スマホを三脚に取り付けるホルダー 

Windowsが起動してからなら、画面のスクリーンショットを撮影できます。 また、最近のマザーボードは、BIOS設定画面のスクリーンショットを取得出来る機能を備えたものが、一般的になりつつあります。 しかしそれ以外の場合、例えば起動トラブルの状態とか、旧タイプのBIOS設定画面などは、デジタルカメラやスマホでモニター画面を撮影するしかスクリーンの状態を画像化できません。 PCの映像出力をモニター直前でキャプチャする外付け装置がある様ですが、全ての状況で使えるのかは判らないので、安くはない賭けになります。

 

このPCモニター画面の撮影は、撮影上で少し難しい要件があります。 

 

① 液晶モニターを撮影した事によるモアレの発生

➁ 画面の書換えと撮像素子の読込みの干渉で生じるフリッカー

 

少なくとも、この2つの問題を抑えないと、綺麗な写真は撮れない様です。 特にスマホはデジタルカメラの様なマニュアル撮影機能が使えない機種が多く、斜め撮影で少し改善するしかないのが現状の様です。

 

今回、その状況を知りたくて、構図の安定した撮影を出来る様に、スマホを三脚に取付けて撮影しようと思いました。

 

スマホの三脚固定ホルダーは沢山売られていて、ずいぶん安い物があります。 下は、その例ですが、1000円も出せば充分な物がありそうです。

 

 

 

まあ、こういうの買うほどの事ではないので、自作しました。

 

 

 

 アクリル工作

最近は、3Dプリンターを使う方も多くなって来ましたが、設計作業が大変そうですね。 また価格的にも、何か絶対に必要な目的がなければ、手が出せません。 私の場合は、慣れたアクリル工作で、チャッチャッと作ってしまいます。 ただし、電動糸鋸などのカッターとドリルは必須です。

 

下は、半日程度でイージーに作ったホルダーです。

 

◎ ホルダーの表側。 こちら側にスマホ画面を手前にして固定します。 撮影操作はこちら側で行います。

 

◎ 赤い部分がスマホを抱えるツメです。 上側のツメは上方に少しスライドします。

 

 

 

◎ ホルダーの背面(スマホによる撮影は手前方向を撮影します)

下部のアルミの部品で、三脚のクイックシューに固定しています。

 

 

 

◎ クイックシューのネジを受ける1/4インチのナットです。 

 

 

 

下は、三脚にこのホルダーでスマホを固定したところです。 この写真は間違っていてスマホの向きが逆です。 実際は、三脚のアームが手前に来ます。

 

 

 

しかし、スマホのグッズはとても安価ですね。 ユーザー数がとても多いので、薄利多売ってことでしょうか。