但し時には待ち時間で4ー5時間かかる事もある。
この日もA&Eへ行こうと決めた時、待ち時間を潰す為の準備をし、早朝であれば待っている人も少ないとの友人の助言の通り、次の日の朝6時頃に病院に着けるように家を出た。
病院に着いたら友人の教えてくれた通り、A&Eの待合室にいた人は付き添いの人も含めて5〜6人位。受付にも人は並んでいなかった。しかし、受付に誰もいなかったのでそこで待つ事、数分… やっと誰かがガラスの向こうに来てくれた。
名前、生年月日、登録しているGPの名前と住所を言って、今日来た理由を伝えた。旦那との事前の打ち合わせで、旦那:「いいか、どこかが痛いと言わないと本気で診てもらえないから、実際痛く無くても痛くて堪らないと伝えるんだ。」と念押しされていた私。ホントは痛くも痒くも無くて、ポコっとした もの しか自覚症状は無かったが、背中とお腹が痛い事にしてそう伝えた。
そして待つ事何分… BBCの朝のニュースが始まり、前に来ていた人が呼ばれた。多分その日の担当看護師さんが出勤して動き出したのだと思う。そうこうしているうちに、ポロポロといろんな人がA&Eへやって来る。私の名前が呼ばれて、待合室の直ぐ横にある小部屋へ案内される。「今日はどうしたの?」と聞かれ、左に何かある事、打ち合わせ通り、そこが痛くて背中も痛い事を伝え、血圧と体温を測ったら、また待合室で待つように言われた。
また待ち…
待合室のテレビはニュースが終わって朝のトークショウになっている。(そうだ、会社に連絡しておこう)と気がついて外へ出た。良いお天気だった。ボスに救急に来ている事を伝え、早く診てもらえれば午後から会社に行く事を伝えた。
また待ち…
どれくらい待っただろう。また名前を呼ばれた。今度は黒人の若い感じの男の人。一緒に奥の部屋へ案内された。「今日はどうしたの?」また同じ質問。さっきと同じで左側に なにか があって、痛くて、背中も痛い事を伝える。
「左側、診せてくれる?」「いつ頃から痛いの?」「血尿は出てない?」「オシッコ出る?」「はい、じゃあこのコップに半分位とってきて。トイレはあっちね。」と、プラスチックのコップを渡される。
トイレから戻ってコップを渡すと、「おおー透明で綺麗なオシッコだねー。」と褒められる。その場でリトマス試験紙みたいなので尿検査。
ドクター:「血尿本当に無かった?」と再度確認される。
私:(オシッコの後、毎回良く確認してる訳でもないから確信はないけど)「気がつく限り血尿は無いです。」
ドクター:「背中とお腹が痛いってどのくらい痛いの?」
私:(ゲッ、どれくらいってなんて答えよう)と答えに躊躇していたら… 咄嗟のウソと英語で何て単語を使えば良いのかが判らなかった
ドクター:「オッケー、オッケー。良いか?最高に痛いのが10でこの辺り(と言って手を挙げて指差す)、全然痛くないのがこの辺り(と言って床を指差す)で0だ。さぁ、君の痛さはどの位だ?」
私:(よく分かんないけど、エイっ)「この辺りです。」と言って、ドクターを指差す。「ナンバー、ファイブ」
ドクター:「オッケー」と言って、今度は部屋の向こうにいると思われた看護師さんにこれまた大きな声で「○○(その人の名前)上の階に行って、今日、空きがあるかどうか確認して来てくれる?」
ドクター:「はい、じゃあその間にちょっとお腹、触っても良いかな?」
いつも不思議に思うのは、私は左側に 何か があると訴えているのに、どのドクターも必ず右側から触診が始まるのだ。この日も右側から真ん中、そしてその もの へ。
ドクター:「ここの痛さはどれぐらい?」
私:「ナンバー、スリー」
ドクター:「押すと痛い?」
私:「痛さは特に変わらない」
ドクター:「オッケー、ありがとう」
そうこうしているうちに、上に確認に行ってくれた看護師さんが戻って来て、封筒に入った手紙を手渡してくれた。
ドクター:「今日は空きが無かったので、一番早く予約が取れる日にブッキングを入れて、ほら、手紙ももらって来たよ。これで君はハッピーになれるかな?」
私:「はい、ありがとうございます!」
ドクター:「いいかい、もし血尿とか血便が出たら、直ぐにA&Eにまた来るんだ。いいね。」と、血尿の所では腰の前側で手をグーパーさせ、血便の時には手をお尻の所に持っていってグーパーしたジャスチャー付きで。(笑笑
こうしてやっと私のウルトラサウンドスキャンの予約がとれたのでありました。ポコッと出てきてから3ヵ月、GPへ行ってから1ヵ月が経過していた。