どこにでもありそうな情報ですが 

既に各所で書かれているはずの情報ですが、私自身が下調べした時には細かな説明が探せませんでした。 私が導入したのは ASUS製のAM4ソケットのマザーですが、SSDの取付け仕様やBIOSのメモリー設定は、そうそう変わらないと思います。 もし疑問があって情報を探す人が居たら、このページが役に立つかも知れません。

 

 

 

大変にヒットしたASUSマザー「TUF GAMING B550-PLUS」

私が導入したのは「TUF GAMING B550-PLUS」というマザーボードです。 現在も販売されている製品ですが、AMD RyzenとSSD の効果は素晴らしく、PC起動が20secで完了し、10年前の装置に比べると段違いの早さです。

 

 

ネットの紹介では、ゲーマーの気分を満たすデコレーションが気になったのですが、実際に届いたマザーを見て、何ヵ所ものヒートシンクの装飾が賑やかな印象の元だと気付きました。

 

 

斜めにカットしたヒートシンクは、見た目と同時に放熱効果のアップもプラスしようというアイデアですね。 これなら納得です。

 

 

 

SSDの装着について 

 

CPUに近い側がメイン 

「TUF GAMING B550-PLUS」には 2ヵ所のSSDスロットがありますが、メインのSSD(ディスク)は CPUに近い側が速度上で優位です。 マザーによりこういった優劣は説明書の熟読が必要ですが、マザーボードの多くはこの仕様と思います。

 

下は、このマザーボードのSSDスロットの配置です。

 

 

 

取付けネジ 

下の様な2種のSSD取付け用の補助ネジがマザーに添付されていました。

 

 

SSDは数種のサイズがあり、一番多く流布しているのは「2280」というタイプです。 この取付は、説明書に以下説明がありますが、少しあやふやな点があります。

 

 

● 取付け用の補助ネジは長い方を使う。

これは、2280を前提にした説明と思われます。 上図の「2280 固定ネジ」のポールを、補助ネジの長い方を使って高くします。

 

 

付属のスペーサ(ゴムパッド) 

SSDが片面実装タイプの場合は、付属のゴムパッドを貼付ける説明がありますが、実際に調べると、スペーサを貼ってもSSDに届かず意味がありません。 SSDによっては届く場合があるかも知れませんが、私は無意味なので貼付けませんでした。

 

下は、アクリル板を使って最初からマザーに貼り付けられているゴムの高さを、正確に調べている所です。

 

 

 

● SSDが両面実装の場合は、付属のゴムパッドを貼付けてはならない

これは従った方が良いでしょう。

 

SSDは取付時に無理が無いか、良く観察しながら取付けネジを締めるべきですね。

 

 

M.2ヒートシンク 

SSD用のヒートシンクは、購入時は「Secondary SSD」側に取付けられています。 ヒートシンクは無くてもSSDを使えますが、せっかく用意してくれているので使うのがベターでしょう。

 

 

上は、付属のヒートシンクの表裏を撮影したものですが、裏面には保護フィルムを貼った「サーマルパッド」が、最初から貼り付けられています。

 

SSDをネジ固定した後、その上に被せる様にこのヒートシンクをネジ固定します。 その際に保護フイルムを剥がすと、若干の粘着性のある「サーマルパッド」の黄色い面が露出します。 この粘着力は弱い目なので、ヒートシンクのネジ固定をやり直したのですが、ヒートシンクをいったん外す事が出来ました。

 

「サーマルパッド」は弾力があり、SSD上の半導体チップの厚さが少々異なっていても、適度に圧着して放熱する仕組みです。 ヒートシンクの2本のネジを締める際に、この弾力の抵抗が判ります。 SSDに過剰な力が掛かっていない事を確認しながら固定します。

 

 

「TUF GAMING B550-PLUS」 インストールガイド 

「TUF GAMING B550-PLUS」のインストールガイドの pdf版は以下にあります。

 

 

 

 

BIOSのメモリー速度の設定について 

「XMP」(Extreme Memory Profile) は Intelプラットホームの呼称で、AMDプラットホームでは「D.O.C.P.」(Direct Over Clock Profile) の呼称になります。

 

これが判らず、BIOSの「XMP」の項目を探しても表示が無いので、かなり苦労しました。 AMD対応のASUSマザーのBIOS設定画面では、「D.O.C.P.」(XMP)対応メモリーの設定は以下の場所にあります。

 

●「Ai Tweaker」の画面の先頭項目「Ai OverClock Tuner」

 

 

● この項目で[D.O.C.P.]を選択します。

 

 

それより下の項目内容が、自動的に一部変化します。[D.O.C.P.]が有効なメモリーの場合は、この機能で最適化された「Memory Frequency」が表示されます。

 

 

「TUF GAMING B550-PLUS」メモリー速度の設定方法 

ASUSのマザーボードで、XMP/D.O.C.P. 対応メモリーの BIOS設定方法の詳細は、以下に説明があります。