マインドコーチ&「居待月」という居酒屋を運営、そして一般社団法人チアフル 代表理事をしております丸山伸予です。
先日店に、英会話講師をされていらっしゃるおふたりの男性のお客様がいらしたときの話しです。
おひとりは、7年前くらいにアメリカから日本に帰国された、アメリカ育ちのハーフの男性。
もうおひとりは、大学からアメリカに留学され、アメリカ企業でお仕事をされたのち、日本に帰国された日本人男性のTさんです。
とくにTさんは、アメリカだけでなくイギリスその他の国に滞在されたことがあり、日本という国をグローバルな視点でご覧になることが出来る方。
そんなTさんと、日本は本当に物価が安くて、観光にはもってこいの国になってしまったねと、話しをしていました。
私はバブルの頃に20代を過ごしましたので、高いDCブランドや海外ブランドがもてはやされた時代を経験しています。
フランスの有名ブランド店でモノを買い漁っている日本人女性のマナーがなっていない・・・なんていうニュースもこの頃は耳にしましたっけ(^^;
ですが今日本は、各国の人たちが安全で清潔で食事も美味しい。
しかも物価が安い国として、行ってみたい国ランキング1位に選ばれているのです。
確かに、日本の公共のトイレは、どこもとても清潔です。
ロールペーパーは完備されていますし、手洗い場に石鹸や食毒液も置かれ、その上手を拭くペーパーや手を乾かす送風器まで用意されていますものね。
Tさん曰く、海外の公衆トイレは、水は充分に流れなかったり、紙が用意されているところはほぼ皆無・・・とのこと。
そういえば、40年前くらいの日本も、ロールペーパーが無いトイレってありました。
とはいえ、水が豊富に使える日本は、水洗トイレの水が流れないなんてことはほぼありません。
それに、恐らく公共のトイレに設置されているロールペーパーを盗んで帰る人もいないのではないでしょうか?
Tさんは、きっと海外のトイレにロールペーパーが完備されていたら、みんな盗まれちゃうに違いないとおっしゃっていました(^^;
そうなのですよね。
日本って、本当に色々な意味で恵まれた国なのだと思います。
なのに、日本人の幸福度は高くは無いのです。
これは、なぜだと思いますか?
私が思うに・・・
日本は恵まれていることが、今や当たり前になっているからなのではないでしょうか?
蛇口をひねれば、飲める水道水がいくらでも出ること。
公共のトイレがいつも清潔に保たれていること。
電車が定刻にやってくること。
コンビニが24時間空いていること。
どれも、他国では当たり前などではありません。
それを私たち日本人は、当然の権利として受けとっています。
そして、これら当たり前と感じていることが、少しでも損なわれると、文句を言ったり愚痴をこぼしたりするのです。
子供の教育もそうですが、与えられ過ぎると碌なことはありませんものね(^^;
でも、よ~く考えてみてください。
これら当たり前と私たちが享受している数々のことは、誰かが骨を折ってくれているから成り立っているのです。
もちろんそれを、「仕事だから」とか、「お金をもらってやっているんでしょ?」という人もいます。
けれど、誰かが骨を折ってくれているからこそ、私たちは快適に過ごすことが出来ているのです。
日本人は、当たり前のことが多すぎて、感謝する気持ちというものを忘れてしまっているのかも知れませんね。
もし可能なら、社会人になる前に、日本以外の国を数か国見てみることが大事かも知れませんね。
こんなに便利で清潔で安全な国は、他には無いに違いありませんから。
私たちも、欠けていることに文句を言ったり、愚痴をこぼすのではなく、今与えられている数々のことに、感謝の気持ちを忘れずに持ち続けたいものですね。
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