Chrome 2018年4月下旬からの現象
Chromeのウインドウ内に黒い正方形のブロックが表示される現象が、4月下旬から頻発しています。 私の環境では発生するPCと全く正常なPCがある事から、特定のグラフィックボード(またはチップ)に生じる問題と推測しています。
ネットで最近のChromeのトラブルを調べると、以下の記事があり、時期がほぼ重なっているので、Chromeのバージョン更新が引き金になったのでしょうか。
効果が期待される対処法
現象が似たトラブルで別の原因のトラブルも有り得ます。 最初から決めてかからず、以下の方法を試し、改善があるかどうかを判断してください。
● Chromeの「ハードウエアアクセラレーション」を OFF にする
〔手順〕
Chrome のメニューバー右端の「 」→「設定」を押し「設定画面」を開きます。
「設定画面」を一番下までスクロールし、「詳細設定」を押します。
メニューが増えるので、更に下方にスクロールし、ほぼ末尾にある以下のメニュー「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」を探します。
上図の様にボタンが「青」は「ON」、「グレー」なら「OFF」です。 もしこれが「ON」の場合は、下の様に「OFF」に変更します。
ボタンを切替えると左側に「再起動」のボタンが出ます。 これを押すと開いているChromeの複数タブ・複数ウインドウの全てが「再起動」します。 Chrome上で編集や入力をしている場合は内容が失われるので、安全を確認してから押します。
以上で、ChromeのハードウエアアクセラレーションがOFFになります。
改善を確認する方法
Chromeのウインドウを2個、別々に開きます。片方でアメブロの「プロフィール画面」を表示し、もう一方で何でも良いので「YouTubeの動画」を表示再生します。
「プロフィール画面」でマウススクロールで画面の最上部から最下部を往復します。 グラフィック機能に負荷をかけているので、この操作でブロックが出易くなります。 しばらく繰り返して黒ブロックが出ないなら、改善されたと判断して良いでしょう。
もし改善が無い場合は、上記の「OFF」を「ON」に戻してください。
「ハードウエアアクセラレーション」は、PCのグラフィック機能(とりわけ動画やゲーム等に関する)を拡張する機能で、各社のグラフィックボート(またはチップ)の独自技術を利用して、より高度で早い描画を実現するものです。 この機能を生かすにはソフトウェア側の対応も関係し、各種の条件で、アクセラレーション機能が無効の場合や、不具合の原因になる場合も生じます。
その可能性を考慮して Chromeはこの「ON / OFF」のボタンを設けており、「OFF」にすると、他の場面で使えていたかも知れない拡張機能が、Chrome上では動作を止めます。 よく調べればマイナスがあるかも知れませんが、たかだかウェブ上の動画などに関する「無くても表示可能」な機能です。 もし明らかなマイナス点を確認したら、これはブラウザを変えるか、ブラウザのバージョンアップ、グラフィック関係ドライバーのバージョン変更などで、不具合解決の道を探す必要があります。 しかし、実際のマイナスは余り判らない様に私は思うのですが。
また、Chromeのバージョン更新は早く、「OFF」にした場合は、時々「ON」に戻して再発を確認すると良いでしょう。 デフォルトの「ON」が本当はベターですから。 この様な黒ブロック問題は、過去にも Chromeに限らず Firefoxの例もある様です。
黒ブロックについて調べました
以下は、私の問題を生じるPCで、黒ブロックを少し詳しく確認したものです。 問題症状の確認の参考にしてください。
◎ブロックのサイズは「256×256px」が基本です。 これが連なったり、一部がウインドウ端から隠れて長方形に見える場合があります。 この256の値は、いかにもハードウェアの関係を暗示しています。
◎画面の上層に表示されるだけでなく、表示要素の下層に表示される場合もあります。 下は私のブログページです。
◎アメブロのページデータが原因ではなく、他のブログやサイトでも生じます。 ただ、表示内容に関係するのか、ほぼブロックが出ないページもあります。
〔FC2ブログ〕
〔sites.google.com〕
〔エキサイトブログ〕
〔価格.com〕