以前に立甲について書きましたが、肩甲骨で支点を作るメリット。
それは脱力ができ、特に上肢の操作性が増すこと。
肩甲骨で支点を作ること(立甲の状態)は四足動物は得意中の得意です。
ならば、人間も本来は四足動物であったことを考えれば、同じ様にできるのではないか。
そう考えられます。
ですが、完全に四足動物の様になるのは不可能です。
それには決定的な違いがあるからです。
それは肋骨の形です。
肩甲骨は肋骨に張り付いていますが、人間の場合は肋骨の形が横長で楕円形なのです。(四つ這いの状態)
動物の場合は逆に、縦長です。
なので動物はそもそもが肩甲骨が90°に立甲しているので、横に倒れてしまうことが無いのです。
人間の肋骨は楕円形なので、硬い人は肋骨にへばり付いて肩甲骨が寝ています。
これは人間の二足歩行という進化の過程で、肋骨が楕円形(横長)に変わってしまったのです。
これにより、人間が肩甲骨を90°立てるには解剖学的に不可能なので、完全に四足動物の様な動きを得るのは限界があります。
ですが、殆どの人が立甲はできていない状態です。
これが0°〜10°、10°〜20°と少しでもできるようになるだけで、身体の変化やパフォーマンスはかなり変わってきます。
大事なのは自分が少しずつ成長しているかどうかです。
継続は力なり!トレーニングも頑張りましょう^ ^
以前サファリパークに行った時の写真です!
四足動物を狙っていたのですが、これは分かりにくい(笑)
すみません…(涙)おまけに可愛いカンガルーです😍