「フルスクリーン」と「F11 全画面表示」

「AbemaTV」の「TV放送型」の動画プレーヤーにはシークバーがなく、決まった番組表に沿って閲覧する「TV放送」の様な閲覧スタイルです。 コントローラーで使えるのは フルスクリーン「   」と ボリューム「   」だけですが、シリーズ動画を通して閲覧する余裕がある場合は、悪くない閲覧スタイルだと思います。「書庫型」の動画ページで全話一挙配信がある場合は、そちらの方が明らかに便利ですが。

 

で、モニター画面全体で動画を閲覧するには、「フルスクリーン」ボタンを押して全画面にする方法と、「F11」キーを押してブラウザの全画面表示を指定する方法があります。 どちらかというと「F11」がお勧めですが、動画画面上に「左サイドバー」「ヘッダー」「フッター」等が表示され難い「フルスクリーン」の方を好むユーザーが居られるかも知れません。

 

 

 

 

「フルスクリーン」 の選択時の問題

私自身がフルスクリーンのボタン「   」を殆ど使わないので気付きませんでしたが、「フルスクリーン」 表示でCM画面にミュートが働いた場合は、そのミュート解除が大変に困難な事が判りました。 これは、以下の機能に関する不具合です。

 

 

手動による「ミュート適用・解除」の機能

 

動画画面を「左Click」する事で、一時的にミュート適用・解除ができます。

この機能は、次の使い方があります。

 

①「ABAMAロゴ」表示のないCM移行でミュートが無効な場合にミュートを適用する

 

➁ CM内容が気になった場合に、一時的にミュートを解除する

 

「フルスクリーン」表示の状態で ① の機能は問題なく使えますが、➁ の機能が上手く使えません。 CMの終了を待てば良いだけですが、ミュートが固定されて「フルスクリー」からぬけ難い状態になり、ショートカットの「ESC」「f」キーを知らないユーザーは困ってしまいます。

 

 

対策 

この問題は「フルスクリーン」でのみ生じ、「F11 全画面表示」では生じません。 色々と対策コードを作り、その中で良い結果が得られたものを採用しました。

 

「 AmbTV OnAir」 ver.1.8 48行~

function con_vol(){ // ABEMAロゴによるミュート
    let LF=document.querySelector('.com-tv-LinearFooter__feed-super');
    if(TP.querySelector('.com-tv-TVScreen__eyecatch')){
        if(LF.textContent){
            v_vol(1); }}
    else{
        if(!LF.textContent){
            v_vol(0);
            if(full_check()){
                monitor1.disconnect();
                setTimeout(()=>{
                    monitor1.observe( TP, { childList: true });
                }, 8000); }}}

} // con_vol()

 

「 AmbTV OnAir」 ver.1.8 157行~

function full_check(){
    let full_button=document.querySelector('.com-tv-TVController__fullscreen button');
    if(full_button){
        let label=full_button.getAttribute('aria-label');
        if(label=='フルスクリーンを解除する'){
            return true; }}}

 

問題の原因は、「フルスクリーン」表示で「CM検知」がマウス操作に過敏に反応する事で、「monitor1.disconnect();」は「CM検知」を無効にする指定です。

 

関数「full_check()」は、現在の動画が「フルスクリーン」表示かどうかを判定します。 この関数で「フルスクリーン」の場合にのみ「CM検知」を無効にしますが、そのままでは以降の「CM検知」が無効になるので、8secだけ無効にしてから有効に戻しています。 この「8sec」で、通常表示と同じマウス操作が可能になります。

 

以上の対策により「フルスクリーン」の場合も、CMミュートの手動の解除が可能になりました。 ただし少し癖があり、マウスポインターが移動中は解除状態が続き、停止すると数秒でミュート状態に戻ります。 とはいえ、対策がない不自然な状態に比べると、遥かに扱い易くなっています。

 

 

 

「 AmbTV OnAir」の操作マニュアル

このツールは「 AmbTV Comfy」のサブツールで、両方を同時に併用できます。

「ミュート」機能の設定方法は、以下のページを参照ください。

 

 

 

 

「AmbTV OnAir」を利用するには 

このツールは Chrome / Edge / Firefox版の拡張機能「Tampermonkey」上で動作します。 以下に、このツールの導入手順を簡単に説明します。

 

 

❶「Tampermonkey」を導入します

使用しているブラウザに拡張機能「Tampermonkey」を導入する事が必要です。

既に「Tampermonkey」を導入している場合は、この手順 ❶ は不要です。 

拡張機能の導入については、以下のページに簡単な説明があるので参照ください。

 

 

 

❷「Tampermonkey」に ツールのソースコードを登録します  

「 AmbTV OnAir」は、ソースコードを下の「Github」で配布しています。

 

 

 

このリンク先は下の様な画面で、ここでコードのコピーが可能です。

 

 

 

❶ 赤枠のところに、コピー用のボタンがあります。 これをクリックします。

 これで、ページ上のコードがクリップボードにコピーされます。

 

 

 

❷「Tampermonkey」の管理画面で「」マークの「新規スクリプト」を開きます。

 

 

 

❸「新規スクリプト」には、最初からテンプレートが記入されています。 これは全て削除して、完全に空白の編集枠にしてください

 

❹ 編集枠内をクリックして「Ctrl+V」を押すか、右クリックして「貼り付け」を選択します。

 

➎ コードの先頭までスクロールして、最初の行から正しく貼り付けられたかを確認してください。

 

❻ 最後に「ファイル」メニューの「保存」を押すと、ツールが使用可能になります。

 

 

 

「AmbTV OnAir」最新版について 

旧いバージョンの JavaScriptツールは、Abemaサイトのページ構成の変更で動作しない場合があり、導入する場合は最新バージョンをお勧めします。

 

●「AmbTV OnAir」の最新バージョンへのリンクは、以下のページのリンクリストから探せます。