「UserStyles.org」から「UerStyles.world」へ
過去のユーザースタイルの投稿サイト「UserStyles.org」が、次第にサイト機能を失速させる中、これに対応して新たな移民計画が進行しています。
最初に、ミラーサイトとして「UserStyles.org Archive」が作られました。 これは、通信アクセスが悪い「UserStyles.org」上の投稿データをコピーし、良好な通信環境で代替公開するサイトです。 現在、「Stylus」で使用する投稿スタイルの取得と更新は、主にこのミラーサイトを通じて行われています。
これは、従来の「UserStyles.org」へ投稿されたスタイルを対象としたルートですが、それに代わる独自の投稿サイト「UerStyles.world」が既に機能しています。 未だ登録数は少ないですが、今後はこちらがデータベースの主軸になります。
現在の「Stylus」は、過去の「UserStyles.org」と新しい「UerStyles.world」の両方から投稿スタイルを取得する事ができます。 私は、「UerStyles.world」に未だ投稿用アカウントを作っていないのですが、期を見てスタイルデータの移行をする事になると思います。
「Stylus」の新しいボタン
下はメインの管理画面のメニューですが、❶「Get and share styles」というボタンが出来ています。
ボタンを説明する「ⓘ」ボタンを押すと、以下の説明が表示されます。
過去1年、非常に遅く応答をせず、多くの作成者が更新を停止した「userstyles.org」を置換えるために、新たなコミュニティ主導の「userstyles.world」が userstyleの作成者達によって設立されました。
という内容です。
この ❶「Get and share styles」のボタンを押すと、下の様な「UerStyles.world」の画面が開きます。
青いボタン「Explore userstyles」を押すと、「UerStyles.world」に登録されたスタイルを検索する画面になり、必要なスタイルを探して「Stylus」にインストールができます。 これが今後の移行先のデータペースです。
また、スタイル編集画面のメニューに、下の様なボタンが新しく追加されています。
「Using userstyles.world」❶ は、上の ❶「Get and share styles」と同じです。
「Publish style」❷ を押すと、直接に投稿画面を開く事が出来る様です。 私は、投稿用アカウントの登録が未だなのですが、下のログイン画面が表示されます。
この様に、「Stylus」のメニューに新設の投稿サイトのリンクを置く事で、今後の移行を促しています。 ある程度時間が必要と思いますが、非商業的な新しい投稿サイトへの移行が確実に進行しています。
「Stylus」の新設ボタンに対応した「Stylus LT800」
「Stylus LT800」は、「Stylus」自身の画面デザインをアレンジするスタイルです。 もちろん素の「Stylus」のデザインで、充分にCSSの編集や管理が出来ますが、このスタイルは暗背景やボタンの扱い易さなどを工夫しています。 また、ウインドウ幅を850px以下に狭めた時の操作性は、悪くないと思います。
今回は、新設の「Publish style」のボタンに対応した更新をしました。
下は、「Stylus」のウインドウ幅が狭い場合のデフォルトデザインです。
編集画面の各種メニューがウインドウ上部に表示されますが、少し雑然とします。 「Stylus LT800」を適用すると、下の様なプルダウンのデザインに変わります。
ポインターを乗せなければ、メニューが閉じてコード画面を広く使えます。 新設メニューの「Publish」の項目は、上図の様にメニューの一部を開いて表示されます。
「Stylus LT800」更新版をアップロードしました
上記の最新の更新版をアップロードしました。 このスタイルのインストール先・更新先は、以下のリンク先になります。
上記リンク先は「UserStyles.org Archive」の「Stylus LT800」の専用画面です。
このスタイルは Chrome版 / Edge版 / Firefox版 の Stylus用です。 お使いのブラウザに「Stylus」を導入していれば、このスタイルが使用出来ます。「Stylus」の導入手順については以下のページから記事を選んで調べてください。
「Stylus LT800」を初めてインストールする手順
● 上記の「UserStyles.org Archive」のリンク先を開きます。
上図の赤枠で示した Install with Stylus を押します。
●「Stylus」をインストールしている環境下では、「Stylus」上に下の様な画面が表示されます。 基本は編集画面ですが、左側のメニューが異なります。
● 上図の赤枠の「インストール」ボタンを押します。
これで「Stylus LT800」がインストールされます。 スタイルが「Stylus」自体に適用され、下の様な「暗背景」の「Usercss」の編集画面が表示されます。 読込まれているコードは、インストールした「Stylus LT800」です。
インストールは完了しているので、管理画面に戻り、他のウインドウを閉じます。
「Stylus LT800」を更新する手順
既に「Stylus LT800」を使用されている場合は、従来通り管理画面で「全スタイルの更新をチェック」を押して、更新を行ってください。
また、リストのスタイル行の更新ボタン「 」をクリックする事で、スタイルを個別に更新する事が可能です。「Stylus」は自動的に「UserStyles.org Archive」経由で更新チェックを行います。
セクション構成
「Stylus LT800 ver.2021.08.18」は、以下のセクション構成です。
Section 1 共通設定・管理画面 ver.2021.08.18
Section 2 スタイル編集画面
Section 3 {S}アイコンのポップアップ
Section 4 Stylusのオプション設定ダイアログ
Section 5 ボタン配色
Section 6 コード編集枠のスタイルオプション★
Section 7 スクロールバー配色オプション★(Firefoxでは無効です)
Section 8 管理オプション・編集オプションを表示するオプション★
Section 9 明背景の配色オプション★1
Section 10 暗背景の配色オプション★2
Section 11 背景色指定チュートリアル
スタイルのオプション設定や変更について
◎★印はオプションのセクションで、設定変更が可能です。
セクションの「適用先」設定で、オプションの有効/無効が変わります。
「正規表現に一致するURL」=「有効」
「URL」「次で始まるURL」「ドメイン上のURL」=「無効」
「適用先」を変更してスタイルを「保存」すると、設定が反映します。
◎オプション★1 オプション★2は、どちらかを有効にしてください。
★1 ★2 の両方が有効な場合は、★2が有効になります。
◎各オプションの内容は、セクション内のコメント行を参考にしてください。
更に詳しい内容は「Stylus」のアレンジに関する下の記事群を検索参照ください。
追記 Styls LT-800 (en-US) 版について
英語圏ユーザーはブラウザの言語は「英語」または「英語(アメリカ合衆国)」を選択しているはずで、そのブラウザ環境下では「Stylus」のメニュー等の表記は半角の英文字フォントが基準になります。
これは、漢字フォントと文字サイズやレイアウトが異なり、「Stylus」の画面表示が少しアンバランスになります。 これでは、英語圏のユーザーに使ってもらえないので、英文字フォントにレイアウトを微修正した「en-US版」を制作しました。
これは、以下からインストールができます。