2016
01(03/01)朴政権の小学校国定教科書で軍事独裁政権時代を好意的に記述
02(03/01)「鬼郷」旋風は慰安婦合意に対する市民の劇場デモ
03(03/01)日本外務省前で在日同胞学生らが「韓日談合絶対反対!」
04(03/02)朴大統領、三一節演説で北朝鮮圧迫の継続を強調
05(03/02)[社説]朴槿恵外交の失敗が確認された三一節演説
06(03/02)駐韓日本大使館前「少女像」周辺の座り込み、62日ぶりに終了
07(03/03)1カ月で1万7千人の胸に「少女像バッジ」
08(03/04)尹炳世外相、国連人権演説で「慰安婦」発言なし
09(03/04)[社説]慰安婦問題“抹殺”はかる大統領府と外交部
10(03/07)国連での慰安婦強制連行否定発言 安倍首相が「外務省に直接指示」
11(03/07)ニューヨーク市議会、日本軍慰安婦決議案推進
12(03/08)国連女子差別撤廃委、韓日「慰安婦」合意を批判
13(03/08)少女像を守る女子大生「一人でも傍にいれば負けたことにならない」
14(03/09)韓国政府、国連の韓日慰安婦合意批判に「被害者意見反映に努めた」
15(03/11)不可逆的な韓日慰安婦合意に価値はない 世界的公論化は不可避
--------------------------------------------------------------------------------------------------
登録:2016-03-01 01:46 修正:2016-03-01 17:13

歴史教育連帯会議所属メンバーらが29日午前、ソウル中区のソウル市NPO支援センターで記者会見を開き、「小学校6-1社会(歴史)教科書」最終本の分析結果を発表している=イ・ジョンヨン先任記者//ハンギョレ新聞社
朴槿恵政権初の国定教科書
小学校6年生の社会、最終版の分析
「誤り93カ所、偏向した記述31カ所を発見」
光州5・18民主化運動に関する記述から
「戒厳軍」「発砲」消える
朴槿恵(パククネ)政権で初めて発行された国定歴史教科書における事実の誤りと偏向した記述が124カ所に及ぶばかりか、維新(朴正煕<パクチョンヒ>政権の軍事体制)関連の記述を以前よりも減らすなど、朴正煕政権への偏向性も強くなったという歴史学界の分析結果が発表された。
民族問題研究所や全国歴史教師会など7つの歴史団体で構成された歴史教育連帯会議(連帯会議)は29日、ソウル中区のソウル市NPO支援センターで記者会見を開き、「小学校6年生(1学期に使用する)社会(歴史)教科書」最終版(以下、最終版)を分析した結果、誤り93、偏向した記述31の合わせて124の記述から問題が発見された」とした上で、「朴正煕政権については好意的に取り上げており、記述そのものが増えたことも特徴」と指摘した。今月の新学期から小学校6年生が使用するこの教科書は、2011年の教科書を5年ぶりに改訂したものだ。現在、小学校は国定教科書体制にある。
連帯会議は「基礎的な歴史事実すら間違っている部分が最終版で数カ所見つかった」ことを明らかにした。例えば、91ページの 三一運動デモ発生地域を表した地図の場合、根拠が明確でなく、間違った場所が多いというのが連帯会議の説明だ。三一運動は、全国232府・郡のうち218カ所で起きたが、地図に表示されたところは100カ所ほどだ。
また連帯会議は、「最終版では李承晩(イスンマン)・朴正煕元大統領(および政権)に対しては、それぞれ14回、12回言及されている一方、金泳三(キムヨンサム)・金大中(キムデジュン)・盧武鉉(ノムヒョン)・李明博(イミョンバク)元大統領や政権の名前は一度も言及されていない」とした上で、「政治的偏向性の典型」と指摘した。李明博政権当時の2011年に発行されたこれまでの教科書(以下、2011年版)と比較しても、こうした特徴が目立つ。2011年版では、朴正煕元大統領や政権と関連した叙述は4回に過ぎず、ほとんどが維新体制と朴正煕大統領死去などの“影”にかかわるものだったが、今回の教科書では、経済成長などの肯定的な記述が目立つ。また2011年版には、金泳三・金大中元大統領の写真を並べて配置し、それぞれ「初の文民政権」と「初の野党出身の大統領」と記しているが、今回の教科書からは削除された。
維新体制に対する記述も、以前よりも簡略化された。2011年版では「維新憲法は、国会議員の3分の1と裁判官の任命権、緊急措置権、大統領間接選挙など、大統領一人に力が集中され過ぎた内容が多く、野党と市民の強い反対に直面した」などと記述されていた。しかし、今回の最終版では、「長期政権が可能となり、政治的に強大な権限が大統領に集中した」と簡単に説明している。
全斗煥(チョンドゥファン)政権に関連しては、2011年版と2014年の実験版にあった「軍事独裁」という言葉が削除され、光州5・18民主化運動の部分で「戒厳軍」と「発砲」の表現と関連記述が消えた。実験版にあった日本軍「慰安婦」の用語と関連写真も削除されたことが最近確認され、問題になった。この教科書は、来年に発行される中高校国定歴史教科書の基調を事前に確認できる体験版として、歴史学会の注目を集めてきた。全国歴史教師会のキム・テウ会長は「国定教科書というシステム自体が自律性と中立性を深刻に侵害するという懸念と指摘が確認された」と述べた。
教育部はこれに対し、「小学生の発達レベルなどを考慮して記述しただけで、誤りや偏向とは言い難い部分が多い」とした上で、「執筆陣と相談して連帯会議の発表内容について詳しく反論した資料を出す」と明らかにした。
チョン・ジョンユン記(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-02-29 21:30
https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/732713.html
訳H.J
登録:2016-03-01 03:10 修正:2016-03-01 06:34

映画『鬼郷』//ハンギョレ新聞社
5日間で100万人...予約率の上昇
「痛々しいけど、必ず見るべき映画」
口コミで広がり団体観覧多い
日本軍慰安婦として連行された少女たちの物語を描いた映画『鬼郷』が、封切りから5日で観客100万人を突破し、映画界で旋風を巻き起こしている。日本の誠意あるおわびすら盛り込まれなかった韓日慰安婦問題の合意で再び傷つけられた慰安婦被害ハルモニ(お婆さん)を癒すと共に、歴史教科書の国定化を強行するなど、過去の歴史問題における朴槿恵(パククネ)政権の後ろ向きな姿勢を阻止しようとする市民の意志が集まり、誰も予想できなかった『鬼郷』シンドロームにつながっているものと分析される。
29日、映画振興委員会の映画館統合ネットワークによると、『鬼郷』を見た観客数は106万1271人に達する。事前予約率は同日午後基準で33.3%を示し、9日連続で1位の座を守っている。三一節を迎え、日本帝国主義に蹂躙された痛々しい歴史を忘れずに記憶しようとする観客たちも映画館に向かうものと見られており、『鬼郷』の興行は当分続くものと予想される。
『鬼郷』の製作から上映までの道のりは順調ではなかった。市民7万5200人が製作費を集め、14年もかかってようやく完了した。チョ・ジョンレ監督は『ハンギョレ21』(ハンギョレ時事週刊誌)と共に行ったオンライン製作費募金に後押しされ、2015年4月に撮影を始めたが、4日間で製作費が底をつき、頓挫する危機に瀕していた。この時、プロデューサーのイム・ソンチョル氏など製作陣が自宅を担保に資金を融通し、近所のカーセンター社長、フィットネストレーナー、クリーニング屋の社長など、一般市民に投資を募ったことで、ようやく再スタートを切ることができた。封切り直前まで上映館の確保に悩まされていたが、観客たちが『帰郷』の前売り権を購入し、上映館を増やしてほしいというオンライン嘆願に乗り出したことで、もう一度壁を突破できた。
映画の中で、あくどい日本軍を演じたプロデューサーのイム・ソンチョル氏は白凡・金九(キムグ)先生の母方の曾孫だ。イム氏は29日、ハンギョレとの電話インタビューで「家が貧しく、建設現場で働いてやっとのことで大学に入った。乱暴な考え方だが、金九先生の子孫であることが何の役に立つのかと思っていた。そんな私が『鬼郷』と出会ったのは運命だったようだ」と述べた。イム氏は撮影直後、クッシング病という珍しい疾患の診断を受け、脳下垂体の腫瘍を除去する手術を受けた。
映画界では『鬼郷』の興行要因として2つを挙げる。映画ジャーナリストのキム・ヒョンソク氏は「『鬼郷』を見ることは単なる映画鑑賞ではなく、市民がこの映画を通じて韓日慰安婦合意と歴史教科書国定化などへの反対の意思を示す一種のデモ」だと分析した。映画のマーケティング担当者のハン・スンホ氏も「社会問題とちょうど(公開)時期が重なった上に、海外からの大きな反響が国内市場に影響を与えたケース」だと指摘した。慰安婦問題を海外に知らせるために、外国を回ってスポンサー試写会を開いた『鬼郷』に対し、米紙ニューヨークタイムズは一面を割いて報道するなど、高い関心を示した。
家族・団体観覧が多い点も注目すべきところだ。28日にはソウル大光(テグァン)高校の歴史教師チェ・テソン氏が映画館を貸し切って『鬼郷』観覧イベントを開いており、三一節を迎え、団体観覧はさらに多くなる見込みだ。京畿道坡州(パジュ)市金村のある塾は、1日午前、金村の映画館を借りて、学生と保護者約160人が団体で『鬼郷』を観覧することにした。イ・ウソン塾長(44)は、「韓日間の慰安婦交渉と歴史教科書国定化など、最近の歴史問題について、家族全員がもう一度考えてみる機会になればと思っている」と話した。親と一緒に映画を観覧することにした高校生のキム君(17)は「政府が被害者や国民と何の協議もなく、日本と慰安婦の交渉を合意したことは非常に間違ったことだと思う。ハルモニ(お婆さん)たちが経験した悲惨な苦痛を癒すと共に、痛みを共有し、忘れない」と語った。この映画チケット1枚を買うことが、投票用紙1枚を刷るようなものという意見が出るなど、『鬼郷』に対する共感と熱気は一つの社会的現象として広がっている。
ナム・ウンジュ記者、坡州/パク・ギョンマン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-02-29 21:28
登録:2016-03-01 23:37 修正:2016-03-02 07:31
97周年迎えた三一節

三一節を迎え東京の外務省前で東京在住の在日同胞学生60人余が、「韓日政府間12・28慰安婦合意」に抗議する集会を開いている =東京/キル・ユンヒョン特派員//ハンギョレ新聞社
寒風が吹く1日午後3時、日本の外務省がある東京霞ケ関の官庁街に日本軍「慰安婦」問題に対する「韓日政府間12・28合意」を非難するスローガンが響いた。 三一節をむかえて韓国で行われた「韓日日本軍慰安婦合意無効と正しい解決のための全国行動」に歩調を合わせるため、東京在住の在日同胞学生60人余が集まり連帯集会を開いた。 参加した学生たちの大部分が朝鮮総連系の朝鮮大学校の学生たちのようで、女子学生の制服である黒のチマチョゴリ姿が目についた。
集会が始まると学生たちは駐韓日本大使館前で行われている水曜集会の主題歌になった民衆歌謡「岩のように」を歌い、韓国の慰安婦運動に対する連帯を示した。 また慰安婦被害者イ・ヨンスさんたちの証言を一つひとつ紹介しながら「日本政府はこれ以上被害者の尊厳を傷つけるな」 「朝鮮人の尊厳を守ろう」などとスローガンを叫んだ。 「在日本朝鮮人人権協会」のキム・ウギ活動家は「在日朝鮮人学生たちが主体になって慰安婦合意に抗議するデモを行ったのは今回が初めて」と話した。
集会に参加したペ・ジャンイルさん(22)は「韓日政府間合意は、1965年の韓日協定に続き日本軍の性奴隷制度の被害女性たちを無視したものだ。 韓日両国政府間でなされた一方的な政治的・外交的談合以外の何物でもないと思う」と話した。 集会の間、日本の警察が周辺を巡回し「集会はどれくらい続けるのか」と尋ねていた。
東京/キル・ユンヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/732828.html
韓国語原文入力:2016-03-01 20:57
訳J.S(863字)
登録:2016-03-02 03:40 修正:2016-03-02 07:29

朴槿恵大統領が1日午前、ソウルの世宗文化会館で開かれた97周年の三一節記念式典で演説している=イ・ジョンヨン先任記者//ハンギョレ新聞社
「対話への扉を閉めることはないが... 」
核実験以来初めて「対話」に言及
「日本、過去の過ちを忘れないように努めるべき」
慰安婦合意は短く言及
朴槿恵(パククネ)大統領は1日、97周年の三一節記念辞で、北朝鮮核問題、南北関係、日本軍「慰安婦」問題などと関連し、新しい政策やメッセージを打ち出すことはなかった。北朝鮮の核問題に対しては制裁と圧迫の継続を強調し、日本軍「慰安婦」問題に関しては「12・28合意」を「そのまま実践に移すこと」を日本政府に求めた。これまでのメッセージを繰り返した上で、再度強調した。ただし、北朝鮮の核問題と関連して「対話」に触れた部分は、目を引く。朴大統領が北朝鮮の4回目の核実験以降、公式の講演や発言で南北関係と関連して対話を口にしたのは、今回が初めてだ。
■北朝鮮に対する制裁・圧迫を重ねて強調
朴大統領は「北朝鮮が非核化の意志を見せず、変化を拒否している限り、私たち(韓国)と国際社会の圧力は続くことになる」とし「北朝鮮が必ず核を放棄せざるを得ないように働きかけていく」と述べた。朴大統領は「もはや選択は、北朝鮮にかかっている」と強調した。また、国連安全保障理事会(安保理)の新しい対北朝鮮制裁決議案の採択は、「国際社会の断固たる意志が凝集されたもの」とした上で、「朝鮮半島を取り巻く周辺国も、朝鮮半島と世界の平和のための道に積極的に参加するものと信じている」と述べた。中国とロシア政府に対し、北朝鮮制裁への積極的な参加を呼びかけたのだ。
北朝鮮核問題に関する朴大統領の同日の言及は、2月16日の国会演説の延長線上にあるが、「北朝鮮政権を必ず変化させる」など、「北朝鮮政権交替論」や「北朝鮮崩壊論」といったアプローチを貫いた国会演説より、やや控えめな表現が使われた。特に、「北朝鮮が非核化の意志を見せず、変化を拒否している限り、私たちと国際社会の圧迫は続くことになる」という発言の前に、「これから政府は、(北朝鮮に対し)対話への扉を閉めることはないだろう」と明らかにした内容がそれに当たる。今は「制裁に集中するとき」という認識に変わりはないが、会話の余地を根本的に排除することはないというメッセージと思われる。
■日本軍「慰安婦」問題と「12・28合意」の履行を強調
三一節記念辞の中核となる日本に対するメッセージは、北朝鮮へのメッセージに比べ強度と比重が著しく低い。朴大統領は、「政府は、慰安婦被害者一人ひとりの名誉を回復し、心の傷を癒すと共に、実質的な支援を拡大することに最善を尽くす」とし、「12・28合意」の履行への意志を強調した。また、「日本政府も、過去の過ちを忘れずに、今回の合意の趣旨と精神をそのまま実行に移し、将来の世代に教訓として記憶されるように努めるべきだ」と述べた。慰安婦被害者のキム・ボクドンさんやキル・ウォンオクさんをはじめとする、多数の被害者ハルモニ(お婆さん)と韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)などの市民団体が求めている、「12・28合意」の無効化や再交渉は全く考えていないということだ。
イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力: 2016-03-01 19:31
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/732827.html
訳H.J
登録:2016-03-02 06:42 修正:2016-03-02 07:27

朴槿恵大統領が1日午前、ソウルの世宗文化会館で開かれた97周年の三一節記念式典で演説している=イ・ジョンヨン先任記者//ハンギョレ新聞社
朴槿恵(パククネ)大統領が、97周年の三一節(3.1独立運動記念日)演説を通じ、北朝鮮の核や日本軍従軍「慰安婦」問題に対する立場を明らかにした。しかし、すでに矛盾が如実にあらわれている既存の政策を再確認するレベルであり、限界は明らかだ。そのうえ記念演説の内容の半分ほどを国内の政治問題に割き、3.1運動の意義を色褪せさせた。
三一節は国民の皆が素手で日本帝国主義の銃刀に対抗した「3・1革命」を記念する日だ。日本の右翼勢力が過去の誤りを否定する動きを強化するところに、日帝の残滓の清算も完遂できない点でも3.1運動の意義は残っている。にもかかわらず朴大統領は、過去の問題について極めて簡単に言及するに終わった。それも「日本の従軍慰安婦問題の最終的・不可逆的解決」を宣言した12・28の合意を擁護する内容がすべてであった。これだけでも、この合意がいかに大きな誤りであるかを知ることが出来る。日本の態度はほとんど変わっていないのに、我が韓国政府だけが自ら口にふたをした格好になっているためだ。
朴大統領は核問題について「既存の対応策では北朝鮮の核開発の意思を曲げることはできないという事実が明白になった」として、開城工業団地の閉鎖などの強硬策を押し進めるという意志を再確認した。しかし、それで核問題を解決できるというのだろうか。また我々がさらに何ができるかなどに関しては新しい内容を全く提示できなかった。
それなのに朴大統領は「北朝鮮の非核化の意思」を前提条件に付けはしたものの、北朝鮮の核実験以降初めて「対話の門を閉じはしない」と語った。大統領府が主導して押し進めている「強硬独走外交」の矛盾が大きくなる中で、対話を通じた解決策の摸索の余地を残した恰好だ。このような動きが実効性を持つには、韓国が先に立って米国や北朝鮮を説得して対話の場を作らなければならない。
朴大統領が北朝鮮の核問題の究極的解決策として「朝鮮半島の平和統一」について言及したのは、政治的意図が強い、いわゆる「統一大当たり」論の焼き直しに過ぎない。朴槿恵政府の開始以後、南北関係を見ても、統一の過程についての真剣な悩みや努力がない統一大当たり論は、統一の障害になるだけである。
朴政権は最近になり、北朝鮮や日本や中国に対する各外交ですべて失敗している。その結果、いっそう不安になった朝鮮半島情勢の中で韓国の国際的位置づけも危うくなっている。朴大統領はそれを認めて新しい道を模索していくべきだ。
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016/03/01 19:22
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/732810.html
訳T.W
登録:2016-03-02 10:13 修正:2016-03-02 11:58

三一節の1日午後、ソウルの清渓広場で開かれた「韓日慰安婦合意無効、共に手を取り正義を取り戻そう」と題した文化祭に参加した大学生らが、少女像が描かれた舞台の前に出ている。出席者は文化祭終了後、ソウルの日本大使館前の平和の少女像まで行進した=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
平和の蝶「これからは全国行動に突入」
26日に大規模大学生集会を予告
30大学で水曜デモを開く事に
体感温度が零下20度まで落ちる酷寒の中でも、雪と風が吹きつける時も、韓日政府「慰安婦」合意に抗議し「平和の少女像」の傍を守り続けた大学生たちが、2カ月以上続けてきた野宿座り込みを終了させることにした。寝袋とビニールシートで真冬を過ごした彼らは、今後は少女像前での1人デモと大学別の「水曜デモ」などで少女像を守ると念を押した。

三一節の1日午後、ソウルの清渓広場で開かれた「韓日慰安婦合意無効、共に手を取り正義を取り戻そう」と題した文化祭に参加した大学生らが、「行動しない知性は植えられなかった種のようなもの」と書かれた横断幕を持ち駐韓日本大使館前の平和の少女像まで行進している=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
平和の蝶ネットワーク(平和の蝶)と「韓日協議案破棄大学生対策委員会」は1日夕方、ソウル鍾路区中学洞の駐韓日本大使館の向いの少女像前で記者会見を開き、「62日間続けた野宿座り込みを終え、今日から全国行動に突入する」と明らかにした。これに先立ち彼らは、昨年12月28日の韓日政府の日本軍慰安婦被害者問題に対する合意案発表3日後の31日から少女像前で夜を明かしてきた。当時、警察は外国大使館周辺100メートル以内での集会の禁止を定めた集示法11条を破ったとして、団体代表などに出頭通知書を発行したこともある。
平和の蝶の集計によると、この日まで野宿座り込みに参加した人は千人余りになる。今回の中断決定には、合意案の問題点を知らせる目的がある程度達成され、新学期が始まり大学生の参加者を集めにくいという点が考慮したと見られる。キム・セム平和の蝶代表は「26日に韓日慰安婦合意無効のための大規模大学生集会を開き、全国30大学で同時多発的に水曜デモを開くことにした。また、ソウル大や中央大など全国の大学で少女像の建設を推進するなど、他の方法で行動を続ける」と明らかにした。
コ・ハンソル、キム・ソンファン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-03-01 20:57
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/732884.html
訳Y.B
登録:2016-03-03 22:15 修正:2016-03-04 07:13
寄付金375万円は慰安婦支援財団に渡す計画

少女像バッジ=マリモンドのインターネットホームページより//ハンギョレ新聞社
バッジを一つ買うと、2300〜2500ウォン(約215~234円)が「慰安婦」被害ハルモニ(お婆さん)のための財団に寄付される「少女像バッジ」が、人気を集めている。
ソーシャルベンチャー企業のマリモンドは3日、「平和の少女像」の大衆化作業の一環として制作した「少女と蝶」、「少女と花」、「少女と椅子」など3種類の少女像バッジが、自社運営のオンラインストアで先月5日から販売を開始して以来、合わせて1万7026個(2月29日現在)が売れたと明らかにした。1個あたり5000ウォン(約468円)のこのバッジは、製造原価を差し引いた純収益が「正義と記憶財団」の基金に使われることになっているが、先月29日までの寄付は4135万ウォン(387万)に達した。
storyfunding.daum.net/project/3664
ダウム・ストーリーファンディング()でも「あなたが慰安婦と手をつなぐ時」というコピーでバッジを販売しているが、同日まで1223人が参加し、約2200万ウォン(約207万円)余りが集まった。ストーリーファンディングを通じたバッジ販売は今月31日まで行われ、販売金額のうち、プラットフォーム手数料など、15.5%を除いた残りの金額が「正義と記憶財団」に送られる予定だ。
少女像バッジの製作と販売は、韓日「慰安婦」合意以降、今年1月の少女象の大衆化作業に興味のある若者たちが集まり、少女像を製作した作家のキム・ウンソン氏とキム・ソギョン氏夫妻との企画会議を経て本格化した。 2012年から「慰安婦」ハルモニたちが作った美術品を基にアクセサリーを製作し販売するオンラインストアのマリモンドは、バッジ製作に「才能寄付」することで参加した。襟やバッグなどに少女像を付けられるように作られたこのバッジには、「日本軍慰安婦被害者ハルモニたちといつも共にする」という連帯の意味が込められている。
キム・ミヒャン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-03-03 19:42
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/733231.html
訳H.J
登録:2016-03-04 08:00 修正:2016-03-04 08:03

尹炳世外交部長官が2日(現地時間)、国際社会が重大かつ組織的で広範囲な人権侵害がある北朝鮮の人権改善のため行動を取らねばならない時だと訴えた=ジュネーブ/連合ニュース
2014年は慰安婦問題を集中的にアピール
合意後に日本が強制連行を否定して以降
初の国連会議で、反論どころか沈黙
尹炳世(ユンビョンセ)外交部長官は2日(現地時間)、スイスのジュネーブで行われた国連人権理事会の基調演説で、戦時性暴力を「もっとも非人間的な蛮行の一つ」と強く批判したが、その代表的な事例の日本軍「慰安婦」被害者問題(慰安婦問題)についてはまったく言及しなかった。韓日両政府の慰安婦問題に関する合意(12・28合意)以降、被害者の女性と韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)を中心に強く問題が提起される状況での尹長官の“異常な沈黙”は、国内外で大きな波紋を呼びそうだ。
何よりも日本政府が2月16日、国連女性差別撤廃委員会で「(日本)政府が発見した資料では、軍や官憲による強制連行を示す資料を確認することはできなかった」と従軍慰安婦問題の強制性を公開的に否定した直後、人権をテーマにした国連会議に初めて出席した韓国政府代表が、反論するどころか沈黙で一貫したこと自体、批判は避けがたい。
尹長官は12・28合意以来、人権問題をテーマにした国際会議で公開演説をする初の韓国政府代表だ。尹長官の演説は、今後の韓日政府の12・28合意の解釈と実施に関し重大な先例となるほかない。韓国政府の立場を自ら狭めた“外交的失敗”との指摘は免れない。
尹長官は2014年3月の国連人権理事会では、演説時間の大半を割き慰安婦問題を戦時性暴力の戦争犯罪であり「生きている現在の人権問題」と規定し、日本政府の行動を強く批判した。2年間で尹長官の態度が180度豹変したことになる。
尹長官は同日、第31回国連人権理事会の基調演説で北朝鮮の人権問題を集中的に取り上げ、「ダルスマン国連北朝鮮人権特別報告官の大切な貢献の一つは、北朝鮮当局が主導する海外強制労働問題を浮上させたこと」と述べた。外交部は3日、報道資料を通じ「(尹長官の演説は)北朝鮮人権問題を通じた北朝鮮圧迫を全方位的に推進していく政府の意志を反映した」と明らかにした。
一方、尹長官は3600字に及ぶ演説文で、一度も慰安婦問題を取り上げなかった。その理由についてチョ・ジュンヒョク外交部報道官は3日の定例ブリーフィングで、「長官は対北朝鮮圧力外交の延長線でジュネーブに行ったのであり、演説の焦点は北朝鮮人権問題」と指摘し、「状況に合った演説を行ったと考えればいい」と答えた。韓国外交部は現時点で、北朝鮮人権問題と慰安婦問題の重さを100対0と判断していると言っているも同然だ。演説直後、尹長官は「戦時性暴力問題と関連して核心的な役割」(尹長官の演説表現)をするザイード国連人権最高代表と会っても、北朝鮮人権問題だけを議論し、慰安婦問題は口にしなかった。
挺対協のユン・ミヒャン常任代表は「尹長官の今回の演説は、日本の安倍晋三首相が昨年の国連総会演説で、慰安婦被害者問題に言及すらしないまま戦時性暴力根絶を訴えた二律背反的な行動を、韓国政府がそのまま真似したもの」と批判した。挺対協代表団は慰安婦被害者のキル・ウォンオクさんと共に8~20日に米国のニューヨークとワシントンを訪問し、「韓国政府でさえ無視する日本軍『慰安婦』被害者問題の解決に国連が乗り出してほしい」とする要求を盛り込んだ書簡を潘基文(パンギムン)国連事務総長に伝えるなど、12・28合意無効化と同問題の「正義の解決」を国際社会に直接訴える計画だ。
イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-03-03 22:30
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/733211.html?_fr=mt2
訳Y.B
登録:2016-03-04 13:39 修正:2016-03-04 20:14

尹炳世外交部長官が2日(現地時間)、国際社会が重大かつ組織的で広範囲な人権侵害がある北朝鮮の人権改善のため行動を取らねばならない時だと訴えた=ジュネーブ/連合ニュース
日本軍の慰安婦問題についての言及が必要な状況のなか、我が国(韓国)の外交部はそれを避ける姿勢を見せている。屈辱的な韓日の12・28合意を反省して正すどころか、慰安婦問題自体を“抹殺”しようとする有様だ。
国連人権委員会に参加した尹炳世(ユンビョンセ)外交部長官が2日(現地時間)、3600字分の演説をしながら「慰安婦」という言葉に全く言及しなかったのは、深刻な“職務放棄”である。尹長官は慰安婦問題を迂回的に記す表現さえしなかった。「国連演説という点を考慮して両国間的な側面より戦時女性の性暴力という多国間の構図の次元から接した」と弁解したが、このような論理自体が慰安婦問題に対する責任を回避しようとする日本側の主張と同じものだ。これに先立ち、朴槿恵(パククネ)大統領も三一節記念演説で慰安婦問題を極めて簡略に言及することで済ませている。しかも、それさえ12・28合意を擁護する内容だった。最近示された小学6年の国定社会(歴史)教科書の慰安婦関連記述も縮小されている。
12・28合意は日本の法的責任を全く問わずに「慰安婦問題の最終的かつ不可逆的解決」を宣言した最悪の“外交談合”だ。その背景の全貌は明らかにならなかったものの、韓米日軍事安保協力の強化と関係しているのは明らかだ。簡単に言えば、過去の歴史に対して反省しない日本と安保協力するため、慰安婦問題を捨てた様相になっている。今月末に韓米日首脳会談が開かれ慰安婦問題の終結に再び釘を刺すはずだという話も出てきている。
政府のこのような態度は歴史の正義からまったく外れているだけでなく、国際社会の自ら位置づけを狭める結果を生んでいる。加害者である日本がかえって声を高める現象まで現れている。被害者が自分たちの問題を解決しようとする努力を諦めたまま他人に人権を語っていては説得力に欠けるほかない。ますます大きくなるこのような矛盾から抜け出す道は難しくはない。12・28合意の連鎖を断ち、日本の法的責任を認めてもらうことである。
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016/03/03 20:39
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/733289.html
訳T.W
登録:2016-03-07 01:01 修正:2016-03-07 07:20
朝日新聞の報道
外務省「韓日慰安婦合意」に基づく
「言及控える」方針破る
杉山晋輔・外務審議官//ハンギョレ新聞社
日本政府が先月、国連で日本軍「慰安婦」問題に関連し、国際社会に向けた世論戦に乗り出したのは、安倍晋三首相の意向に沿ったものだったと報じられた。
朝日新聞は5日、日本政府関係者を引用して、先月16日にスイスのジュネーブで開催された国連女性差別撤廃委員会で杉山晋輔・外務審議官(次官補級)が「旧日本軍による慰安婦の強制連行は確認できなかった」とする趣旨の内容を、15分間にわたり説明したのは、「首相官邸が(詳細な事実説明を外務省に)指示していたことがわかった」と報じた。
日本外務省は当初、韓日政府間の12・28合意に基づき、慰安婦問題についての詳細な言及は控える方針だった。しかし、安倍首相の最側近の一人、衛藤晟一・首相補佐官が「外務省が事実を明らかにしないことが、問題をこじらせてきた」と反発し、方針転換を求めた。衛藤補佐官は朝日新聞の取材に「外務省に『なぜ首相のために援護射撃をしないのか』と指摘した」と介入の事実を認めた。
衛藤補佐官の行動は、慰安婦問題に対する安倍首相の基本的な認識を反映したものと思われる。安倍首相は今年1月の参議院予算委員会で「海外のプレスを含め、(慰安婦問題について)正しくない事実による誹謗中傷があるのは事実」と発言するなど、積極的な外交戦を求めた。同紙は今回の対応について「首相からも(直接)指示があった」という、外務省関係者の発言を紹介した。
結局、日本の外務省は、国連女性差別撤廃委員会に送った事前答弁書に「政府の調査では、軍と官憲による強制連行は確認できなかった」という内容を盛り込み、杉山審議官は「慰安婦は性奴隷」という認識について直接「事実と反する」と説明した。その一方で、12・28合意に影響がないように、「韓国」を言及することは徹底的に避けた。
韓国外交部当局者は「日本軍慰安婦動員の強制性は否定できない歴史的事実であり、日本政府が何度も受け継ぐと述べてきた河野談話でも明らかに認めている。歴史的な過ちを忘れず、河野談話と12・28合意の精神と趣旨を実践し、将来の世代の教訓になるように、日本政府が努力することを重ねて求める」と述べた。
国連女性差別撤廃委員会は7日、慰安婦問題を含めて、日本政府が行ってきた女性の地位向上に向けた努力について、最終見解を発表する。
東京/キル・ユンヒョン特派員、キム・ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-03-06 19:42
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/733559.html
訳H.J
登録:2016-03-07 21:13 修正:2016-03-08 08:01
8日、コンボ議員など市庁で記者会見
米市民団体、9日に「水曜連帯集会」

英国人と韓国人が共に参加した「慰安婦の定義のための英国の集い」会員たちが5日(現地時間)、英国のロンドンにあるテートモダン美術館前で「生きている慰安婦少女像」という主題で行為劇をしている=ロンドン/連合ニュース
韓国と日本の政府が昨年12月28日「国際社会で日本軍慰安婦問題の公論化自制」に合意したが、米国内の韓国人市民団体は慰安婦問題と関連した活動を活発に展開している。
米国議会および市民社会を相手に慰安婦問題の非人権性を知らせる先頭に立ってきたニューヨークの「市民参加センター」は6日(現地時間)、「ニューヨーク市議会のローリ ・コンボ議員(女性人権委員長)たちが8日にニューヨーク市庁で記者会見を行い、慰安婦決議案の上程を宣言する予定」と明らかにした。 コンボ議員の記者会見には慰安婦被害者のイ・ヨンスさんも参加する。
市民参加センターのキム・ドンチャン代表は「市議会の予算案審議が終われば、コンボ議員らが4月頃に決議案を上程する計画」とし「決議案は無難に採択されるだろう」と明らかにした。 キム代表は「今回の決議案は2007年に米国下院で通過した決議案を支持し、今後ニューヨーク市議会が持続的に関心を持ち関連教育に努めるという内容を含んでいる」と紹介した。
ニューヨーク市で慰安婦決議案が採択されれば、米国の大都市の中で3番目になる。 昨年8月にはシカゴ市議会が日本の慰安婦強制動員と人権蹂躪を糾弾する決議案を採択しており、9月にはサンフランシスコ市議会が慰安婦を賛える少女像を建設する決議案を通過させた。
ワシントンの慰安婦問題関連市民団体の「ワシントン希望ナビ」も「世界女性の日」の翌日である9日に駐米日本大使館前で韓日政府の慰安婦交渉無効を主張する水曜連帯集会を開くと明らかにした。 この日の集会には慰安婦被害者キル・ウォンオクさんも参加する。 希望ナビ側は「今回の連帯行動はワシントン、ニューヨーク、ニュージャージー、ロサンゼルス、ヨーロッパでも行う」として「特に、ワシントンでの水曜集会には“生きている少女像”パフォーマンスが行われる」と伝えた。 キルさんらは10日から12日までニューヨークを訪問し、国連に「12・28合意」の無効を主張する請願書も手渡す計画だ。
ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/733728.html
韓国語原文入力:2016-03-07 19:40
訳J.S(1133字)
登録:2016-03-08 07:34 修正:2016-03-08 09:21
不可逆的解決は被害者中心のアプローチではない

国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)//ハンギョレ新聞社
合意履行で被害者主張を受け入れるべき
日本の指導者らは苦痛を与える言動中断を
国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)が7日(現地時間)、日本軍慰安婦問題の責任を回避する日本の指導者と公職者に「被害者の苦痛を呼び戻さないよう言動を慎むべき」と要求した。
女子差別撤廃委は、先月実施した日本政府に対する審議結果を盛り込んだ声明を出し、「最近、日本の指導者と公職者が慰安婦問題に関する責任をめぐり様々な言及をしている」と述べた。女子差別撤廃委は20人ほどの女性問題専門家で構成された国連傘下の女性人権機構で、日本軍の慰安婦強制動員を認め、1994年から2003年、2004年、2009年に日本政府に責任を認め賠償するよう求めている。
先月開かれた女子差別撤廃委の審議で、日本の首相官邸の指示を受けた杉山晋輔外務省審議官は「軍や官憲による強制連行は確認できず、慰安婦の数が20万人という話や『性奴隷』だったというのも事実ではない」とし、慰安婦強制連行を否定する趣旨の発言をした。
また撤廃委は「最終的かつ不可逆的に慰安婦問題を解決した」とする昨年12月の韓日の慰安婦の合意発表も一蹴した。撤廃委は「不可逆的に問題を解決したというのは犠牲者中心のアプローチではない」とし、「日本政府は合意を履行する過程で、犠牲者や生存者の主張を受け入れ、真実と正義、そして犠牲者に対する賠償を保障しなければならないだろう」と求めた。
撤廃委は、日本が教科書に慰安婦関連の内容を削除したことに関しても、一般市民が分かるように復活させることを注文した。撤廃委は「一部の元慰安婦ハルモニ(お婆さん)たちは、彼女らが体験した酷い人権違反行為に対し、日本政府に公式の責任を認められないまま死亡しており、日本は教科書から慰安婦問題を削除した。日本政府は慰安婦問題を教科書に載せ、客観的かつ歴史的な事実をより多くの学生や一般の人が分かるよう保障せよ」とした。さらに撤廃委は「治癒のための犠牲者の権利を認め、公式的な謝罪と犠牲者が満足できる完全かつ効果的な賠償と補償も提供しなければならない」、「次の審議報告書に犠牲者や生存者の権利を保障するため、どのような措置を取ったのか報告せよ」と要求した。
撤廃委は「慰安婦問題は国連拷問防止委など多様な国連人権メカニズムの再三の勧告にも依然として解決されていない」、「日本政府は最近、韓国政府と慰安婦問題で合意したが、国連の各種勧告をきちんと履行せずにいるのは遺憾」と明らかにした。
ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-03-07 22:30
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/733819.html
訳Y.B
登録:2016-03-08 21:47 修正:2016-03-18 07:35
開講後も「留守番」志願したハン・ヨンジさん

大学生のハン・ヨンジさん =パン・ジュノ記者//ハンギョレ新聞社
「キャンパスが懐かしいです。16年度入学の後輩にキャンパスで会えないのが一番残念ですが、それでも私がいるから後輩がこちらに訪ねて来るし、私も少女像も応援してくれると言うのでうまくいったようでもあり」
少女像の守り役が大学の開講を迎えてキャンパスに戻ったが、大学生のハン・ヨンジさん(23)は8日も24時間、ソウル鍾路区の日本大使館前にある「平和の像」を守っている。 ハンさんはこの日も「大変でしょう。テントでも張ればいいのに」と言って通り過ぎる大人たちに「ありがとうございます。でも(警察が)テントは張らせません」と微笑みながら挨拶した。 まだ風が冷たい3月なので「ここは特に冷えるようだ」と言ってダウンのジャンパーを身にまとった彼女の表情は毅然としていた。
ハンさんと一緒に少女像を守っていた別の守り役は、今月1日、「少女像を守る学生座り込みシーズン2」を始め、各自の持ち場に戻って「韓日日本軍慰安婦合意」廃棄のための活動を継続することにした。
だが、彼女は「この空間がなくなってはならない」と考えて「留守番座り込み」を志願した。 座り込みの場を守るために1カ月70万ウォンほどを稼いでいた学校前のコンビニでのアルバイトも辞めた。 彼女は「私には貴重な生活費なのでずいぶん悩んだが、今や単純な座り込み場ではなく平和の象徴にまでなったこの場を守ることにより大きな意味があると考え、果敢に放棄した」と笑った。
ハンさんは毎朝7時30分頃、ホットパックで満たした寝袋から起きる。 少女像の脇で一晩中縮めていたからだをほぐす「朝の体操」は欠かせない日課だ。 「健康で元気でいてこそ平和も守れる」といのが彼女の持論だ。 周辺の工事現場のほこりや車の媒煙のためにすぐに汚くなる座り込み場を片づけて、周辺のビルに入って顔を洗う。 二日に一度は銭湯に行く。 ニュースを几帳面に読み終えて、応援してくれる市民がくれた食券でご飯を食べて、活動の便りをSNSと掲示板に載せる。 毎日午後2時からの3時間、人影が少なくなる頃が“峠”。 彼女は「眠くなったり退屈だったりするけど、そのたびに私が上げた文に付けられたコメントを読む」と言い、「ありがとうございます。世の中を変える力になるでしょう」コメントを見せてくれた。
今も青年たちはひっきりなしにここを訪ねている。 この日も授業がなかった学生イ・ソヨンさん(20)と大邱(テグ)の青年キム・ソングンさん(23)がハンさんと共にした。 昨年12月30日から少女像脇の座り込み場で出会った大切な“縁”だ。 毎週水曜日に大邱で韓日合意廃棄1人デモをしているというキム氏は「1人デモをする時にまだ青年たちが少女像を守っていると話す。 ヨンジさんのおかげでありがたく思ったり、一方では申し訳なくも思って大邱から上京してきた」と話した。 ハンさんは「ありがたいという言葉を聞く度に、私こそありがとう」と答えた。
1000人を超す人波が押し寄せていた水曜デモも今は100人余りになり、韓日合意を批判する記事もどんどん減っているが、ハンさんは「負けていない」と確信する。 「ひとりでもいれば負けたことにはなりません。 ひとりを見て人々が集まり、それを見てもっと多くの人が集まるということを少女像座り込み場で悟りました。 まだ少女像の脇に青年がいるということを認めてもらいたいですね」
パン・ジュノ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/733902.html
韓国語原文入力:2016-03-08 19:07
訳J.S(1628字)
登録:2016-03-09 00:45 修正:2016-03-09 06:32
国連「日本の政治家は発言控え
教科書で適切に取り上げる」よう指摘

国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)//ハンギョレ新聞社
日本は直ちに反発「受け入れられない」
国連女子差別撤廃委員会(CEDAW)が7日(現地時間)発表した日本軍慰安婦問題に関する「最終見解」は、日本の法的責任を弱めようとする安倍晋三政権の方針が、国際社会では通用しないことを示した結果と分析される。同見解には、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的解決」を宣言した12・28合意を批判する内容も盛り込まれている。今回の合意を朴槿恵(パククネ)政権の主な成果として掲げている韓国政府も、苦しい立場に追い込まれた。
女子差別撤廃委員会を代表して記者会見に出たイスマット・ジャハン委員は、「私たちの最終的な見解は、慰安婦問題は(韓日政府間の12・28合意にもかかわらず)未解決の問題ということだ。被害者の観点に基づき、合意が迅速に実行されることを求める」と述べた。同委員会はこの日、日本の「指導者や当局者が(慰安婦問題に対する国の)責任を軽く見るような発言を行い、被害者に再び心理的な苦痛を与えている」とし「慰安婦問題を最終的かつ不可逆的に解決したというアプローチには、被害者中心のアプローチが十分に反映されていない」という内容の審議結果を発表した。
同委員会のこのような立場は、慰安婦問題が12・28合意で解決されたという韓日両国政府の基本的な立場や、「軍と官憲によるいわゆる強制連行は確認できなかった」という先月16日の杉山晋輔・外務省審議官の発言を批判したものと見られる。
同委員会はさらに踏み込み、日本政府に対し、日本の政治家たちが被害者を傷つける発言を控えること▽合意内容を実行に移す際、慰安婦被害者の意見をもっと考慮すること▽補償や賠償、公式謝罪、名誉回復のための措置を含む、充分で有効な救済策を実施すること▽慰安婦問題を教科書で適切に取り上げることなどを求めた。これは、挺対協など韓国の市民社会が日本政府に対して要求してきた主張と、大筋一致する内容だ。
日本は12・28合意で韓国政府を縛り、国際社会を舞台にした世論戦で逆転を図ったが、こうした態度が慰安婦問題に対する国際社会の世論を悪化させた。
日本政府は、直ちに反発した。菅義偉官房長官は8日の定例記者会見で、「(委員会の発表は)日韓合意を批判しているなど、極めて遺憾で受け入れられない。この合意については、国連の潘基文(パンギムン)事務総長や米国、英国なども歓迎している」と述べた。
興味深いのは、韓国政府の態度だ。チョ・ジュンヒョク外交部報道官は、「政府は、今回の(12・28)合意に至るまで、被害者と関連団体の意見を聞き入れ、日本側との協議の過程でも、被害者側の意見が反映されるように最善の努力を傾けた」という言い訳に始終した。韓国政府は2日、ユン・ビョンセ外交長官が国連人権委員会で慰安婦問題については一切言及しないなど、日本政府が国際社会に向けて世論戦を展開している間、事実上手を拱いて見ているだけだ。
東京/キル・ユンヒョン特派員、イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2016-03-08 21:06
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/733990.html
訳H.J
登録:2016-03-11 22:46 修正:2016-03-12 08:24
在独の韓国・日本人団体、現地人を招請
ベルリンで「慰安婦合意」懇談会

3月3日ベルリンで開かれた「慰安婦合意」懇談会 =ハン・ジュヨン通信員//ハンギョレ新聞社
東ドイツ民主化運動の中心地だったベルリンのプレンツラウアーベルク地区にあるシオン教会近くの小空間「テンクアリウム」。今月3日、ここで意義深い行事が開かれた。 コリア協議会、在独日本女性会、ドイツ日本平和フォーラムが40人余りのドイツ現地の団体およびドイツのジャーナリストを招いて、昨年韓国と日本の政府間でなされた「慰安婦合意」問題を語る懇談会だった。 コリア協議会のハン・ジョンファ代表、日本の朝日新聞で写真記者として働き、その後「ナヌムの家」で3年間共に生活した矢嶋宰氏、慰安婦問題で謝罪を要求し日本大使館前でデモを行う在独日本女性会代表の梶村道子氏、ドイツで過去の問題の清算活動をしている「記憶、責任、未来財団」顧問のウタ・ゲルラント氏(マイクを持っている人)が討論に参加した。
在独日本女性会の代表である梶村道子氏は、日本が真の謝罪をしない理由について「第2次大戦以後、日本は自らを犠牲者としてのみ規定したため」と指摘した。 「記憶、責任、未来財団」顧問のゲルラント氏は、戦勝国であり日本の友邦である米国が日本の過去清算に関心を見せなかったことを、日本の抵抗運動が自国社会を変えられなかった原因として指摘した。
「記憶、責任、未来財団」はドイツの過去清算のために2000年にドイツ政府と企業が共同で設立した財団だ。 東ヨーロッパ強制徴用被害者を探し出し損害賠償金を支給する活動をしている。 ゲルラント顧問は、昨年韓国と日本を行き来して慰安婦問題に関するシンポジウム講演と討論に参加したことがある。 「和解を成し遂げるにはどんな努力が必要だろうか」という司会者の質問に対して彼女は「慰安婦犠牲者はより多くの共感、連帯、また歴史的事実に対する公式的認定を必要としている。 和解はできるかもしれないし、できないかもしれない。 和解を人為的に作り出すことはできず、互いに強要できないことだ。 今日のこちらの小さな動きは、お互いを本当に理解しようとする態度だ。 韓国人、日本人の別を越えて人権について同じ目的を追求する人々の努力が希望の兆し」と話した。
彼女は行事の後「性の問題は難しく公論化されにくい。 そのために第2次大戦当時のヨーロッパにおける性的奴隷と関連した戦争犯罪もすべては明らかになっていない。 祖父たちが東ヨーロッパで犯した戦争犯罪は、まだ推測として残されたままになっている。 ところで、90年代に韓国慰安婦被害者たちはカミングアウトして連帯し自ら強くなった。 不都合な歴史的事実が世の中に明らかにされ、女性の人権に対する問題意識が高まった」と話した。 「記憶、責任、未来財団」のギュンター・ザートホフ代表は「討論を聴いて不可逆的合意がどれほど無価値なものかを深く考えた。 この問題は世界的に再びイシュー化される素地が大きい」と所感を明らかにした。
ベルリン/ハン・ジュヨン通信員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/734323.html
韓国語原文入力:2016-03-10 18:54
訳J.S(1394字)
end