「Fixed Format Palette ⭐」は、1行を超える文字数で構成された記事の一部分(ここでは区画と表します)を登録して、ブログ記事の作成時の必要な時に、いつでも呼び出して貼り付ける事を可能にします。
下は区画の例で、青枠で囲った部分は全て区画と考えることが出来ます。
隣り合った区画を纏めてひとつの区画として扱う事や、極端ですが記事本文の全てを区画として扱う事も出来ます。
こういった区画の表示を複数の記事で何度も使う場合、通常は毎回過去の記事を開いてその部分をコピーし、新しい記事に貼り付ける必要があります。 このツールは、そういう手間を不要にします。
区画は Bank1~Bank9 の9個のバンクに登録できます。 それぞれの Bankの内容は、登録、別の新しい内容を上書き登録、削除、が可能です。 また、バンクの内容をファイルに保存して、バックアップが可能です。
ver. 5.8以降に対応 2023.01.17 更新
サブパネルのボタンとマウスの基本操作
◎「Bank」の選択
サブパネル上でのマウスのホイール操作 または「⇧」「⇩」キー
◎ 各操作の「実行」
「Enter」ボタンのクリック または「Enter」キー
◎ 各操作の「中止」
「Esc」ボタンのクリック または「Esc」キー
◎「File」メニューの起動とそれ以降の操作(これはマウス操作のみ)
「File」ボタンのクリック ➔「登録データを保存」「登録データを読込む」「✖」
区画をBankに登録 (1) 通常表示より
● 登録する区画を、通常表示の編集枠のキャレット操作で反転選択します。
▪ 上はリンクカードの例ですが、カードの1行手前からカードの次の1行までを選択しています。 この様に目的の区画の前後に余裕を採って反転選択すると確実です。
●「Alt+F11」を押すと、登録用のサブパネルが表示されます。
サブパネルには、選択した区画がとりこまれて表示されます。 Bankに既に登録が有る場合は、下側にBankのこれまでの登録内容が表示されます。
● サブパネル上での「ホイール操作」または「⇧」「⇩」キーで、登録するBankを選びます。
未登録の空いたBankを選んだ場合
●「Enter」で、この未登録のBankに区画が登録されます。
既に登録があるBankを選んだ場合
●「Enter」で、下側のこれまでの登録内容は 上側の区画で上書きされます。
Bankの登録内容を削除するには
● キャレットを編集枠内に置き、何も選択をしないで「Alt+F11」を押します。
● 最初に表示されるBankは常に「Bank1」なので、「ホイール操作」または「⇧」「⇩」キーで削除するBankを選択します。
● 削除するBankの内容がサブパネルに表示されたら「Enter」を押します。
サブウインドウが消えますが、選択したBankは既に空Bankになっています。
区画をBankに登録 (2) HTML表示より -- Chrome Edge のみ
Chrome / Edge では「HTML表示」の編集画面で、区画を登録することができます。
この方法を使うと、前後の余裕を省いた正確な境界で区画を登録できます。 この機能を扱う前提として、区画の範囲をHTML上で判別できる必要があります。
● 登録する区画を、HTML表示の編集枠のキャレット操作で反転選択します。
●「Alt+F11」を押します。
サブパネルに選択した区画がとりこまれて表示されます。
● サブパネル上での「ホイール操作」または「⇧」「⇩」キーで、登録するBankを選択して「Enter」を押します。 選択したBankに区画が登録されます。
Bankの 登録内容を記事へ貼り付ける
● 通常表示の編集枠で、登録内容をペーストする位置にキャレットを入れます。
▪ 文字列の途中にキャレットがある場合は、文字列の後に書き込まれます。 記事を崩さないために、キャレット位置は改行後の行の左端が推奨です。
●「Ctrl+F11」を押すと、ペースト用のサブパネルが表示されます。
▪ サブパネル上での「ホイール操作」または「⇧」「⇩」キーで、Bank1~Bank9に登録された登録内容を順に参照できます。
下は、Bankを順に開いて、ペーストする登録内容を選んでいるところです。 マウスポインタをサブパネル上に置いてホイール操作をしています。
● 必要な登録内容を表示して「Enter」を押します。
キャレット位置に登録内容がペーストされます。
▪「Esc」でペーストを中止して、サブパネルを閉じることができます。
▪ ペーストは必ず「通常表示」の編集画面で行います。 また、編集枠内にキャレットが無いと、ペースト位置が定まらないので ペースト動作が生じません。
▪ ペーストが全く不本意な結果だったり、誤操作だった場合は、慌てずに編集アイコンの「 」を押して、元に戻します。
Bankの登録内容をバックアップする
Bankに登録したデータは、ブラウザを終了しても消えません。 しかしファイル化してバックアップするとより確実です。 また、9個のBankで足りない時は、ファイルにBank内容を書き出し、ファイル単位で管理すると無限に登録できます。
● 記事の空白行にキャレットを置き、「Ctrl + F11」でペーストの仮操作をします。
サブパネルの隅に「File」ボタンがあります。
●「File」ボタンを押すと、下のファイル専用メニューが表示されます。
●「登録データをファイルに保存」を押すと、PCのダウンロードフォルダーにファイル名が「FFP(n).json」の形で、ファイルが保存されます。
▪ 保存時の Bank1~Bank9 の登録内容が、1つのファイルに纏めて保存されます。
▪ ファイル名の(n)は自動連番で、ファイル保存するごとに数が増えます。
●「登録データファイルを読込む」を押すと、PC内にバックアップしたファイルを指定して読込む事ができます。
▪ このツールで保存した「FFP(n).json」ファイルを選択して読込みます。
▪ ファイルを読込むと、各Bankが纏めて更新されます。 これは同時に、それまでのBankの登録内容を上書きするので注意してください。 読込む前に必ずファイル保存をすれば、失敗が防げます。
▪ファイル専用メニューを閉じるには「✖」のボタンを押します。
サブパネルのWYSIWYGについて
各ブログの「本文幅」「本文の基本フォント」「フォントサイズ」とアメーバブログの「h要素」の基本設定を取り込んで、サブパネル上の登録内容が、なるべくブログ上の実際の表示デザインと一致する様にしています。
しかし、実際のブログの表示、編集画面の表示、サブパネルの表示を全て統一するのは、プログラムの大変な負担になるので、上記以上の補正はしていません。
とはいえ、登録した区画データは HTMLコピーに相当し、サブパネル上で本来と少し異なる表示になっても、ペーストすると登録元のデザインで再現される場合が殆どだと思います。
このツールの最新バージョンは、以下のリンクリストから探せます。