【朝鮮チラシ】2023.07(t)④ | ぺる Ⅱのブログ

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続・チラシの裏書き

 

 

 

目次 

 

2023

01(07/20)混雑する空港…6月に日本を訪問した韓国人54万人、全体1位

02(07/20)韓国与党、金建希夫人の「シャネルのバッグ」疑惑主張した共に民主党員を告発

03(07/20)小学生女児に2カ月間暴力振るわれた担任、救急搬送され全治6週間 /仁川

04(07/21)女性教諭に殴る蹴るの暴行、小6男子児童に転校処分 /ソウル

05(07/21)文政権時代の韓国外交部、米国が「THAAD計画書」提出した翌日に中国政府に説明していた

06(07/21)文在寅政権の「3不1限」は全て事実、国の主権を中国に明け渡した売国行為ではないか【7月22日付
                   社説】

07(07/22)尹大統領の義母の控訴審、懲役1年・法廷拘束

08(07/22)「残高証明書偽造」尹大統領の義母を法廷拘束

09(07/28)「新林洞通り魔事件」チョ・ソン容疑者を送検

10(07/28)教師が制止も授業中にラーメン食べながらライブ配信、男子生徒に10日間の出席停止処分 /原州

11(07/29)素材・部品・設備の自立宣言から4年、韓国の対日輸入額は大幅に増えていた

12(07/29)半導体重要素材を戦略物資化する日本

13(07/30)日本で38年間歌手活動 キム・ヨンジャさん「衣装はいつも韓服…私を守る鎧です」(上)(下)

14(07/30)東京がソウルをうらやむ時期があった【コラム】

15(07/31)韓国教育界、この6年間で自死した教師は100人…うち小学校教師が57人

16(07/31)延世大教授、娘に自分の講義を受講させ「Aプラス」の成績…答案用紙は廃棄

 

 

 

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01 

混雑する空港…6月に日本を訪問した韓国人54万人、全体1位
記事入力 : 2023/07/20 15:38


 

日本政府観光局(JNTO)が19日発表した資料によると、2023年6月に日本を訪問した韓国人は54万5000人で、国別の日本訪問客ランキングで1位を占めたという。日本を訪れた外国人観光客全体のうち韓国人の割合は6月に26.3%で、2位の台湾(38万9000人)の1.4倍を記録した。写真は20日、仁川国際空港第1ターミナルで日本行きの飛行機の搭乗手続きを待っている旅行者たち。


NEWSIS/朝鮮日報日本語版













 

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02 

韓国与党、金建希夫人の「シャネルのバッグ」疑惑主張した共に民主党員を告発
記事入力 : 2023/07/20 16:07



韓国与党・国民の力は19日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏のエコバッグの中にシャネルのバッグが入っているという疑惑を繰り返し指摘した共に民主党青年未来連席会議のパク・ヨンフン副議長について、虚偽事実を流布したとして、名誉毀損の疑いで警察に告発した。

 国民の力は「公然と虚偽事実を主張し、金建希氏の名誉を傷つけた行為であり、情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律に違反する恐れがある」と指摘した。


 国民の力はまた、パク副議長が昨年も青瓦台の移転効果を5兆ウォン(約5兆5000億円)と分析した全国経済人連合会(全経連)の報告書をパロディーし、「金建希氏逮捕による経済効果は50兆ウォン」という表現を使ったほか、金建希氏のカンボジア訪問を非難する投稿を行ったとし、「国民の力はパク副議長による金建希氏への反復的で悪意ある誹謗に対し、強い遺憾を表明し、『違うならばいいんだけど』式の行動を座視しない」と強調した。

 

 パク副議長は14日、ツイッターに金建希氏が訪問先のリトアニアで持っていたエコバッグの内部を撮影した写真を載せ、「中に隠されたバッグはシャネルのバッグ『キャビアコスメティックケースミディアム2-WAY』で(価格は)515万ウォンだ」と主張した。

 

 しかし、3日後の17日になって、パク副議長は「エコバッグの中のバッグまたはポーチはシャネルの製品ではないとみられる。トップハンドルの有無などで違うとみられる。さらに確認する」と訂正。問題の投稿を削除した。

 

チェ・スヨン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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03 

小学生女児に2カ月間暴力振るわれた担任、救急搬送され全治6週間 /仁川
記事入力 : 2023/07/20 19:30


▲イラスト=UTOIMAGE


仁川市内の小学校の特殊学級で、担任教諭に注意された女子児童がこの教諭の髪の毛をつかんで投げ飛ばしてけがを負わせ、教諭が救急車で運ばれていたことが20日までに分かった。この女子児童は2カ月にわたって教諭に暴行を繰り返しており、今回の暴行事件の前にも教諭は全治4週間のけがを負って治療中だった。

 仁川市教育庁(教育委員会に相当)などによると、今回の暴行事件は先月23日午後12時40分ごろに発生。女子児童が教室で他の児童に攻撃的な態度を取ったため担任教諭が注意したところ、女子児童が教諭に暴力を振るったという。
 

 女子児童に暴行を受けた後、教諭は首の痛みを訴えて動けなくなり、救急車で病院に搬送された。

 

 担任教諭によると、この女子児童は今年4月から2カ月にわたって教諭に暴言を吐いたり暴力を加えたりしていた。教諭は何度も髪をつかまれて首を痛めたほか、顔や腕、脚など至る所にあざや傷ができたという。

 

 今回暴行を受けたことにより、教諭の治療期間は4週間から6週間に延びた。教諭は聯合ニュースの取材に対し「保護者は『子どもがそのような振る舞いをするのは、先生を嫌っているからだ』と言って、責任を教師に押し付けている」と話した。

 

 仁川市教育庁によると、問題の起きた学校では今月初め、女子児童を出席停止にしたという。しかし、同校には特殊学級の教諭が1人しかいないため、今後加害児童と被害教諭の分離措置が可能かどうかは不透明だ。


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版





 

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04 

女性教諭に殴る蹴るの暴行、小6男子児童に転校処分 /ソウル
記事入力 : 2023/07/21 09:44
 

教室で教師に向かって暴言・暴力
厳罰を求める嘆願書約2000枚



▲イラスト=ソン・ミンギュン


ソウル市陽川区のある公立小学校で女性教諭が6年生男子児童に暴力を振るわれた事件について、該当児童に転校処分が下された。小中学校は関連法で義務教育と規定されており、事実上退学処分が不可能となっている。このため、小中学生にとっては転校が最も重い処分となる。ソウル市教育庁などが20日に発表した。

 発表によると、同区内のある小学校は19日、教権保護委員会を開き、暴力を振るった6年生男子児童に対し転校を決めたとのことだ。
 

 学校と市・道教育庁が開催する教権保護委員会は、教諭の教育活動を侵害した児童を対象に▲学校奉仕 ▲社会奉仕 ▲特別教育 ▲出席停止 ▲学級交替 ▲転校 ▲退学(小中学校は義務教育のため事実上不可能)という7種類の処分ができることになっている。

 

 この男子児童は先月30日、担任の女性教諭に向かって暴言を浴びせ、顔と体を殴りつけたり、足で蹴ったりしていたことが分かった。男子児童は情緒・行動障害がある児童で、特別支援学級の授業を受けていたとのことだ。

 

 今回の事件は、女性教諭が小学校教員向けのインターネット・コミュニティー・サイトに自身の被害について投稿して明らかになった。女性教諭は投稿文に「教権保護委員会は早くても2週間後に開かれるため、訴訟をすることに決めた」「その児童に『あなたが間違っているのは明白だ』ということを分からせたいので、厳罰を求める嘆願書をお願いします」と書いた。

 

 女性教諭の法律代理人側は「男子児童の厳罰を促す教諭たちの嘆願書は、教権保護委員会が開かれる直前までにオンライン・オフラインを通じ約2000枚に達した」と明らかにした。


イ・イナ記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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05 

文政権時代の韓国外交部、米国が「THAAD計画書」提出した翌日に中国政府に説明していた
記事入力 : 2023/07/21 11:02
 

本紙が当時の国防部文書を入手
「外交部は環境影響評価関連で中国に説明」と記載



▲写真=NEWSIS

 

在韓米軍は2019年2月、高高度防衛ミサイル(THAAD)の正式配備に必要な一般環境影響評価の事業計画書を提出した。すると翌日に当時の文在寅(ムン・ジェイン)政権が外交ルートを通じ、中国政府にこれと関連する内容を説明していたことが20日までに分かった。


 本紙が入手した文在寅政権当時の韓国国防部(省に相当、以下同じ)文書には「(2019年2月22日に)外交部が一般環境影響評価関連で対中説明」と記載されている。在韓米軍が韓国国防部に「星州THAAD基地環境影響評価事業計画書」を提出した翌日のことだ。文在寅政権は発足直後の2017年7月、通常1年かかる一般環境影響評価を実施し、その上でTHAADを正式配備すると発表した。事業計画書の提出はその最初の段階となる。

 

 当時の一連の内容はメディアでも報じられ、中国も計画書提出の事実は把握していたようだ。ただし誰の要求で説明が行われ、いかなる情報が伝えられたかは分からない。また計画書提出の翌日に早くも中国への説明が行われたことから「文在寅政権がいかに中国の顔色をうかがっていたか分かる」との指摘もあった。ある韓国政府筋は「当時の外交部は米国の了解も得ないまま中国に説明した」と伝えている。

 

 与党などからはこれまで「文在寅政権は2017年10月、THAADについて中国と『3不1限』を約束した」などの主張が相次いでいた。3不とは「THAAD追加配備不可」「米国のミサイル防衛(MD)システム参加不可」「韓米日軍事同盟不可」を意味するもので、1限は「THAADで中国を狙わない」という意味だ。文在寅政権の複数の関係者は「3不は両国の合意ではないし、1限を中国が要求した事実もない」と反論しているが、20日に公開された当時の国防部文書には3不について「韓中間の従来の約束」、3不1限については「両国が合意した」などの記載があることから改めて問題になっている。

 

 「環境影響評価が遅延し過ぎ」との批判に対し文在寅政権は「住民の反対」「政治的・民主的な正当性の確保」などを言い訳としたが、実際は中国との対立を避けるためだったのだ。

 

 2021年5月に国防部が作成した文書「BH(青瓦台=韓国大統領府)主管会議およびNSC(国家安全保障会議)の結果」によると、出席者から「環境影響評価を行う際、住民や反対する団体の抗議行動が激しくなってTHAAD問題が再び浮上し、これにより中国との対立が広がることが懸念されるため、状況の管理が必要」との意見が出ていた。米軍が事業計画書を提出し、手続きが始まってから2年3カ月が過ぎた時点でのことだった。環境影響評価法により韓国政府は住民や専門家が参加する評価協議会を立ち上げねばならなかったが、文在寅政権は任期が終わる2022年5月まで協議会を発足させなかった。

 

盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者、キム・スンジェ記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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06 

文在寅政権の「3不1限」は全て事実、国の主権を中国に明け渡した売国行為ではないか【7月22日付社説】
記事入力 : 2023/07/21 11:20


▲慶尚北道星州郡の在韓米軍高高度防衛ミサイル(THAAD)基地/NEWSIS


文在寅(ムン・ジェイン)前政権が中国に配慮するため、在韓米軍のTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備を意図的に遅らせていた疑惑が事実だったことが今回確認された。THAADは北朝鮮の核ミサイルを迎撃するシステムだ。ところが文在寅政権は任期5年間、このTHAADを「臨時」という形の配備にとどめた。文在寅政権は6カ月もあれば終わる環境影響評価ではなく、1年以上の期間を要する「一般環境影響評価」を行う方針を定め、その最初の段階となる評価協議会の発足も最後まで先送りした。表向きは住民の反対が理由だったが、実際は中国に配慮するためだったのだ。今回公表された韓国国防部(省に相当、以下同じ)の文書にこれらが記載されていた。

 この文書によると、国防部、外交部、環境部の担当者は2019年12月3日に行われた青瓦台(韓国大統領府)国家安保室の会議で「中国は環境影響評価の手続きに入ることをTHAADの正式配備と見なし、強く反発するだろう」「12月に計画されている政府高官による交流(大統領の訪中)に影響するのは避けられない」「年内の評価委員会発足は難しい」などと結論づけていた。この会議は文前大統領が訪中する3週間前に行われた。訪中に悪影響を及ぼしかねないため、THAADの正式配備に必要な手続きが先送りされたのだ。最終的に文在寅政権の5年間に環境影響評価を行う評価協議会は最後まで発足しなかった。


 中でも注目すべきは国防部がこの文書で「THAAD・3不」について「韓中間の従来の約束」と明記したことだ。3不は「THAAD追加配備不可」「米国のミサイル防衛(MD)システム参加不可」「韓米日軍事同盟不可」を意味するものだ。3不について文在寅政権は「韓国政府の立場表明に過ぎず、国家間の合意や約束ではない」と説明してきたが、実際は違ったのだ。2020年7月31日に国防部長官に報告された文書には「中国は両国が合意した3不1限を維持すべきとの立場」という文言も出てくる。1限とはTHAADの運用に制限を加えることを意味する。文在寅政権は1限について「明らかに事実とは異なる」と主張してきたが、これもやはりうそだったのだ。

 

 THAAD追加配備や米国MDへの参加は大韓民国の軍事主権に属するもので、他国の介入など許されない。ところが文在寅政権は中国を訪問するためこの軍事主権を中国に差し出した。「1限」はすでに配備されたTHAADの運用を中国の意向に沿って制限するという意味だ。自国の軍事力運用に他国の干渉を認める国がどこにあるのか。「国を売り渡した」と言われても何も反論できないだろう。しかもこの売国行為に国の主権を守るはずの軍人や外交官まで加担していた。まさに惨憺(さんたん)たる思いだ。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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07 

尹大統領の義母の控訴審、懲役1年・法廷拘束
記事入力 : 2023/07/22 09:35


通帳残高証明偽造罪で起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の義母・崔殷淳(チェ・ウンスン)被告が21日、京畿道議政府地方裁判所で行われた控訴審で法廷拘束された。同被告は一審で懲役1年という判決を言い渡されていた。写真はこの日、控訴審に出席する同被告の様子。

 

NEWSIS/朝鮮日報日本語版





 

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08 

「残高証明書偽造」尹大統領の義母を法廷拘束
記事入力 : 2023/07/22 09:56


▲銀行残高証明書偽造などで起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の義母・崔殷淳(チェ・ウンスン)被告(76)が21日、京畿道議政府市内の議政府地方裁判所で行われた控訴審の宣告公判に出廷した。写真=news 1

 

私文書偽造などの罪に問われて起訴された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の義母・崔殷淳(チェ・ウンスン)被告(76)が22日、法廷拘束された。

 

 法曹関係者によると、議政府地方裁判所刑事第3部は同日、私文書偽造などにより一審で懲役1年という判決を言い渡された同被告に対する控訴審宣告公判で、控訴を棄却し法廷拘束したとのことだ。


 崔殷淳被告は京畿道城南市中院区内の土地を購入する際、2013年4月1日から10月11日まで4回にわたって貯蓄銀行に349億ウォン(約38億4000万円)が預けられたように残高証明書を偽造したとされている。また、同業者と共謀して2013年8月7日、同区内の土地関連契約金返還請求訴訟を起こし、100億ウォン(約11億円)の偽造残高証明書を裁判所に提出していたという。

 

 同地裁は「被告人は犯行を主導し、莫大な不動産私益を得るための手段として実行した」「被告人の違法程度とそれで得た利益の規模は莫大だ」と判断理由を説明した。

 

 崔殷淳被告は2021年12月の一審で懲役1年との判決が下された。一審では当時、「別人の名義で不動産を購入し、かなりの利益を得たものとみられる」と判決理由を説明した。今回の判決後、拘束を告げられた同被告は「判事様、もう一度言ってください」「悔しい」と言った。そして、「本当に薬でも飲んで、ここで死んでしまいたい」と、裁判所の床に横たわる場面もあったとのことだ。

 

ペ・ドンジュ記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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09 

「新林洞通り魔事件」チョ・ソン容疑者を送検
記事入力 : 2023/07/28 10:27


 

【NEWSIS】ソウル市冠岳区新林洞で面識のない通りがかりの人々に対してナイフを振り回し、1人を死亡させ、3人に重傷を負わせたとして逮捕されたチョ・ソン容疑者(33)が28日午前、ソウル・冠岳警察署から検察に送致された。


NEWSIS/朝鮮日報日本語版

 

 

 

 














 

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10 

教師が制止も授業中にラーメン食べながらライブ配信、男子生徒に10日間の出席停止処分 /原州
記事入力 : 2023/07/28 15:36



江原道原州市で高校3年生の生徒が授業中にラーメンを食べながらライブ配信し、10日間の出席停止処分を受けていたことが分かった。江原道教育庁とKBSなどが26日に明らかにした。

 報道などによると、今年4月、原州市内のある高校で、3年生の男子生徒が授業中にラーメンを食べている姿をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)でライブ配信したとのことだ。情報提供映像を見ると、男子生徒は授業中に自分の席に座って平然とカップラーメンを食べている。画面では、授業中の教師をしばらく撮影したり、自分の腕に入っているタトゥーを見せたりするなど、授業妨害行為を続けている。このライブ動画のタイトルは「授業中に二日酔い解消」だった。
 

 ラーメンを食べるのを教師に止められても、この男子生徒は何事もなかったかのようにライブ配信を続けた。教師はやめるように言う以外、何もできなかったという。その後、別の教師が相談室に連れて行って指導した際も、男子生徒は「ライブ配信は終わりにした」と言ったが、実は配信を続けていたことが分かった。

 

 学校善導委員会では、この男子生徒に飲酒・学校名誉失墜などの理由で「出席停止10日間」という懲戒処分を下した。学校善導委員会とは、生徒が学校の規則や生活規定に反する行為をした場合、校内自治委員会を構成して開催されるもので、通常は「校内ボランティア活動」「社会ボランティア活動」「特別教育」「10日間以上30日間未満の出席停止」などの懲戒処分が下される。

 

 江原道教育庁の関係者は「当該事件は学校側で既に善導委員会を開き、事件が終結したものと聞いている」と語った。

 

イ・ヘジン記者


チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版

 

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11 

素材・部品・設備の自立宣言から4年、韓国の対日輸入額は大幅に増えていた
記事入力 : 2023/07/29 17:29


▲写真=UTOIMAGE

 

2019年7月、日本はレジスト(感光剤)、フッ化水素、フッ化ポリイミドという半導体・ディスプレイ用の重要素材3品目に対する対韓輸出規制を強化する経済報復措置を下した。当時の文在寅(ムン・ジェイン)政権は「素材・部品・設備の自立」を宣言した。それから4年、一部素材を国産化する成果もあったが、むしろ対日輸入額は大幅に増え、貿易赤字は拡大し、一部素材は日本ではなく中国への依存度が高まった。
 

 輸出規制対象となった高純度フッ化水素はソルブレイン、ENFテクノロジーなど一部の韓国企業が国産化に成功した。レジストもサムスン電子、東進セミケムがEUV露光工程に使用できるレジストを開発した。しかし、国産化のレベルは依然として微々たるものだ。韓国産業通商資源部は昨年、国産化率は半導体設備で20%、素材で50%にとどまっているとした。2017年のそれぞれ18.2%、50.3%と大差なかった。

 

 本紙がこのほど、最近4年間の貿易統計を分析した結果、昨年日本から輸入した素材・部品・設備は貿易紛争以前の18年よりもむしろ増加し、貿易収支は悪化している。18年に381億ドルだった日本からの素材・部品・設備の輸入額は、19年に日本が経済報復措置を取った後、329億ドルに停滞したが、翌年には340億ドルに増えた。昨年は395億ドルで過去最大を記録した。このため、素材・部品・設備分野での対日貿易赤字は19年の186億9000万ドルから昨年は249億3000万ドルに拡大した。

 

 ただ、輸入国の多角化には一部成功し、フッ化水素は輸出規制以前の18年に41.9%に達していた対日輸入割合が昨年7.7%まで低下した。代替輸入先となったのは中国だ。昨年、韓国のフッ化水素の対中輸入割合は80%に達した。

 

 輸出の多角化でコストも上昇した。レジストの場合、韓国企業は日本製の代わりにベルギーにある日系合弁法人を通じて調達を始めた。しかし、ベルギー製素材の輸入単価は日本製の5.4倍に達した。

 

イ・ヘイン記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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12 

半導体重要素材を戦略物資化する日本
記事入力 : 2023/07/29 17:31


▲写真=UTOIMAGE

 

日本経済新聞は6月24日、日本の官民出資による投資ファンド、産業革新投資機構(JIC)が半導体素材メーカーのJSRを1兆円で買収すると報じた。JSRは最先端の半導体生産に使われるフォトレジストの分野で世界シェアが28%に達する世界最大手だ。国際的な競争力を備えた半導体素材産業を政府が直接育成し、戦略物資として活用する狙いがある。日経は日本政府が経済安全保障の観点で今回の買収を支持しているとし、日本は半導体素材から製造に連なるサプライチェーンを強化しようとしていると伝えた。


 東京証券市場でJSRの時価総額は現在約6700億円だ。それを3300億円も上回る価格で買収することになる。日経は「JICはJSRの潜在力と成長可能性を高く評価し、買収額を高く設定した。公開入札ではなく、異例の直接交渉を進めた」と指摘した。JICは今年、JSRの株式公開買い付けを終え、来年にも上場を廃止する計画だ。

 

 日本は米中対立が激しさを増す中で韓国や台湾より地政学的に安定している強みを掲げ、2021年から国家レベルの大規模な半導体復興戦略を推進している。1980-90年代の半導体覇権を取り戻す狙いだ。巨額の補助金でサムスン電子、TSMC、マイクロンなど世界的な半導体企業の工場と研究所を誘致し、トヨタ、ソニー、ソフトバンク、NTTなど日本を代表する企業8社が出資する先端半導体メーカー「ラピダス」も設立した。先端製造プロセスを開発するとともに、人材を拡充し、2027年までにサムスン電子やTSMC並みの半導体を生産することが目標だ。7月23日からは半導体重要設備・素材23品目を輸出する際、経済産業相の許可を義務付ける。 韓国科学技術院(KAIST)経営学部のチョ・デゴン教授は「JSR買収や輸出規制はいずれも半導体生態系のチョークポイント(戦略的に重要なポイント)である素材・設備を武器に世界のサプライチェーンを揺さぶる戦略だ。自国の強みをよく把握している」と評した。


朴淳燦(パク・スンチャン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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13 

日本で38年間歌手活動 キム・ヨンジャさん「衣装はいつも韓服…私を守る鎧です」(上)
記事入力 : 2023/07/30 06:52



 

【私の現代史の宝物】歌手キム・ヨンジャさん

 

 今年は大韓民国樹立75周年。韓国は戦争の廃虚から立ち上がり、世界史においても類を見ない成長を遂げた。その激しい時代の流れを内包する現代史の「宝物」を発掘する。平凡に見えるものにも、個人の思い出と現代史のワンシーンが宿っている。潘基文(パン・ギムン)元国連事務総長、金亨錫(キム・ヒョンソク)延世大学名誉教授、舞台俳優のソン・スクさん、映画俳優・実業家の申栄均(シン・ヨンギュン)さん、漫画家のイ・ヒョンセさん、詩人のシン・ダルジャさん、キム・ジャンファン牧師に続き、歌手キム・ヨンジャさんの「宝物」について聞いた。


 白いチマチョゴリの上に赤い花が咲いている。グリーンのレコードジャケットに書かれたデビュー曲のタイトルは『女の一生』。1968年に歌手イ・ミジャさんがリリースした曲の歌詞を日本語にし、1977年に日本で発売した。

 

 「成功したい」と言って外国に一人で渡った娘に、母親は「21歳で『玉のこし』に乗る(幸せな結婚をする)だろう」というある僧侶の言葉を伝え、遠方にいる娘を応援した。威勢良く国を出たものの、寂しくてつらかった。そんな時、歌手キム・ヨンジャさん(64)は母親の言葉を思い出して、大きな花が描かれた韓服(チマチョゴリ)に癒しを感じた。韓服は母親の懐のようだった。圧倒的な声量を調節するための「ブルートゥース唱法」(マイクを口からできるだけ遠く離す歌い方)から華やかな衣装まで、さまざまな姿が思い浮かぶが、それを上回るステージを生み出すキム・ヨンジャさん。1974年にデビューし、今年で歌手人生50年を迎える彼女は、自身の宝物として「韓服」を挙げ、語り始めた。


■日本での活動は38年。ステージ衣装はいつも韓服

 

 日本での活動が最初から成功したわけではない。1977年にトリオ・レコード社のオーディションに合格して日本でデビューした。だが、3年間の活動契約期間が終わって待っていたのは解雇通知。「日本の文化にうまく適応できていなかったようです」。白い韓服姿のレコードは在庫として残り、ジャケットは黄ばんでいた。

 

 デビューから7年以上も無名だった。キム・ヨンジャさんは「韓服の大きな花柄のようにいつかは満開の花が咲くだろう」と自らに言い聞かせた。韓国に戻り、1981年に出したトロット(韓国演歌)メドレー『歌の花束』で人気を集めた。翌年レコーディングした『本当ですか』は最初のヒット曲となった。1984年の『水銀灯』まで相次いでヒットし、KBSの「今年の歌手賞」とMBCの「10大歌手歌謡祭 歌手賞」を受賞した。

 

 そこで、デビューで失敗した日本に再び進出しようと決心し、1988年のソウルオリンピック賛歌『朝の国から』の日本語バージョンをリリースした。ソウルオリンピックの閉会式で歌ったため、日本でもよく知られていた。日本を初めて訪れた時のように韓服をまた着た。「韓服は優雅です。韓国人としてのアイデンティティーを守ってくれる、精神的な鎧(よろい)でもあります」

 

 今度は「大ヒット」だった。1989年には日本歌謡界最大の祭りであり、代表的な年末歌謡祭であるNHK紅白歌合戦に初めて出場した。当然、韓服を着て出た。演歌にも挑戦し、『暗夜行路』『熱い河』などの演歌が1位になった。韓服は日本の観客には称賛され、同胞には慰めと癒しを与えた。


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



日本で38年間歌手活動 キム・ヨンジャさん「衣装はいつも韓服…私を守る鎧です」(下)
記事入力 : 2023/07/30 06:30



 

■北朝鮮で公演…金正日総書記「韓服は南朝鮮の方がきれいだ」

 

 「韓服は南朝鮮(韓国)の方がきれいじゃないですか?」。2001年4月、北朝鮮の招待で平壌公演をしたキム・ヨンジャさんに、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が話しかけてきた。韓国人歌手としては初めて北朝鮮で単独公演を行ったキム・ヨンジャさんは、金正総書記に会う場へ行く際、韓服を着て行った。北朝鮮の平壌高麗ホテルで手に入れた絹の生地を使い、北朝鮮のデザイナーが仕立ててくれた韓服だった。生地は自分で選んだ。日本での公演では韓国の生地を使って作った韓服を着たが、北朝鮮では配慮して北朝鮮の生地で韓服を作った。「自分たちの所の物なら、いっそう喜んでくれるだろうと思ったんですが、(北朝鮮の人々は)正直に話してくれました。『実は生地が昔の織り方なので、厚いし重いし楽ではなかったんですよ』と」


 キム・ヨンジャさんは金正日総書記が一番好きな歌手だそうだ。平壌公演では『七甲山』『旌善アリラン』や、北朝鮮の歌『口笛』『イムジン河』などを歌った。『私たちの願いは統一』も北朝鮮の観客と一緒に歌った。それ以前も訪朝芸術団はあったが、単独で公演した歌手はキム・ヨンジャさんが初めてだった。キム・ヨンジャさんの声量に金正日総書記は驚いたという。翌年も再び単独公演を行った。再度、金正日総書記から招待があったからだ。

 

 キム・ヨンジャさんは韓国の歌手だが、北朝鮮では日本の歌手として、日本では北朝鮮の歌手として紹介されたこともあった。日本では、韓国生まれで北朝鮮に渡った朴世永(パク・セヨン)作詞の『イムジン河』をキム・ヨンジャさんが歌ったため、「北朝鮮の歌手だ」と非難された。「『NHKの番組なのに、なぜ北朝鮮の歌手が出ているのか』と抗議が殺到しました」。歌を歌っただけで日本と北朝鮮の間の政治的な問題に巻き込まれるとは想像もしていなかった。キム・ヨンジャさんはその時も今もこう言う。「私は韓国人のキム・ヨンジャです。これまでも、今も、これからも私は同じです」


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■『アモール・ファティ』の大ヒットで老若男女誰もが知る歌手に

 

 キム・ヨンジャさんはさまざまなヒット曲のうち、一番大切にしている「宝物」に『アモール・ファティ』(運命愛の意)を挙げた。2013年にリリースされたこの曲は、その4年後に突然、チャートを席巻した。若者たちがビートのきいたエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)調のこの曲に夢中になり、リリースからかなりたってヒットしたのだ。

 

 ありがたい歌だった。日本で人気歌手として活動していた間に、韓国での居場所は次第に消えていっていた。2009年に『10分以内に』というヒット曲を出したが、曲は知られても、「キム・ヨンジャ」という名前はあまり広がらなかった。そうした中で『アモール・ファティ』が突然、チャートを席巻し、「キム・ヨンジャ」の名が再び知れ渡ったのだ。若者の間で人気を集め、大学祭にも呼ばれるようになった。


 日本では韓服の衣装にこだわっていたが、韓国ではパンツスーツに変わった。軽快で楽しい歌とステージ・パフォーマンスが人気になったため、華やかなパンツスーツとショートヘアのウィッグがキム・ヨンジャさんの新たなシンボルになった。それでも、華やかな花柄はデビュー時と同じだ。

 

 キム・ヨンジャさんは「最近、一番大事にしている韓服」とパンツスーツの衣装を見せてくれた。韓山カラムシ(忠清南道・韓山特産の植物カラムシを材料にした織物)の職人が一針一針精魂込めて作ったという。ハングル文字が金糸で刺しゅうされており、ラインストーンも華やかに輝く。キム・ヨンジャさんは6月末、日本で公演を行う予定だ。8月には新曲のリリースも計画されている。彼女の人生を彩った、日本で大事に着ている韓服をまた着るつもりだ。「今、また韓服を取り出して着る時が巡ってきました。胸がときめくままに生きる『アモール・ファティ』が再び繰り広げられるでしょう!」

 

崔宝允(チェ・ボユン)記者


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

 

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東京がソウルをうらやむ時期があった【コラム】
記事入力 : 2023/07/30 10:03
 

都心の醜い高架に頭を抱える東京…清渓川を復元したソウルに感嘆
その間に東京は天地開闢、ソウルは退歩…運命を分けたのはリーダーシップとマスタープラン



▲イラスト=朝鮮デザインラボ・Midjourney


東京の中心部に日本橋という橋がある。江戸幕府を開いた徳川家康の都市整備計画で1603年に初めて架けられた。数回の火災・焼失を経て1911年に今の姿になった。技術的・芸術的な面で明治時代を代表する建築物と認められ、1999年に国の重要文化財に指定された。ここには、国道の起点を意味する「道路元標」もある。東京の過去と現在。そして未来を見せてくれる象徴が、まさにこの日本橋だ。

 こうした背景を知ると日本橋を直接見てみたくなるが、何も考えず日本橋駅に降り立つと慌てることにもなるかもしれない。まず、橋を見つけるのが容易でない。日本橋の上を通っている首都高速の高架が視野を妨げている。日本橋は長さ49メートル、幅27.3メートルの小さな橋で、どっしりした高架の下に押さえ込まれ、体裁も悪い。高架は日本橋と共に、その下を流れる川の流れまで断ってしまった。高架は1964年の東京オリンピックを前に作られた、日本の高速道路の象徴的存在だが、今では天文学的な維持費がかかる上に都市景観を害するということで、大して役には立たないけれど捨てるには惜しい「鶏肋(けいろく)」と化した。一つの時代の革新が現在の障害物になった-という皮肉だ。
 

 貧しかったソウルにとって、東京都心の高架道路は憧れの的だった。ソウルは1960年代後半、東京の高架をモデルに工事を開始し、76年に清渓高架を完成させた。東京よりはるかに単純な道路だったが、工事には10年もかかった。ところが、東京とソウルの都心高架道路の運命は違っていた。東京の高架道路は鶏肋のような存在としてもうじき60年を迎えるが、清渓高架は30年にもならない2003年に撤去された。転換点は、清渓川の復元だった。

 

 当時の李明博(イ・ミョンバク)ソウル市長が清渓高架道路を撤去して清渓川を復元すると、都心の高架道路と日本橋を巡って悩んでいた東京は衝撃を受けた。2005年に早稲田大学教授が代表を務める「美しい景観を創(つく)る会」は、代表的な「悪い景観」として日本橋と高架道路の奇怪な共存を選んだ。06年、奥田碩・経団連会長(当時)も参加する「日本橋川に空を取り戻す会」が作られて高架の撤去と地下化を提案し、小泉首相もこれを支持した。このように、東京がソウルを心底うらやんでいた時代があった。東京は、リーダー一人が清渓川を復元し、バス中央車線制、乗り換え制へとソウルを作り替えるプロセスをぼうぜんと見守り、彼を東京に招待した。


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06年、李明博・ソウル市長の東京大学での講演では、清渓川の予算や土木技術ではなくリーダーシップについての質問が集中した。清渓川復元を巡る対立は、韓国人がよく知っている通りだ。生計が懸かった商人らの反発と違って、市民団体や政界の反対闘争は文字通り政治的な理由からだった。李市長は講演で「徹底した現場調査、緻密な計画と最新技術、何より原則と誠意で市民を説得した」と語った。聴衆500人はソウルのリーダーシップについてメモするのに忙しかった。そんな時代があった。

 

 「清渓川」の後、ソウルと東京で何があったのだろう。02年に東京再開発の枠組みを整えた小泉首相のようなリーダーシップもあったが、韓国が今、羨望(せんぼう)の目で見ている東京の天地開闢(かいびゃく)は「マニュアルの力」だ。一度計画を立てたら、東京はリーダーシップが変わっても揺るがない。逆にソウルは、市民団体出身の市長がいた10年間で退屈になり、劣化し、古くなった。彼は「保存と再生」だと言ったが、10年が過ぎてみると、それは退歩だった。ソウルは今後もたびたびリーダーシップが交代するはずで、おかしな哲学が再び登場して都市を退歩させる危険性が高い。政治に揺さぶられないソウルと国家復興のマスタープランが必要な理由がここにある。ところが今の韓国政治は互いに極端にかけ離れた観点から「汚染水」だ、「楊平」だと論争に明け暮れている。

 

鄭佑相(チョン・ウサン)政治部長


朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


        
 

 

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韓国教育界、この6年間で自死した教師は100人…うち小学校教師が57人
記事入力 : 2023/07/31 16:20


▲29日午後、ソウル市鍾路区の韓国政府ソウル庁舎前で行われた「瑞二小学校教師追悼・公教育正常化要求集会」で、「教師の教育権を保障せよ」「安全な教育環境を整えよ」などのプラカードを手にする教師たち。写真=NEWSIS

 

この6年間で小中高校の教師100人が自死をしたとの集計結果が明らかになった。そのうち半数以上が小学校教師だった。

 

 与党・国民の力のチョン・ギョンヒ議員室が30日に韓国教育部から受け取った資料によると、2018年から今年6月までに公立小中高校の教員100人が自死をしたとのことだ。仲でも小学校教師が57人と最も多かく、次いで高校教師28人、中学校教師15人の順だった。昨年現在で全教師約44万人のうち、小学校教師は44%を占める。ところが、自死をした教師のうち小学校教師が占める割合は57%に達した。


 自死の原因・理由については、教育当局が「原因不明」とした70人を除くと、残り30人のうち半数を超える16人が「うつ病・パニック障害」で死亡したという。次いで「家庭内の問題」(4人)、「身辺悲観」「病気悲観」(各3人)、「兵役義務」(2人)、「結婚準備」「投資失敗」(各1人)と分析された。自死をした教師は2018年の14人から2019年に16人、2020年に18人、2021年に22人と増加している。

 

 韓国教員団体総連合会(韓国教総)は公式ホームページで、これまでに報告のあった各種教権侵害事例を紹介している。ある教師は「暴言を習慣的に発する子どもを指導したが、改善されなかったため反省文を書かせた。すると、その子の父親から翌朝電話があり、『大したことでもないのに反省文を書かせた」と抗議され、電話やモバイルメッセージが頻繁に来るようになった。電話に出ないと職員室に電話してきて暴言を発し、『うちは食肉解体業者だから、おのを持って行って担任の首を切ってやる』と脅迫された」と情報提供した。別の教師は「生徒たちが教卓の上に水をこぼしたのにふかなかったため、『誰がやったのか』と5-6回聞いたが、誰も出てこなかった。それで出席簿で教卓を何度かたたきいたところ、ある保護者が『子どもの聴覚に異常が生じた』という診断書を持って校長室に来て、大騒ぎした」と語った。

 

 「小学校3年生の男児が大便のそそうをしたので保護者を呼んだら、下着を私に握らせて帰って行った。それでまた(保護者を)呼び、『処理をお願いします』と言ったら、ため息をついた」と訴えた教師もいた。小学生が教師に対して露骨なセクハラ(性的嫌がらせ)をしたケースもあった。だが、教師たちは「教師に対するセクハラ問題も深刻だが、『子どもだから』という理由で訴えることができない雰囲気だ」と話した。

 

キム・ヨンジュ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

 

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延世大教授、娘に自分の講義を受講させ「Aプラス」の成績…答案用紙は廃棄
記事入力 : 2023/07/31 16:35


韓国の大学教授が勤務先の大学に在学中の娘に自分の講義を受講させ、「Aプラス」の成績を付けたところ、懲戒処分を受け、処分取り消しを求めて提訴したが、一審に続き二審でも敗訴した。

 

 二審のソウル高裁はこのほど、延世大のA教授が「停職処分は無効だ」とし、大学を相手に起こした訴訟で、一審判決と同様、原告敗訴判決を下したことを明らかにした。


 A教授は2017年第2学期、同じ大学の他学科に在学していた娘に自身が講義する科目を受講するよう勧めた。A教授は娘と同居している自宅で試験問題を出題し、正解が書かれた答案を作成し、娘に「Aプラス」を与えた。娘がその学期に「Aプラス」の成績を収めたのは父親の講義を含む2科目だけだった。

 

 教育部は19年7月、延世大ヘの総合監査でそれを摘発した。A教授は娘に「Aプラス」を与えた17年第2学期を含め、18年第2学期までの3学期に該当科目を受講した学生の試験答案など成績算出資料も保管していなかった。延世大は20年、A教授に対して停職1カ月の懲戒処分を下した。

 

 A教授は翌年「子女の受講を回避しなければならないという内部規定はなく、研究室にあったプリンタートナー容器がひっくり返って答案用紙が汚れたため捨てた」として訴訟を起こした。

 

 一審は昨年10月、A教授の請求を棄却した。一審は「当時は教授の子女の講義受講に対する明確な内部規定はないが、『教職員は自身が遂行する職務が本人、配偶者、直系尊属・卑属および4親等以内親族の利害と関連する場合、当該業務を回避しなければならない』という規定はある」とし「子女の講義受講はそれ自体が成績評価のような職務の公正性を阻害する」と判断した。


 A教授は控訴したが、二審でも判断は変わらなかった。ソウル高裁は、A教授が答案用紙を廃棄したため、娘と他の学生に適切な点数を付けたどうかを検証することもできなくなったと指摘した。


イ・ミンジュン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


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