抗がん治療にロックダウンと人生初の出来事が重なって、毎日何をする訳でも無く、ただただ時間が過ぎ去っていきます。5月。気がつけば、もうすぐ あれ から1年が経とうとしている。


前回は、GPに触診してもらい、スプリーン と言う初めて聞く単語に戸惑った所まで書いて話が止まってしまいました。



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さてクリニックを出た所で、歩きながら スプリーン をググった。脾臓。脾臓って何よ?ググってみて確かに その 位置にある事を確認。何の臓器なのか?読んでもよく分からない…


うちに帰って旦那に話す。そして更にググってみて更に不安が増してきた。何で?(この時点では絶対に脾腫だと思いました。ものがあった位置がまさに脾臓の位置だったので)


旦那に医者は何て言っているのか、と問い詰められたけど、もう私の頭の中で覚えている単語は スプリーン だけ。GPがスキャンの予約をプッシュしてくれたから、病院から手紙が来るまで待つしかないよ、と話して会話が途切れた。



ここからイギリスの医療機関の最大の問題点である「予約待ち地獄」が始まった。毎日待てど暮らせど、手紙なんて来るはずもなく… 短気な旦那が痺れを切らして「A&Eに行って診てもらおう」と言い出した。実は親しい友人のひとりにA&Eの看護師がいて「とにかくA&Eの医者に診てもらって、その医者が急を要すると判断したら、直ぐにスキャンも撮ってもらえるかもしれないから、早くA&Eへ行った方が良い」と言われたそうだ。




腹をくくって連れて行ってもらう事にした。


6月も半ばになろうとしていた。



=====今日の単語=====
Splenomegaly = 脾腫
脾腫(脾臓の腫大)=脾腫自体は病気ではありませんが、その原因になっている病気があります。脾腫を引き起こす可能性がある病気はたくさんあります。
▪️感染症、貧血、がんといった多くの病気が脾腫を引き起こすことがあります。
▪️通常、特有の症状がみられることはありませんが、左上の腹部や背中に膨満感や痛みが現れることがあります。
▪️一般には、触診で脾腫を判定できますが、超音波検査などの画像検査を行って、脾臓の大きさを測定することもあります。
▪️通常は、脾腫を引き起こしている病気を治療することで対処しますが、脾臓を摘出しなければならないこともあります。