シルク&クレイアート
工藤愛子さまの「荷花彩々」展が始まりました。
「荷花」とは中国語で蓮の花を意味するそうです。
シルクと樹脂粘土を用い、蓮の花や果物を製作なさっています。
もともと生のお花のフラワーアレンジの先生をなさっていましたが
その後、リボンフラワー、さらに面積の広い布を使ったフラワー制作
布では出ない量感を補うために粘土も使ったクレイフラワーと
さらなる表現を求めるために素材も変化してきました。
ギャラリーの扉を開けると、パティオの真ん中に
蓮が太陽の光を真上から浴びて気持ちよく咲き誇ってます
満開の蓮は花びらがシルク、
中心の花柱の部分は粘土が素材となっています。
葉っぱ上の水滴は、ガラス玉。
思わず触ってみたくなります
花びら、葉っぱの動きは何種類かの小手アイロンを使って表現します。
しわが入らないように、何度も何度も丁寧に時間を掛けて
カラフルな果物の盛り合わせ
発泡スチロールを芯に、油絵で着色しています。
和室のアレンジは一転して、「静」の雰囲気が・・
花びらは墨で着色しています。
床柱をうまく利用して、蓮が絡みついています。
見た目だけではなく、蓮の茎の柔らかさなどを表現するために
ワイヤーの上にミラーシートを巻き付け
さらにペースト粘土をすり込むなど、
さわり心地にも拘っていらっしゃいます。
外のアプローチの草むらの中の鬼っ子が
ちゃっかり蓮の葉で遊んでいました。
新しいジャンルの作家です。