「アメンバー記事」を探して
この間「アメンバー記事」に関連するスタイルやスクリプトツールに関わる事が増えました。 そういった作業はテスト環境が必要なので、「アメンバー」を募っているのではないですが、テストサンプルの「アメンバー記事」を作ったりします。
実物の「アメンバー記事」が無いと、スタイルもツールも作る事はできません。 新タイプや旧タイプスキンの「アメンバー記事」は、自分のブログでスキンを一時的に差換えてテストが可能です。 ところが、レトロタイプスキンは、自分のブログに適用が出来ません。 これは大変に困ります。
最低でも外側からレトロタイプスキンの記事のテストが必要なので、いまや貴重なレトロタイプスキンのブログを探しに出かけます。 今回は、レトロタイプのブログの中でも、「アメンバー記事」を保有するブログが必要になったのですが、これは探すのが大変でした。
で、こういう事のために、ブログの「アメンバー記事」を探すツールを作りました。
Search For AmemberPost
なんともベタな名前ですが、「レトロタイプスキン」を見つけてブログの「記事一覧」を開き、このツールを実行します。 ツールは「記事一覧」の20ページずつを調べます。 1ページに20件の記事があるので、400記事ずつ進み、記事数が相当あるブログでも短時間で「アメンバー記事」を見つけ出せます。
「旧タイプ」「レトロタイプ」の「記事一覧」には「アメンバー記事」の区分が無いのですね。 そのため「アメンバー記事」は特に探し難いのです。 ツールを作りながら「旧タイプスキン」への対応が後で必要になるかも知れないと考え、両タイプに対応できるコードにしました。
このツールは開発用の無骨なツールです。 私の通信環境では一度に50ページ程度は平気でしたが、沢山ヒットした時はウインドウが重なって困るので、20ページ(ウインドウが20個)ずつの調査にしました。 メモリ・通信環境などが厳しいと、PCがフリーズするかも知れません。
ツールのコードの要点
このツールは、「記事一覧」で動作します。 現在の全てのスキンタイプへの対応を考えて、最初にスキンタイプ判定をしています。
「Search For AmemberPost」ver.0.1 15行
以下は、旧タイプ・レトロタイプの「記事一覧」ページを開く関数です。 ページのURLにハッシュタグ「#O」「#R」を付けて開き、各ウインドウではハッシュタグがあれば、「記事一覧」を開いて「アメンバー記事」を探します。
「Search For AmemberPost」ver.0.1 100行
ツールによる調査の様子
●「Search For AmemberPost」を「ON」にすると、ブログページに簡単なコントロールパネルが表示されます。
▪ スイッチは「検索」と「検索を終了」だけで、後者は単にパネルを非表示にするだけで、本当の終了はツール自体を「OFF」にする必要があります。
● 上図の様に「記事一覧」(「テーマ」「月別」ではない)のトップページを開くと、パネルに「entrylist 1 - 20」の表示が出ます。 これは「記事一覧」の 1ページから 20ページまでをチェックする状態にある事を示しています。
●「検索」のボタンを押すと、デスクトップに 20個のウインドウが開きます。
通信環境とPCの能力に拠りますが、数秒で20の画面にアクセスが完了して、「アメンバー記事」が無いリストのウインドウは自動で閉じ、「アメンバー記事」があるリストのページのウインドウだけが残ります。 残ったウインドウはサイズを拡げて、検索されたアメンバー記事にアクセスできます。
● 20ページのウインドウを開いたら、右側の元画面は次の21ページに遷移します。 そして右側の画面は「entrylist 21 - 40」を調査する状態になります。 この様に、次々と検索を進め、「記事一覧」の最後のページを超えると、それ以上のページが無い事を表示して停止します。
▪同じブログを再度調べる場合は、「記事一覧」の1ページ目を開く操作をします。
「Search For AmemberPost」を利用するには
このツールは Chrome・Edge・Firefox版の拡張機能「Tampermonkey」上で動作します。 以下に、このツールの導入手順を簡単に説明します。
❶「Tampermonkey」を導入します
◎ 使用しているブラウザに拡張機能「Tampermonkey」を導入する事が必要です。
既に「Tampermonkey」を導入している場合は、この手順 ❶ は不要です。
拡張機能の導入については、以下のページに簡単な説明があるので参照ください。
❷「Tampermonkey」にスクリプトコードを登録します
「Search For AmemberPost」のコードは「GitHub」で配布しています。
このリンク先は下の様な画面で、ここでコードのコピーが可能です。
● 赤枠のところに、コピー用のボタンがあります。 これをクリックします。
これで、ページ上のコードがクリップボードにコピーされます。
●「Tampermonkey」の管理画面で「+」マークの「新規スクリプト」を開きます。
●「新規 UserScript」には、最初からテンプレートが記入されています。 これは全て削除して、完全に空白の編集枠にしてください。
● 編集枠内をクリックして「Ctrl+V」を押すか、右クリックして「貼り付け」を選択します。 コードの先頭までスクロールして、最初の行から正しく貼り付けられたかを確認してください。
● 最後に「ファイル」メニューの「保存」を押すと、ツールが使用可能になります。
「Search For AmemberPost」最新版について
旧いバージョンの JavaScriptツールは、アメーバのページ構成の変更で動作しない場合があり、導入する場合は最新バージョンをお勧めします。
●「Search For AmemberPost」の最新バージョンへのリンクは、以下のページのリンクリストから探せます。







