スピーカーでギターアンプの音が決まる
スピーカーはエレキギターのアンプの音を大きく左右します。 ソリッドステートか真空管式か、出力のワット数、リバーブユニットなどは当然ですが、普通に寄り集まった練習や宅練習で音を出す場合、スピーカーの音の比重は大きいと思います。
CUBE-40は小型ですが、志が高くて「外部スピーカー端子」があります。
CUBE-40のスピーカーは10inchですが、この外部スピーカー端子を使って、メインアンプ(Guyatone改)の12inchのスピーカーを鳴らしてみました。
Guyatone改のスピーカーは JBL E120-8 で ギター/オルガン/PA用のものです。
大人しい E120
CUBE-40で別スピーカーを鳴らすテストは初めてでしたが、CUBE-40の高音のメリハリのある音が、とても大人しくなりました。 低域は少し増した感じです。 スピーカー径によって得意とする音域が違い、もろにそれが出ました。
CUBE-40を元のスピーカー(10inch)に戻し、TONE設定を全て12時、Guyatone改も全て12時の設定で音を比べると、やはり Guyatone(12inch)の高音はとても大人しい事が判りました。 これまで比較する事が無かったのですが、Guyatone改のスピーカーは、明らかに高域が控えめなのです。
で、Guyatone改の音を近付ける様にTONE設定をすると、HIGHが14時程度の設定になりました。 Guyatone改のTONE回路は一般的なもので、高音が控えめになるのは、ほぼスピーカー「E-120」の音に拠ると思います。
まあ、ドライブさせても痛い様な高域が出ないスピーカーなので、高域が欲しい時は TONE調整で良いのかなと思っていますが。
もっと煌びやかな音が欲しい時は
「E120」の周波数特性は公開されていない様ですが、スピーカーを変えると、もっと賑やかな音も出るのだろうと、贅沢な事を考えました。 実際に交換する勇気が出ないのでエアープロジェクトですが。
サウンドハウスを調べると扱っているメーカーは多く、12inchに限っても相当な数があります。 スピーカーは「使ってみないと判らない」ものですが、大手 CELESTION (セレッション)の製品を少し調べてみました。
12inchで 6500円~36000円程度、オーディオ用に比べると手が出し易い価格です。 やはり、マグネットと造りで価格が左右されます。 これはオーディオ用と同じで、価格はアバウトなグレードを示すが、必ずしも好みに合うかは別でしょう。
ちょっと売れ筋製品の周波数特性と価格などを整理してみました。
◎ ギター用で低い方の特性は、余り関係なさそうに思います。
◎ ブルーの部分 1kHz~10kHzが、スピーカーの個性を一番感じさせる部分かも。
◎ 12inchの仕様はすべて上限 5kHzの公称ですが、5kHz越えの(濃いブルー)範囲で10kHzあたりが、高域の耳ざわりを決める部分になると思います。
◎ 5kHz以上の特性は、スピーカーによって様々で謎です。
こういう特性を見ても、交換後の結果はさっぱりわかりません。 当たるも八卦、当たらぬも八卦。 レビューも当てになるとは言い難いし。
以下は気になる機種のリンクです。 やっぱり私はアルニコが好き。
結局、何の結論もない話になりましたが、とっかえひっかえでテスト出来たらなぁ。