Ameba検索にはマイナス検索の機能がなく、類似語が多数ヒットする検索語の場合は検索自体が困難になります。 このツールは、Ameba検索で抽出した記事から、更に各種の絞込み検索を行うことができます。
ver. 0.7以降に対応 2024.05.13 更新
「Ameba Search Tools」は「Ameba検索」の検査結果のリスト画面で、そのページ上の「10件」の記事を全て別タブに開く指令を行います。 開いた各タブ(ウインドウ)上で、このツールの「設定パネル」に従った「絞込み検索」を行い、必要な記事のタブを残し、不要なタブを閉じます。
◎「厳密な検索」の実行には、絞込みの「設定」が必要です。 適当なブログページを開き、「設定パネル」で「絞込み検索の仕様」と「検索語」「繋がり例」「指定語」などを設定します。
◎「厳密な検索」の対象となる記事をリストアップするために、「Ameba検索」で検索を行います。「Ameba検索」の「検索語」は、「厳密な検索」を前提としたものでなければなりません。
◎「Ameba検索」の検索結果のリスト画面(10件)ごとに「厳密な検索」を実行して、必要な記事を抽出します。
絞込み検索の「設定パネル」
●「Ameba Search Tools」を「Tampermonkey」のダッシュボードで「ON」にします。
任意の記事本文があるブログページを開くと、ページ上部に「設定パネル」が表示されます。(タイル・リスト型のブログトップページ以外)
「設定パネル」の縮小・拡大
▪ページチェックの邪魔になる場合は、「◀」ボタンでパネルを「縮小」できます。
▪「◀」「▶」ボタンで指定したパネル幅は、次に変更するまで維持されます。
絞込み仕様の選択
「設定パネル」の左端に「絞込み仕様」を選択するセレクトボックスがあります。 選択可能な仕様は以下の 3種類です。
① 繋がり例のヒットを除外 | 検索文字列の前後の文字列との繋がり方が不適当 な例を除外して、そうでないヒットの記事を開く。 |
➁ 指定語を含む記事を抽出 | 指定語(最大3個を指定可能)のどれかが含まれて いる記事を抽出して開く。 |
➂ 指定語を含む記事を除外 | 指定語(最大3個を指定可能)のどれかひとつでも 含まれている記事を除外して、記事を開く。 |
① は、このツールの得意とする「繋がり」方を区別する絞込み検索です。
➁ このツールが各ブログページで行う検索処理は、「英大文字・小文字」を区別します。 従って、➁の指定語に検索語(英文字)を指定する事で、大文字・小文字を区別した検索結果に絞込むことが出来ます。
また全く別目的として、「Ameba検索」の結果から、任意の文字列を含む記事の抽出ができます。 処理は「OR」で、どれかの指定語を含んだ記事を全て抽出します。
➂ ➁と反対に、「Ameba検索」の結果から、指定語のどれかを含む記事を排除して、それ以外の記事のみを開きます。
① 繋がり例のヒットを除外
「絞込み仕様」で「繋がり例のヒットを除外」を選択した時のパネルです。
❶「絞込み仕様」の選択枠
❷「検索語」の入力枠
❸ ページ上の「検索語」のヒット数
❹「繋がり例」の入力枠(3個の除外が指定できます)
➎ ページ上の「繋がり例」のヒット数(除外ごとに表示枠があります)
❻「検索語」「繋がり例」の登録ボタン
➐「◀」「▶」ボタン
「検索語」「繋がり例」の指定要領
最初に「検索語」と、除外する「繋がり例」の設定を行います。
● ❷「検索語」は、Ameba検索時の「検索語」と同じ語を入力します。
▪ 異なる語を入力しても検索は機能しますが、絞込み検索になりません。
● ❹「繋がり例」は、マイナス検索の検索語です。 3個まで指定できますが、1個でも構いません。 余った枠は空白にしておきます。
▪ 検索時にヒットする余計なヒット語(繋がり例)を指定します。
▪「プログレッシブ」「プログレ」のヒットは「プログレ」の「繋がり例」で除外できます。「プログラム」「プログラマー」「プログラミング」のヒットは「プログラ」の「繋がり例」で除外できます。 この様に、最大公約の文字列を「繋がり例」に纏める事で、除外の指定枠を節約できます。
▪「厳密な検索」は、Google検索の「NOT検索」と異なります。 Google検索の場合は「除外語」に「検索語」が含まれなくても問題ありませんが、「繋がり例のヒットを除外」は「繋がり例」に「検索語」が含まれる場合のみに有効に機能します。
●「検索語」「繋がり例」を入力したら ❻「Set」を押して登録します。
▪ 確認ダイアログが表示され、開いているブログページでパネルの指定に従った検索が行われます。 ❸ 及び 3個の ➎ に、このページでのヒット数が表示されます。
▪「検索語」「繋がり例」は何度でも変更ができ、次に変更するまで維持されます。
▪ ❻「Set」を押すごとに「繋がり例」の検索テストができます。
「 繋がり例のヒットを除外」の判定について
各記事で、❷「検索語」のヒット件数 ❸と、「繋がり例」のヒット件数 ➎A ➎B ➎C を調べます。 この結果が、
❸ = ➎A+➎B+➎C
の場合は、「検索語」のヒットが全て「繋がり例」のどれかの一部と判ります。 この場合は除外の処理としてタブを閉じます。 それらに属さない「検索語」だけのヒットがあれば等式が不成立で、この場合はタブを残します。
ただし、想定外の「繋がり例」が記事中にある場合も等式が成りたちません。
➁ 指定語を含む記事を抽出
「絞込み仕様」で「指定語を含む記事を抽出」を選択した時のパネルです。
❶「絞込み仕様」の選択枠
❷「指定語」の入力枠(3個の指定語を指定できます)
❸ ページ上の「指定語」のヒット数(指定語ごとに表示枠があります)
❻「指定語」の登録ボタン
➐「◀」「▶」ボタン
「指定語」の指定要領
この検索は、Ameba検索の検索結果から「指定語」を含む記事を抽出します。 一般的な「絞込み検索」ですが、以下の点で Ameba検索やGoogle検索と動作が異ります。
◎ 半角英数の大文字・小文字を区別します(Ameba検索は区別しません)
指定語「Abema」➔ ✖「abema」 ✖「ABEMA」
▪ この特性により、大文字・小文字を区別した抽出ができます。
◎「指定語」にスペース(空白文字)がある場合、スペースが入った文字列全体と一致する場合だけを抽出します。
指定語「Abema TV」➔ ✖「Abema」 ✖「TV」 ✖「AbemaTV」
◎「指定語」の複数指定は、「指定語」のどれかを含む記事を全て抽出します。
➂ 指定語を含む記事を除外
「絞込み仕様」で「指定語を含む記事を除外」を選択した時のパネルです。
❶「絞込み仕様」の選択枠
❷「指定語」の入力枠(3個の指定語を指定できます)
❸ ページ上の「指定語」のヒット数(指定語ごとに表示枠があります)
❻「指定語」の登録ボタン
➐「◀」「▶」ボタン
この「絞込み仕様」は余り使い途がないかもしれません。 例ですが、何かの語で「広報の記事」を Ameba検索で抽出して、広報記事に必須の「お知らせ」が抜けた記事を抽出するという使い方です。
「指定語」の指定要領は、「➁ 指定語を含む記事を抽出」と同じです。
「HOME」「ブログページ」の「検索窓」から Ameba検索を行いますが、それによってリストアップした記事に対して「厳密な検索」が実行できます。
▪ 検索結果のリスト画面で、「ページャー」が表示される画面でのみ機能します。
Ameba検索のリストページでの機能と操作
検索結果のリストページの移動
● 検索結果のリストページの移動は「⇦」「⇨」のキーで行います。
リストの記事選択 と選択した記事を開く
● 検索結果のリストの記事の選択は「⇧」「⇩」のキーで行います。
▪ 選択した記事には赤枠が表示されます。
▪ ページを開いた最初は赤枠がなく、「⇩」キーで最初の記事が選択されます。
▪ 上部の検索窓にキャレットを入れると選択が解除され赤枠が消えます。
▪「ESC」キーを押すと選択が解除され赤枠が消えます。
●「Enter」キーを押すと、赤枠を表示した記事へ遷移します。
▪ 元の検索結果のリストページに戻りたい場合は「Alt+ ⇦」を押します。
▪ 検索結果のリストページを閉じたくない場合は「Ctrl+Enter」を押すと、別タブに赤枠を表示した記事が開きます。
▪ 別タブに開いた記事を参照するには「Ctrl+Tab」を押します。
「厳密な検索」を実行する
「厳密な検索」を実行すると、別タブに最大で 10件の記事が同時に開きます。 多くの場合は僅かな時間でタブ群が自動的に閉じます。 処理時間は、通信環境、対象の記事、PCの処理能力などで変わりますが、1秒前後です。
●「検索語」(その後の厳密な検索を前提とした検索語)で、Ameba検索またはブログ内検索を行います。
▪ Ameba検索は「芸能人・有名人」「一般ブログ」などの検索結果のリストが対象になります。 ただし「Ameba News」のリストはブログ記事ではないので対象外としています。
▪ ブログ内検索の検索結果のリストでも「厳密な検索」が可能です。
▪ 検索結果のリストページは上限が100ページで、それ以上の結果にはアクセスできません。
検索で抽出した検索結果のリストページの全記事が、「厳密な検索」の検索の対象になります。
●「Space」キーを押すと 「厳密な検索」を確認するダイアログが表示されます。
●「OK」を押す、または「Space」か「Enter」キーの入力で検索を実行します。
▪ 開いた検索結果のリスト(通常 10件)の記事を別タブに自動的に開きます。 自動的に各タブで「絞込み検索」が実行されます。
▪「厳密な検索」の条件にヒットする記事がない場合は、最後に処理を指定した検索結果のリストページに戻ります。
▪「厳密な検索」で「絞込み検索」にヒットする記事があった場合は、その記事の別タブが残ります。 その記事のタブでブラウザのデフォルトの検索を使うなどして、「厳密な検索」でヒットした理由を確認します。
下は、検索結果のリストページから「厳密な検索」を実行して、該当する記事を見つける様子です。
●「Ameba Search Tools」のキー操作と「Space」キーの操作を組み合わせることで、大量の記事でも「絞込み検索」が能率よく行えます。
▪ 検索時に使うキー操作の一覧を、画面の左上にに小パネルで表示しています。
「厳密な検索」の処理の終了
「Ameba Search Tools」の「厳密な検索」は、通常のブログページ(自他の全てのブログページ)を開いた時に、パネルで指定した内容の「マイナス検索」を行い、パネルを表示します。 この表示は通常は不要な上に、一般のブログ閲覧時のブラウザのリソースを幾分か消費します。 従って「Ameba Search Tools」は、非常駐型のツールとして、検索の処理を行う場合にのみ「ON」にしてください。
「Ameba Search Tools」最新版について
旧いバージョンの JavaScriptツールは、アメーバのページ構成の変更で動作しない場合があり、導入する場合は最新バージョンをお勧めします。
●「Ameba Search Tools」の最新バージョンへのリンクは、以下のページのリンクリストから探せます。