協生農法の魅力 | あぱれいゆのブログ

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昨日に引き続き協生農法について興味深い動画があったので、

そのことについて書きたいと思います。

 

協生農法とは、有用植物、作物とか野菜とかが育つ生態系を人為的につくる。食料を収穫しながら、生物多様性を豊かにしていく、ソニーの取り組みです。すでに国内外の実証実験で、大きな成果を出しています。人間の考えだけでは解明が難しい、複雑な生態系を、AIの力で理解し、さらなる取り組みに役立てようとしています。

 

大きな注目点としては、生態系を人為的に作りますよということで、そーやんさんは日頃人も調和したおいしい生態系をつくりたいということで、ここのビジョンは共感できるそうです。自然農法に近い農法でほとんど何もしない。人間が持ち込むことができるのは、種と苗のみ。栄養補給は、その植生の中で集まってくる虫とか鳥とかによって供給されるものが多い。最初は畝たてとかのために耕したりするものの、そのあとは土壌改良材や微生物資材や人工物マルチなども原則使わない。 自然由来の腐葉土も使わない。自然農薬と言われているようなお酢とか焼酎とか木酢液なども使わない。

 

 

協生農法の特徴として、いろんな種類の植物、植生の多様性を生んでそれによって生態系をつくり上げていくというところが他の自然農法にもあります。

協生農法の特徴としては、果樹を積極的に使用するというのがある。三重県伊勢市で、大塚さんの協生農法の研修に参加された感想として、果樹の根元近くの所に、野菜の種をたくさん撒いている。できるだけ労力をかけないやり方というのを、志しているようだ。自然農法の福岡正信さんが粘土団子によって、砂漠化の所で貢献したみたいな話がありますが、こういった自然農法というのは、乾燥地帯というか痩せてる土地にこそすごく友好的なのだなと思います。

 

大塚さんは農業にまったく興味がないのに驚いた。どうして協生農法を考え出したのかというと、元々大塚さんなりの生命理論があって、それをもとにいろんな方に実践してもらったら、医者が絶対治らないよと言っている難病とかも治ったり、そういったことがあったので、いろんな人が協生理論を学びに来ている。その中で、農業の生産性をどうやって上げていくかというのを、その大塚さんの協生理論を応用するのが協生農法となってきている。もともと農業をやってきた人ではないし、今の時点でも興味がないので、逆にそれが農業に対する先入観や固定観念がない分、すごく本質を突いたやり方を考え出すことができているのではないか。大塚さんはそもそも野菜は、人が食べなくてもいいとおっしゃっている。人にとって最もエネルギー補給になる、炭水化物とかではなく生命エネルギーとなるのが、肉と果肉。

 

そここそ人が食べるようにデザインされている。野菜の葉っぱとか根っことか、そういうものは動物が食べるためにできているものではない。果肉の部分は赤く実がなったりとか、赤く変色したりして、動物に植物の方から今食べられますよというサインをだして、それを動物が食べて、種をばらまいていくという繁殖の仕方をするので、果肉の部分は確かに、動物が食べるようにデザインされているというのはすごく納得がいくかと思います。

 

最も食べる意味がないというか、食べるデザインでない部分が種の部分なので、お米とか麦とか、穀物、主食と呼ばれているものこそ、本来は、植物が繁殖するために種を付けていって、動物に分解されないようにできているものなので、それを食べるというのは、むしろすごく消化にエネルギーを使ってしまうので、逆にお腹はいっぱいになるような膨れた感じはするけれど、実は生命エネルギーの補給にはなっていないということをおっしゃっていました。

 

これから日本の農業にとって、協生農法がどんな役割をする可能性があるのか、どういうことが期待できるのかということを僕なりに考察していきたい。今の農業の代わりになるのはかなり難しい。生産、販売にはならない。つまり収益にならないから。今の生産販売のしくみにのっとって、それだけで収益を得ていくというのは、難しい。生産、販売の農ではなく、家庭菜園みたいに、自給のための農業だったり、自分たちの趣味、豊かな人生を送っていくための営みとしての農業だったり、日本の環境を守っていくための農業、人が実際に農地に手を入れていくことで環境が守られていったり、田んぼがあることで貯水機能を果たしたり、いろんな機能がある。

 

生態系を回復させていくというところでは、一番の強みだと思う。日本の生態系が豊かでなければ、どんな農法を選ぶにしても元々の環境に依存するので、そこは大事な役割がある。協生農法や自然農法が広まっていって、農家じゃなくても農地の耕作ができるように法律の改正とかも必要かと思いますが、農地に手を入れる人のすそ野が広がっていくことで、生態系がが回復していく。災害が起きたときに、自分たちの食料を確保するのが大変になっていくから、日頃からいろんな人が作物をつくっていくことで、有事の時に強くなっていくことにつながる。

 

小さな庭師を増やすことが目的とおっしゃっている、そーやんさんも素敵だと思いました。音譜

わたしもいつか、伊勢のムーさんの所にお話を伺いに行きたいと思いました。協生農法、食べることが大好きな私はとても魅力的な農業だと思っていて、自分で挑戦してみたいところです。ハリネズミ

 

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