遅すぎたかも知れない規制の実施
アメーバブログのブログの機能の中で、フリープラグインをブログページで利用されている方は、現在はみかけません。 10年以上昔に、ブログ用のフリープラグインが流行った時期がありました。 下はエキサイトブログによるプラグインの説明です。
プラグインとは、「機能の追加・拡張するための小さなプログラム」のことです。 たとえば、アクセス解析ツールや、ブログパーツ、広告バナーなどを指します。
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この「小さなプログラム」を支える機能は「JavaScript」だと思います。 JavaScriptは ブラウザウインドウ上で機能しますが、現在ではこの機能を使わないウェブページを探すのは困難でしょう。 アメーバブログのブログページや管理ページなど、あらゆる所で 色々なJavaScriptのプログラムが動作しています。
で、JavaScriptは有効で強力な機能なので、扱いは厳格なセキュリティ上のコントロールが必要です。 下は、この事を説明する簡単な概念図です。
❶ 最も一般的な閲覧の状態
❷ ユーザースクリプト(拡張機能)を利用している閲覧の状態
❸ 外部からのスクリプトが侵入した危険な閲覧の状態
サイト側が利用するネット広告経由、サイトのシステムへの直接侵入、ユーザーの危険な拡張機能・不良なスクリプトツールの利用などで ❸の状態になる場合が考えられます。
フリープラグインのスクリプト
これまでのフリープラグインは「JavaScriptコード」を設置できました。 それに悪意のコードが含まれていた場合、アメーバ側のシステムへの侵入は難しいと思いますが、そのブログページを閲覧したユーザーには、悪意のコードが実行され得ます。
従って、フリープラグインに記入できるコードは、昔から一定の制限があったのではと想像するのですが、今回は「JavaScriptコード」を全て排除する様になったと考えて良いでしょう。
下は、私のブログでこれまで設置していたコードです。 目的は、右サイドバーに用意した「 」ボタンのクリックで、記事中の「ソースコード」をワンタッチコピー可能とするものです。「ソースコード」のコピーは慣れたユーザーでも失敗する事があるので、「ソースコード」を公開するサイトでは「コピーボタン」は一般的です。
そのコードが殆どですが、最後の1行はページトップに移動するボタンのコードで、これも簡単な JavaScriptを使っています。
上図の青背景は「JavaScript」に関する部分です。 それを含んだ「a要素」(リンクの要素)が、今回は全て削除されました。 その結果、フリープラグインに設置したコードは、下の様な意味のないコード(青枠)になりました。
ここまでするなら、いっそ「フリープラグイン」の全廃止にすれば良いのにと思いますが、「現能人・有名人」のブログは特別扱いで、そちらで使う必要があるのかも知れません。 アメブロの七不思議、何故か無くならない「フリープラグイン」。
ソースコードのワンタッチコピー
「ソースコードのワンタッチコピー」の機能は、JavaScriptでないと不可能です。 残念ですが、全ての閲覧者にこの機能を提供できなくなりました。 しかし、以下の簡単なツールを「Tampermonkey」に登録すれば、同様の事が可能になります。
もし、私の公開する色々なコードを利用されている場合は、廃止された機能の代わりに導入される事をお勧めします。
● コードの掲載枠内を「Ctrl+左Click」すると「Copy code」ボタンが表示され、このボタンで掲載コードのワンタッチコピーが出来ます。
「ページトップに戻る」を再構築しました
「フリープラグイン」自体は未だ廃止されていないので、「ページトップに戻る」のボタンを再構築しました。 下は、JavaScriptを使わない CSSによるボタンのコードに書き変えています。
このコードを「フリープラグイン」に登録すればOKです。 新タイプのブログスキンで「ページトップに戻る」ボタンが欲しい場合は、参考に。
〔注〕「 html { scroll-behavior: smooth; } 」の行は、スムーズにスクロールする指定ですが、ぎこちないスクロールになる場合(アメーバの掲載ADが原因)は、この行を削除すると改善されます。
「@import」の指定コードは許可
「FontAwesome」「ウェブフォント」などをブログ誌面上で表示させたい場合は、「@import」のCSSコードをブログページに適用する必要があります。 このコードは、現在は「CSS編集用デザイン」のスキンの「CSS」では不許可です。
ただし、「フリープラグイン」「フリースペース」では、現在も許可されています。 以下は「FontAwesome」の「@import」コードです。
「フリープラグイン」は、今後はこういったコードの設置場所に使えるでしょう。