動画一覧のスマホ動画プレーヤーの仕様について
「動画一覧」のページからスマホ動画のサムネイルを選択すると、「個別動画」の画面が開き、動画を再生する事ができます。 この時の「スマホ動画プレーヤー」の仕様ですが、
① サムネイルの左クリックで再生が始まる
➁ 再生開始時は、毎回 音声OFFで再生
➂ 画面のクリックで「再生/停止」を行い、停止時にプレーボタン「 」を表示
④ 通り過ぎた位置へ、動画を巻き戻して再生が出来ない
という仕様です。
アメーバの動画プレーヤーは「iframe」に動画ファイルを呼び出して表示しますが、動画ファイルのリクエスト時のクエリ指定で、以下の動作仕様を選択できます。
キーワード | 値 | プレーヤーの仕様 |
autoplay | 指定なし | プレーボタン「 」を押して再生開始 |
0 | プレーボタン「 」を押して再生開始 | |
1 | 動画ファイルの呼込んで自動的に再生開始 | |
controls | 指定なし | 動画コントロールを表示する |
0 | 動画コントロールを非表示にする | |
1 | 動画コントロールを表示する |
「個別動画」のプレーヤーは、「autoplay=1」「controls=0」が指定されていて、先の ①~➂の仕様はその結果です。
この指定は、多数の動画をサムネイルのクリックで、どんどん再生する事を想定したものでしょう。 その際に音声が出る弊害を考え、「 」をクリックするまで音が出ない様にしたと思われます。
これは妥当な仕様ですが、個別動画を詳しくチェックしたい時には、動画のコントロールが必要で。 その仕様に変更するツール「SBVideo Player」を作りました。
「SBVideo Player」の動作仕様
「SBVideo Player」を「ON」にすると、「個別動画」の動画プレーヤーの仕様は次の様になります。(ブログページに埋込んだスマホ動画とほぼ同じになります)
① サムネイルの左クリックで、動画の開始待機の状態でプレーボタン「 」を表示
➁ 再生開始時は、毎回 音声ONで再生
➂ 画面のクリックで「再生/停止」を行い、停止時にプレーボタンを表示しない
④ シークバーで動画の撒き戻しが可能で、任意の再生位置を指定できる
コントローラーがあると、特定位置を選択でき、「 」ボタンから「再生速度」を調節してスロー再生などが可能になります。
「再生/停止」は画面のクリックやコントローラー左端の「▶/ 」ボタンで操作できますが、「スペース」キーでも操作可能です。
「SBVideo Player」のデザイン
「SBVideo Player」は、アメーバのスマホ動画プレーヤーに以下のデザインのアレンジを行います。
これは「動画一覧」の動画プレーヤーだけでなく、アメーバブログ全般(他のユーザーのスマホ動画を表示した場合を含む)のスマホ動画プレーヤーに反映します。
ボカシ絵の背景
スマホ動画の周囲の「空き」を埋めるボカシ画像の背景を非表示にします。
◎ブログページに埋め込んだスマホ動画
◎「動画一覧」の「個別動画」でのスマホ動画
コントローラー部のデザイン
コントローラーの配置を、できるだけ動画に重ならない様に下げています。 また、コントローラーのグラデーションのグレー背景を非表示にしています。
◎ブログページに埋め込んだスマホ動画の例
「SBVideo Player」の機能テスト用サンプル
「SBVideo Player」の機能をチェックするための、サンプルを作りました。 サンプルはPCモニター画面をスマホで撮影したもので、ファイルはMP4形式です。 スマホの固定フォーカス撮影の仕方を知らなかったので、ウォブリングが出てます。
動画編集のために「Microsoft Clipchamp」(無料版)をインストールしました。
「Adobe Premiere」と似たインターフェイスで、余り迷わずに使えましたが、今回は、必要な箇所の切り出しだけに使用。 適当な箇所を切り出したMP4をスマホに戻し、アメーバアプリで仮投稿に動画を添付しようとしたら、「添付動画は 60sec以内」という注意書きが出て、自動で再切り出しをしてくれました。 なんだ、動画編集アプリは要らんかったのかと、少し思ったしだい。
◎ ブログ記事中のスマホ動画の表示サンプルです。
◎ この動画の「動画一覧 / 個別動画」のページは、以下です。
「SBVideo Player」を利用するには
このツールは Chrome / Edge / Firefox版の拡張機能「Tampermonkey」上で動作します。 以下に、このツールの導入手順を簡単に説明します。
❶「Tampermonkey」を導入します
◎ 使用しているブラウザに拡張機能「Tampermonkey」を導入する事が必要です。
既に「Tampermonkey」を導入している場合は、この手順 ❶ は不要です。
拡張機能の導入については、以下のページに簡単な説明があるので参照ください。
❷「Tampermonkey」にスクリプトを登録します
◎「Tampermonkey」の「+」マークの「新規スクリプト」タブを開きます。
◎「新規スクリプト」には、最初からテンプレートが記入されています。 これは全て削除して、完全に空白の編集枠に 下のコードをコピー&ペーストします。
〔コピー方法〕 軽量シンプルなツール「PreBox Button 」を使うと
コード枠内を「Ctrl+左Click」➔「Copy code 」を「左Click」
の操作で、掲載コードのコピーが可能になります。
◎ 最後に「ファイル」メニューの「保存」を押すと、ツールが使用可能になります。
〔 SBVideo Player 〕 ver. 0.1
// ==UserScript== // @name SBVideo Player // @namespace http://tampermonkey.net/ // @version 0.1 // @description スマホ動画一覧ページで動画コントローラーを表示 // @author Ameba Blog User // @match https://ameblo.jp/*/video* // @match https://static.blog-video.jp/* // @run-at document-start // @icon https://www.google.com/s2/favicons?sz=64&domain=ameblo.jp // @grant none // ==/UserScript== let target=document.body; let monitor=new MutationObserver(main); monitor.observe(target, {childList: true, subtree: true}); function main(){ let iframe_sv=document.querySelector('iframe[src*="static.blog-video.jp"]'); if(iframe_sv){ let sv_src=iframe_sv.getAttribute('src'); if(sv_src.includes('&controls=0')){ sv_src=sv_src.replace('&controls=0', '&controls=1'); sv_src=sv_src.replace('&autoplay=1', '&autoplay=0'); iframe_sv.setAttribute('src', sv_src); } }} if(location.hostname.includes('static.blog-video.jp')){ let retry=0; let interval=setInterval(wait_target, 1); function wait_target(){ retry++; if(retry>100){ // リトライ制限 100回 0.1secまで clearInterval(interval); } let target=document.documentElement; // 監視 target if(target){ clearInterval(interval); environ(target); }} function environ(target){ let style= '<style class="sbvp">'+ '.video-bg { display: none; } '+ 'video::-webkit-media-controls-panel { '+ 'background: none !important; margin-bottom: -20px; } '+ '#js-video-touch-area.hide { display: block !important; '+ 'height: calc(100% - 60px); outline: none; }'+ '</style>'; if(!document.querySelector('.sbvp')){ target.insertAdjacentHTML('beforeend', style); }} }
「SBVideo Player」最新版について
旧いバージョンの JavaScriptツールは、アメーバのページ構成の変更で動作しない場合があり、導入する場合は最新バージョンをお勧めします。
●「SBVideo Player」の最新バージョンへのリンクは、以下のページのリンクリストから探せます。