日 21:24


将棋界最高峰の戦い、竜王戦七番勝負は藤井聡太八冠が制し、竜王戦3連覇を果たしました。

藤井八冠は竜王戦の第4局で挑戦者の伊藤匠七段に勝利し、竜王戦3連覇を果たしました。これで藤井八冠は、タイトル戦で初挑戦から負けなしの連続獲得・防衛19期となり、大山康晴・十五世名人の歴代最多記録に並びました。

藤井聡太八冠「記録で大山先生に並ぶことができたということは光栄に思います。ただ、これまでのタイトル戦、ふり返ると紙一重の中で結果が幸いしたばかりだったと思うので、今後も記録は意識せずに、次のタイトル戦にのぞめれば。伊藤七段とは同学年で、子どものころに大会で対戦したこともあるので(竜王戦と意識せず)純粋に、対局に集中して考えることができたと感じる」

年内のタイトル戦を全て制した藤井八冠。次は来年1月からの王将戦七番勝負です。






https://youtu.be/nQbdirsh3m0

 

 

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09
NNN 2023年11月13日 16:45


13日、金屏風が置かれた格式高い場所にいたのは将棋の藤井聡太八冠。実は、ある人物に招かれていました。それは岸田文雄総理大臣。

将棋の8大タイトルを制覇する快挙を成し遂げた偉業をたたえられ、藤井八冠は政府から内閣総理大臣顕彰を授与されたのです。

岸田総理からは、顕彰状と記念の盾を渡された藤井八冠。



すると…。

アナウンス:「ここで藤井聡太殿から岸田総理大臣にお礼の品がございます」

岸田総理へ渡したものは将棋の盤と駒。箱の裏には「雲外蒼天」と書かれていました。
 

 

さらに、藤井八冠、王座のタイトルを奪取した盤面を前に、岸田総理に解説するなどしていました。
 

 

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10
NNN 2023年11月19日 21:17



藤井聡太八冠が将棋日本シリーズの決勝で去年に続き優勝し、連覇を果たしました。

藤井八冠が登場する前には、およそ1700人が参加するこども大会も開かれましたが、藤井八冠は12年前、小学生低学年の部で優勝していて、対局を前に「棋士としてこの大会に戻ってこられるのは幸せ」と語っていました。

その後、将棋日本シリーズJTプロ公式戦の対局は、持ち時間10分で行われ、藤井八冠が糸谷哲郎八段に149手で勝利し、連覇を果たしました。

藤井聡太八冠「苦しい局面もあったんですけど、すぐに負けないように粘り強く指していけたことがよい結果につながった」

子ども大会やプロの熱い戦いを見ようと会場には7000人近くが集まりました。
 

 

 

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11
ANN 2023/12/01 13:54

 

 将棋で史上初の8大タイトル独占を果たした藤井聡太八冠(21)。先月30日、地元で「県民栄誉賞」と「名誉市民」をダブル受賞した。

■「愛知県民栄誉賞」記念品は“硯”なぜ?

 愛知県 大村秀章知事:「県民栄誉賞、藤井聡太さま」

 藤井八冠に先月30日に贈られたのは、「愛知県民栄誉賞」。スポーツ界の浅田真央さん、星野仙一さん、吉田沙保里さんに次いで、4人目の受賞となった。

 今回、藤井八冠に贈られた記念品が、書道で使う硯(すずり)。なぜ、硯なのか?その理由は5年前にさかのぼる。

 藤井八冠(当時六段):「棋士として書を書く機会もありますので。いい筆を使って、少しでも書が上達できればと思います」

 2018年、藤井六段の時に「愛知県特別表彰」が贈られ、この時の記念品は「豊橋筆」だった。

 藤井八冠は、日頃から色紙などに筆で字を書く機会が多いことから、今回は筆とセットになる、硯が選ばれたという。

 藤井八冠は、返礼として「大志(たいし)」と書いた色紙を贈ったという。

 藤井八冠:「以前に筆もいただいていましたので、セットで書の練習をしていきたい」

■「瀬戸市名誉市民」しっかり地元アピール

 受賞から2時間後、藤井八冠の姿は、地元の瀬戸市役所にあった。

 “瀬戸市最高の賞”ともいわれる「瀬戸市名誉市民」の称号が贈られた。

 藤井八冠:「瀬戸市は焼き物の町として有名。瀬戸焼きそばというB級グルメも。たまに家で食べる。おいしいので、ぜひ多くの方に召し上がってもらいたい」

 さすが名誉市民。しっかりと地元をアピールした。

 瀬戸市民:「かっこよかった」「対局中はすごく力強いオーラをまとっているんですけど。地元に帰ってきて、日常の姿なのかなという雰囲気」

■香川のローカル鉄道で車掌&運転士を体験

 そんな藤井八冠は今週、こんな場所にも訪れた。

 香川県のローカル鉄道「ことでん」で、車掌と運転士を体験した。

 藤井八冠:「お待たせいたしました。本日は『ことでん』をご利用いただき、ありがとうございます」

 30分間の貴重な体験となったようだ。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年12月1日放送分より)

 

 

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ANN 2024/01/30 23:45


 将棋の藤井聡太八冠が同学年の伊藤匠七段に4連勝して3連覇を果たした「竜王」タイトルの就位式が行われ、「得るものの多いシリーズだった」と話しました。

藤井聡太八冠
「今期の竜王戦は同学年の伊藤匠七段との対戦となり、開幕前から大変楽しみな気持ちがありました。新たな発見や手応えを感じるところもあり、本当に得るものの多いシリーズだったと感じています。次の第37期のランキング戦もすでに開幕しています。私自身も次の七番勝負に向けて、より一層精進して参りたいと思います」

 将棋の八大タイトルの中でも「名人」と並び別格とされる「竜王」の就位式は30日、東京都内のホテルで行われました。

 紋付き袴(はかま)姿の藤井八冠に竜王の推挙状や優勝賞金4400万円の目録が贈呈されました。

 藤井八冠は今年最初のタイトル戦・王将戦七番勝負で、第1局から3連勝して防衛に王手をかけていて、来月7日と8日に第4局を控えています。

 また、来月4日からは棋王戦の防衛戦が始まりますが、挑戦者は竜王戦と同じ伊藤匠七段で、再びの同学年対決に注目が集まっています。
 

 

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NNN 2024年2月5日 15:17

 

 

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14
NNN 2024年2月8日 18:13


将棋の王将戦七番勝負第4局は藤井聡太八冠が挑戦者の菅井竜也八段を破り「王将」のタイトルを防衛しました。

これで藤井八冠はタイトルに初挑戦した2020年の棋聖戦からタイトル戦20連覇となり、大山康晴・十五世名人の記録を超えて、史上最多となりました。

日本将棋連盟の羽生善治会長は「塗り替えるのが途方もなく難しい記録ですが、見事に達成されました。これを礎に、大棋士への道のりを更に歩まれて行くことを期待しています」とコメントしています。

藤井八冠はこのあと会見を予定しています。

 


 

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NNN  2024年2月8日 19:00


8日、東京都立川市で行われた王将戦七番勝負の第4局は、藤井聡太八冠が菅井竜也八段を121手で投了に追い込み勝利、タイトル防衛を果たしました。

これで、タイトル戦で初挑戦から負けなしの20連覇とし、大山康晴十五世名人の歴代最多記録を上回り、約60年ぶりに新記録を打ち立てました。

藤井聡太八冠:
「そのこと(20連覇)は意識していなかった。引き続き前を向いてやっていきたい」
 

 

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