相変わらずの2ヶ月遅れの映画感想文
今回は、連休中だし、映画の日だから割引だし・・・ってんで、5月1日に朝から観に行ったこちらの作品です。
【あらすじ】
マーク・ウォールバーグが「ローン・サバイバー」のピーター・バーグ監督と再びタッグを組み、2010年に起きたメキシコ湾原油流出事故を完全映画化した実録災害アクション・ドラマ。現場で未曾有の大事故に遭遇した作業員たちが、被害の拡大を抑えるべく繰り広げる命がけの奮闘と決死のサバイバルの行方をサスペンスフルかつエモーショナルに描き出す。共演はカート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ケイト・ハドソン、ディラン・オブライエン。
2010年4月20日。電気技師のマイクは、愛する妻子に後ろ髪を引かれつつ、メキシコ湾沖に浮かぶ石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンへと向かう。現場に着くとすぐに設備の点検に取りかかったマイクは、トラブルや故障の多さに懸念を抱く。上司のジミーが雇い主であるBP社の管理職ヴィドリンに抗議するが、彼は利益のために経費削減を優先するのは当たり前とまるで意に介さず、ついには工期の遅れを取り戻そうと重要な安全テストを無視してしまう。その夜、マイクたちの不安は現実のものとなり、大量の原油が漏れ出し、大爆発を引き起こしてしまうのだったが…。
(allcinema onlineより)
実際に起きた事故を基にした作品だ・・・というわけで、大変な大事故が起こるということは観ているこちらとしては判りきっていること。
それなのに、この作品の「あ、これはマズいことになりそうだな・・・」⇒ついに事故が発生! となるまでの緊迫感はタダモノではない!
実際に起きたことだから、こういう言い方はあまりよくないけれど、パニックアクション映画としてはものすごく楽しめるつくりになっていました。
事故発生後の、主人公をはじめとする作業員たちの脱出劇も手に汗握る展開でしたし、そんな大事故にも関わらず「消火装置を作動するかどうか、許可取らなきゃ・・・」なんて言っている人がいたのも、なかなかイラッとさせられてよかったなぁ・・・・と。
そして、これだけの大事故に関わらず、死者が11名だったというのは各作業員の訓練や教育がしっかりされていたからなのかなぁ・・・と思ったり。もちろん、人が亡くなっている以上は人数の多い少ないに関係なく悲しいことには変わりないのですが・・・・。
それにしてもこの作品。
事故が起きてしまった原因は、上層部の「安全よりカネ」とか、部下たちの「上からの指示には、それが明らかに間違っていても従う」という思想と行動によるものだったわけで、それが映画を楽しんでいるだけで強く伝わってくるあたり、会社のコンプライアンス教育にも使えるんじゃないかな・・・と思ったり。
いつか自分が、会社の教育担当部署に異動になることがあったとしたら、この映画を教材にしようと、固く誓ったのでした。
(2017年5月1日 109シネマズ湘南にて鑑賞)