宅内での光ファイバーの延長

既設の電話線はPCの直近まで配線していましたが、光ファイバーの壁面コンセントは10m以上もPCから離れています。 昨日は、ONUからLANケーブルをPC直近のルーターまで這わせる事を考えていました。

 

私の所は既存の電話線の置換えなので、壁面コンセントの代わりに下の様な壁取り付け用のコンセントが支給されました。

 

 

 

ONUまではNTTの管理下にあり、上のコンセントから出た1m程度の光ケーブルがONUに繋がっていて、これは捨てられません。 しかし、コンセントとONUの間の光ケーブルを延長する光ケーブルが普通に販売されていて、私の様にONUの設置場所に困ったユーザーのニーズにこたえています。

 

宅内の光ケーブルを延長すれば、ONUを従来のモデムの位置に持ってこれます。

 

 

 

これは朗報で、悩みは一気に改善されました。

 

 

 

交換用の光ファイバーケーブル 

Amazonには多数の交換用ケーブルが出ていますが、幾つかの種類があって、間違わない様にと調べました。

 

 

シングルモード・マルチモード 

シングルモードはファイバー芯線の径が 10μm以下で、マルチモードは 50μm(人の毛髪程度)、いずれも芯線は細く脆く、補強材が周囲を守る構造です。

 

一般ユーザーの宅内用は「シングルモード」のファイバーケーブルです。 また、紛らわしいですが、1芯・2芯(ダブル)の区別があり、2芯は双方向通信の業務通信機器などに使われ、一般ユーザー向けは 1芯のシングルモードです。

 

 

 

 

 SCコネクタ・LCコネクタ

通常は、SCコネクタとLCコネクタのどちらかのコネクタが端部に付けられています。 宅内の光コンセントもONUもSCコネクターで、LCは使えません。 コネクターはユーザーが交換出来ないので、必要な長さのSCの製品を指定して購入する事になります。 SCの延長用コネクタがありますが、直が無難そうです。


 

 

また、SCコネクターの形状はメーカーにより微妙に異なる様です。 これは、規格外の形状で使えない場合も有り得るので、レビューや販売経歴なども参考にする必要がありそうです。

 

 

補強の方式 

最新のフレキシブルを謳ったケーブルは 直径30mmの屈曲に耐えるそうですが、実際の設置は直径100mm以上の緩いカーブが無難でしょう。

 

宅内使用向けの光ケーブルは、製品によって補強のタイプが色々です。

 

 

 

 

芯線の太さは髪の毛より細く、どの様な製品も芯線を補強する構造ですから、モール等で安全な経路を確保すれば問題はないと思います。