あることが発端で 

Windowsのアイコン管理は、けっこう複雑な仕組みなのだと思います。 いちばん如実に感じるのは、画像ファイルのアイコンです。

 

私は、汎用の画像ビューアは「IrfanView」を使っていますが、長く使っている間に細かな機能に慣れ、画像編集の半分以上はこのアプリで行います。 画像を料理するには先ず「IrfanView」を使い、高度な処理が必要な場合は「Photoshop Elements」に持ち込むので、画像のアイコンは「IrfanView」のアイコンにするのが、一番都合が良いのです。

 

当然、画像ファイルの関連付け(既定のアプリの設定)は「IrfanView」で、このアプリのアイコンで画像を見つけるのに慣れています。

 

 

 

 関連付けが反映されない!と思ったが...

先日、ファイルの関連付けをチェックしていました。 常時はしない事ですが、サブマシンのSSD導入がWindowsのクリーンインストールになり、アイコンが私の普通と思っているものと違って、再設定が必要になったのです。

 

その作業で、少々うろたえた事がありました。 デスクトップ上の画像ファイルのアイコンが関連付けを反映せず、「画像サムネイル」になってしまい、何かアイコン表示に問題が生じているのかと思ったのです。 実は、これは正常で、私が理解していなかっただけですが。

 

下は、フォルダーから画像ファイルをデスクトップに移動する操作です。 画像ファイル形式「.png」は「IrfanView」に関連付けされているので、フォルダー内ではこのアプリのアイコンになっています。 ところが、デスクトップに移動すると、アイコンが変わって「画像サムネイル」になります。

 

 

これは、Win10のデフォルトのアイコン表示仕様なんですね。 私は、フォルダー内のアイコン表示の設定は「詳細」にして、ファイルの更新日時を表示しています。

 

 

この場合は、アイコンが小型なので「IrfanView」のアイコンですが、赤枠で「中アイコン」以上のサイズを指定すると「画像サムネイル」に変わります。

 

 

デスクトップのアイコンサイズは、Win10の場合はデフォルトでは「中サイズ」になるので、フォルダー内は「IrfanView」のアイコンで、デスクトップでは「画像サムネイル」に変わるわけです。

 

以前からデスクトップのアイコンが「IrfanView」のアイコンでないのは気付いていたのですが、今回の関連付けのチェックまで深く考えてませんでした。

 

 

 

 デスクトップのアイコンも関連付けを反映させるには

「フォルダーオプション」の Win10デフォルトの設定を変更することで、デスクトップも、関連付け通りのアイコン表示に出来ます。 アイコン表示が変わるのが我慢ならんと言う方は、設定を試して見てください。

 

任意のフォルダーで、上部の「表示」タブを押します。

 

右端のメニューの「オプション」を押します。

 

 

上図の「フォルダーオプション」のダイアログが表示されるので、

 

表示」のタブを選択します。

 

下部の「詳細設定」をスクロールして、以下のメニューを探します。

 

「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」にチェックを入れます。

▪ この項目は、デフォルトではチェックがありません。 チェックを入れると「中サイズ」以上も、関連付けされたアプリのアイコンになります。

 

「適用」を押します。

 

「フォルダーに適用」を押します。 これを押さないと、この設定は現在メニューを開いたフォルダーのみの設定になり、他の場所では元と変わらない結果になります。

 

以上の設定を行うと、下の様にデスクトップ上の画像ファイルも関連付けられたアプリのアイコンに変わります。

 

 

 

 

ファイルの種類とアプリの関連付けを設定する 

Win10では、スタートメニューの「設定」➔「アプリ」➔「既定のアプリ」➔「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」の画面で、拡張子を選択してそれに関連付けるアプリを指定するのが原則的な方法です。

 

それより簡単なのは、ファイルを右クリック ➔「プログラムから開く」➔「別のプログラムを選択」➔「常にこのアプリを使って◌◌◌ファイルを開く」にチェックを入れた上で ➔ 関連付けを設定したいアプリを選択 ➔「OK」を押す

 

という方法です。 これと同内容の情報はネット上に沢山あります。 私は「.json」ファイルをメモ帳に関連付ける必要があり、下の記事を書いていますが、画像ファイルでもこの応用です。 図入りの説明なので参考にしてください。