観音から観音まで鎌倉見仏ツアー 2009春:其の2「リベンジ」 | ヤンジージャンプ・フェスティバル

ヤンジージャンプ・フェスティバル

基本はシュミ日記です。
…遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん…
  



喫茶『やんじぃ』-090506_1142~01.jpg





というわけで、


 やって来ました


       建長寺。




(↑あ!偶然だけど川柳になってるや!)




本日の第二の目的地はこちらであります。


















◆第2の目的地 「建長寺」 ~丘の上にはララ 緑がゆれる~




前回、エス氏と見仏した時(2002年9月23日)にもここへは来たのだけれど、その時このお寺は全面改装中…。


おかげで、一人の仏像に会うこともなく、ただ庭園だけ(ここも改装中だったかも)眺めて帰ってきた…という切ない思い出があります。




今回は、そのリベンジを兼ねての訪問。


7年ぶり!のリベンジに胸が躍ります。








相変わらず、どっしりとした風格のあるお寺さんです。


本尊の巨大お地蔵さんも、堂々たる風格。


何と言うか、他のどのお寺よりも鎌倉らしいイメージのお寺…という気がします。


いかにも「武士!」という感じがします。




そして、お地蔵さんのいる仏殿の隣の、法堂というお堂には穏やかな顔つきをした、大きな千手観音坐像が…。




表情とか、全体的な雰囲気から室町以降の仏像かな…と思いつつ、持参した資料を探すが、この仏像についての詳細はどこにも見当たらず…、さらに現地にも詳しい解説は見当たらず…。




ついでに言うと、今回これを書くにあたり、自宅にある資料を探したけれど、やはり見当たらず…。




うーん…。


いったい、どんなお方なんだろう…あの千手さん…。








……少々、すっきりしない想いを抱えながらも、さらに奥へ進み、方丈という建物へ移動。




禅寺らしい、質素ながらも美しくも力強い建物をぐるりと見学。


このお堂の裏手にある庭園は、国の史跡にもなっているほどの、簡素で美しい庭園。




長椅子に腰かけながら、しばし休息。


庭園の向こう側には山々が広がる。


ありとあらゆる種類の緑色が、雨に濡れて格別な美しさ。


うーん、やっぱり雨のカマクラってのも悪くないな…。








建長寺を出て、次なる目的地へと向かう。






次の目的地は覚園寺。


前回の見仏ツアーで、始めて訪れて以来、二人ともすっかり気に入ってしまい、それぞれお互いに何度も通っているお寺なのです。






ふと時計を見ると、もうお昼刻。






次の目的地は市街地からは少し外れたところ…、そっちに行ってしまうと、食事のできるお店なんかは、ほぼ無い。




だったら、今のうちに市街地で食事を済ませるのもアリかなぁ…と思い、エス氏に提案。




「ああ、そうだねぇ。あっちまで行くとお店なさそうだもんねぇ…。このへんで店探す?」




と、エス氏。




その時、ふと僕の脳裏に、一軒のお店がフラッシュバックひらめき




そうだ!あの店に行くには、このタイミング以外にありえない。


このタイミングを逃せば、一生訪れることもないかもしれない。






「ねえSさん。『武士』っていうお店…行ってみませんか?」




            (つづく)