Pelvic health rehabilitation ぺるりは教育に対する私の想い | 骨盤底のプロ・マダムフリーランス熊丸真理

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福岡県福岡市六本松で『骨盤底筋トレーニングサロンはぴくま』営業中!
骨盤底のお悩み(尿漏れ・頻尿・子宮脱・性交痛・骨盤のゆがみ・姿勢・呼吸)に関する情報と、50歳でフリーランスになった私の人生最後の大冒険についてもリアルタイムで経過を発信。

骨盤底理学療法士の熊丸です。
今日は新しい教育事業の話。

ずっと考えていたのが、教育事業についてなんです。
ワタシは今、非常勤での病院勤務と、自分の整体サロンと2つの仕事を主に行っています。その他病院様や地域のご依頼を受けて講師業も行っています。
それで、自分が教えるセミナー事業(教育事業)もずっとやりたいことの1つだったんですが、ここ半年(いやもっとかな)引っかかっていたのが、「なんでわざわざ私が教育やらないけんのかな?私でなくても今はウィメンズヘルスリハビリテーションを学べる場はいっぱいある(内容は様々)。準備も大変だし自己研鑽も欠かせない。それよりお客様や患者さんの施術やリハビリをしていた方が社会のお役に立てるんじゃないか。」という点にとても引っかかっていたんですね。

もう1点が、ウィメンズヘルスリハビリテーションを仕事にしようと思っている方には良く分かっていただけると思うんですが、勉強しても自己研鑽しても、自己投資しても、働く場所がない、もしくは少ないっていう問題です。
普通に考えたら産婦人科の産前産後リハビリテーション科とか、泌尿器科の骨盤底筋指導外来で働けば、今まで学んできたことが生かされると思うんですが、いかんせんそういうところが(ほぼ)ない。働く場所がないというのが現状じゃないでしょうか。
(以前のブログにも書きました)
働く場所がないのに、自己研鑽自己投資にばかり時間とお金を費やして、その費やした時間とお金はどこでいつ回収する?という矛盾を助長するのは事業者としてどうなのか?

それで、どうしてもウィメンズヘルス系の仕事をやりたいなら自宅サロンとか開業!ってことになりますね。ただ、開業!ってなるとリスクも多少ありますし、当然経費もかかります。プレイヤーだけじゃなくマネージャーとしての能力も問われるわけです。開業初期に一番難しいところは集客じゃないでしょうか(私もそうでした・・)。
 

今日は開業の話をしたいんじゃなくて、じゃあ、もっとリスク少なくプレイヤーに徹してお仕事をしたい、医療現場でウィメンズヘルス分野の仕事したい!ある程度の安定収入が欲しいってなったときに働く場所を作りたいなと思ったんです。
それで今ははっきりとは言えないですが、近い将来、医療現場で、はっきり言えば産婦人科や泌尿器科で理学療法士や作業療法士が働ける場所を作っていきたい、と思っています。

私がなぜそう思っているのか?
理由はいくつかあります。
①ウィメンズヘルス理学療法の研修会や勉強会は多くなってきて自己研鑽できる場は増えてきたが、実際のリハビリテーションサービスは一般のママやプレママ、尿漏れや骨盤臓器脱の方など必要とされる方に十分に届いていない。サービス提供側としたら、提供できる場所(病院)がない。
②前職(リハビリ養成校教員)でたくさんのPTOTSTの卵と向き合ってきました。彼らが卒業し社会に出て働いていく間に、キャリアパスとしてのステップアップを考えたときに方向性の1つとしてウィメンズヘルス関係があるが、その道での就職がほとんどないというのはおかしいんじゃないか(男女問わずです)。
③ワタシがフリーの理学療法士になって、時間の自由も教員時代に比べるときくようになりました。様々な関係者(泌尿器科医、病院経営者、産婦人科医、助産師など)とコネクトできる立場にもなってきました(年の功)。であれば、産婦人科様や泌尿器科様でリハビリを必要とされているところと、リハビリテーションサービス提供したい理学療法士作業療法士を『つなぐ』役割をするのは自分しかないんじゃないか。
と、考えるに至ったんです。

それでですね、いきなりじゃあー明日から泌尿器科で仕事してもらえますかーってなっても、興味があってもなかなかむつかしいこともありますね。骨盤底のリハビリテーションはマンツーマンでしかも個室で行うことがほとんどです。最初は相談できる環境も必要かと思います。


そのための『骨盤底のリハビリテーション』教育講座を8月から開始します(長期講座は10月からスタート予定です)。

講座は2種類あります。

①単発講座
②長期講座

①の単発講座は基本的に1か月に2回、同じ内容の講義をzoomで行います。実技中心の対面セミナーも企画します(その場合は月1回の開催になります)。講義内容は月替わりにしていきますが骨盤底リハビリテーションの内容が主になってきます。頃合いを見て産前産後のリハビリテーションの内容も入れていく予定です。

②の長期講座は、体系的に骨盤底のリハビリテーションを臨床で働けるレベル感で学びたい人向けです。3か月の講座になります。前半はオンライン講義、後半に骨盤底筋のエコー、触診を中心とした実技指導と泌尿器科病院(福岡県になります)での骨盤底筋指導外来の見学実習を予定しています。
また、当分の間は骨盤底リハビリテーション講座のみの実施ですが、将来的には産婦人科病院で働けるレベル感で、産前産後のリハビリテーション長期講座(3か月講座)も考えています。

また、必ずしもこの講座を受けた方が泌尿器科や産婦人科で働けることを保証できるわけではありませんが、ここでお伝えする内容は私が8年間で延べ3000症例以上の患者様の骨盤底リハビリテーションを実際に実施して得た知識もお伝えできると思っています。もちろん文献等もできる限り提示し、臨床レベルで使える実用的かつエビデンスベースの内容をお伝えしていきます。

ぜひ、骨盤底リハビリテーションを具体的に臨床で通用するレベル感で学びたい理学療法士、作業療法士の方に受講していただければ幸いです。日程や内容などの内容詳細は来週私のinstagramで発表させていただきます。こちらのブログからも飛べます✈のでぜひチェックしてくださいね。

尿漏れ、頻尿、骨盤臓器脱、GSM、骨盤痛などの下部尿路症状をお持ちの女性はとても多く、日本人の40歳以上の6割以上はこれらの何らかの症状をお持ちであるとの統計があります。この問題は骨盤底リハビリテーションで解決できる可能性が高いと私は思っています。ぜひ一緒に患者様、お客様のQOLを向上させる骨盤底リハビリテーションを提供できるようにしていきませんか?

今日もステキなパンツでお過ごし下さい✨✨