というわけで、
やって来ました
建長寺。
(↑あ!偶然だけど川柳になってるや!)
本日の第二の目的地はこちらであります。
◆第2の目的地 「建長寺」 ~丘の上にはララ 緑がゆれる~
前回、エス氏と見仏した時(2002年9月23日)にもここへは来たのだけれど、その時このお寺は全面改装中…。
おかげで、一人の仏像に会うこともなく、ただ庭園だけ(ここも改装中だったかも)眺めて帰ってきた…という切ない思い出があります。
今回は、そのリベンジを兼ねての訪問。
7年ぶり!のリベンジに胸が躍ります。
相変わらず、どっしりとした風格のあるお寺さんです。
本尊の巨大お地蔵さんも、堂々たる風格。
何と言うか、他のどのお寺よりも鎌倉らしいイメージのお寺…という気がします。
いかにも「武士!」という感じがします。
そして、お地蔵さんのいる仏殿の隣の、法堂というお堂には穏やかな顔つきをした、大きな千手観音坐像が…。
表情とか、全体的な雰囲気から室町以降の仏像かな…と思いつつ、持参した資料を探すが、この仏像についての詳細はどこにも見当たらず…、さらに現地にも詳しい解説は見当たらず…。
ついでに言うと、今回これを書くにあたり、自宅にある資料を探したけれど、やはり見当たらず…。
うーん…。
いったい、どんなお方なんだろう…あの千手さん…。
……少々、すっきりしない想いを抱えながらも、さらに奥へ進み、方丈という建物へ移動。
禅寺らしい、質素ながらも美しくも力強い建物をぐるりと見学。
このお堂の裏手にある庭園は、国の史跡にもなっているほどの、簡素で美しい庭園。
長椅子に腰かけながら、しばし休息。
庭園の向こう側には山々が広がる。
ありとあらゆる種類の緑色が、雨に濡れて格別な美しさ。
うーん、やっぱり雨のカマクラってのも悪くないな…。
建長寺を出て、次なる目的地へと向かう。
次の目的地は覚園寺。
前回の見仏ツアーで、始めて訪れて以来、二人ともすっかり気に入ってしまい、それぞれお互いに何度も通っているお寺なのです。
ふと時計を見ると、もうお昼刻。
次の目的地は市街地からは少し外れたところ…、そっちに行ってしまうと、食事のできるお店なんかは、ほぼ無い。
だったら、今のうちに市街地で食事を済ませるのもアリかなぁ…と思い、エス氏に提案。
「ああ、そうだねぇ。あっちまで行くとお店なさそうだもんねぇ…。このへんで店探す?」
と、エス氏。
その時、ふと僕の脳裏に、一軒のお店がフラッシュバック
そうだ!あの店に行くには、このタイミング以外にありえない。
このタイミングを逃せば、一生訪れることもないかもしれない。
「ねえSさん。『武士』っていうお店…行ってみませんか?」
(つづく)